もりあきのお勧めベルギービール(ゴールデンエール編)
はじめに
私がお勧めしたいベルギービール。今回は、ゴールデンエールを紹介したいと思います。
ゴールデンエールとは、名前のとおり、日本のビールのように淡く美しい金色で、アルコール度数が高くコクはあるが口当たりはまろやか。度数の高いものは、とくに「ストロング・ゴールデン・エール」といいます。代表的ビールは、「デュベル」ですが今回はそれ以外で、もりあきのお勧めベルギービール「ゴールデンエール」を3点紹介したいと思います。
なお、今回も写真は過去と併用しています。
ゴールデンエール
ラ・ギロチン
もりあきがゴールデンエールでの1番のお勧めはラ・ギロチンです。
飲みやすく、ついつい油断をしているといきなり酔ってしまう名前の通りのビールです。
ギロチンは、断首台の考案者であるフランスの医者、ギロチン氏にちなんだ名前で、ラベルにも断首台が描かれています。グラスはチューリップ型と複合型の2種類あります。ラベルや瓶も、少しづつ変わっています。
特徴は透き通ったゴールドです。
香りは、オレンジ、りんご、パイナップルのようなフルーティーな香りに加え、コショウのようなスパイシーな香りもあります。
味は、口に含むと、最初は甘味を感じますが、あとで柑橘系の苦味のようなアルコールを感じます。
ルシファー
次にお勧めは、ルシファーです。ビールも良いのですが、海外ドラマの「ルシファー」の影響がほとんどです。このドラマを見ながら、ルシファーをチビチビ飲むのは最高です。
ルシファーはアルコール度数が高くホップの美味しい後味が特徴のゴールデンビールです。
ルシファーは金色でクリーミーな泡が特徴。フルーティーな香りと少々の苦味(3種のホップ(マグナム、スパルト、サーツホップ)を醸造過程で使用)があり、バランスがよい味わい深いビールです。
ルシファーは、元々は天使でしたが、神に反抗したため神の敵対者になった「サタン」或いは「堕天使」として扱われています。そのためなのか分かりませんが、グラスは聖杯の持つところを取り、代わりに下の部分が厚くなった特種グラスとなっています。
デュベルカシミヤ
最期のお勧めは、デュベルカシミヤです。
このビールは、フルーツビールかと思うくらい、柑橘系の味がします。3種類のホップ(ザーツホップとスティリアン・ゴールディングホップは最初の製造段階で、3番目のホップカシミアホップはドライホッピングの段階で加えられます。)により、香りと味が形成されていると思われます。
もとは2007年にスタッフの為だけに造られた試作品だったのですが、その出来があまりにも素晴らしかったので、2010年からデュベル・トリプルホップを毎年異なる配合で製造することになりました。
2016年、シトラ・ホップの入ったデュベル・トリプルホップは、過去に造られた6種類の中でデュベルファンから一番に選ばれました。しかし、このシトラ・ホップを使ったデュベル・トリプルホップを年中飲むことができるからと言って、新しいホップに目を向けていなかったと言うわけではなく、2019年にカシミアホップを使ったビールが誕生しました。
特徴は、淡く透き通ったゴールドで泡持ちもとても良いです。
香りは、白桃、メロンのような甘いフルーツの香り、レモン、グレープフルーツ、オレンジのような柑橘系の香り、はちみつや干し草のような香りもあります。
味は、口に含むとトロピカルフルーツのようなフレーバーをともなったなめらかな甘み、そしてしっかりとした苦味も感じられます。炭酸が強めで、アルコールのボリュームもしっかり感じられるミディアムボディです。後に柑橘を感じる苦味が長く続きます。
なお、このビールは、年に1度の限定商品になっています。
最期に
ゴールデンエールの代表的なデュベルシリーズがあります。紹介したデュベルカシミヤの他、デュベル、デュベルシトラス、デュベル666、デュベルグリーン(現在日本では販売していません。)等。その他のゴールデンエールとして、ホメル、デリリュウムトレメンス等。ゴールデンエールではありませんが、デリリュウムレッドは、デリリュウムトレメンスを基礎ビールとしてチェリーを混ぜたビールです。探せば、まだまだ、沢山ゴールデンエールのビールがあると思います。是非お試し下さい。
今回はもりあきのお勧めベルギービール(ゴールデンエール編)としてまとめました。次回は「ホワイトビール編」のお勧めをまとめてみたいと思います。
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参考文献および引用文献サイト
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