10/14~15 鉄道開業150年を祝して、最古の駅・新橋ー川崎ー横浜をつなぐビールイベント開催!
ビールに愛された皆さまへ!
鉄道とビールはとても相性が良い。というのは、多くの方に共感して頂ける共通概念ですよね。
鉄道ファンでもあるビールマニアを確認すると、身の回りの友人知人を見渡しても、必ずや何人か数えられるのではないでしょうか。
そんな愛すべき鉄道も、何と今年は開業150年です。あちこちで記念イベントや記念品の販売も数多く見られますよね。
目次
鉄道開業150年
鉄道が開業した150年前。1872年は明治5年、まだ御維新から5年というのですから、驚きの速さです。近代国家を作り上げようとする国の上層部が、いかに鉄道を重要視していたかが分かりますね!
近代史と共に発展を遂げた、というより、近代日本の発展に大きく寄与してきた鉄道。その恩恵は計り知れず、それから150年、昨日も今日も、安全第一・安定輸送で列車は走り続けています。先の大戦のおりに空襲などを受けた都市でも、その数日後には鉄道は再開されていたという記録もあるのですから、日本という国の底力を象徴しているのも鉄道といえるのかもしれません。
最古の鉄道駅
150年前、1872年に日本で最初の鉄道が開業し、営業運行を開始したときから、新橋と横浜の間にある川崎駅は、最古の歴史を持つ駅です。開業時には現在も営業する日本最古の鉄道駅である、この新橋・川崎・横浜の3駅をつなぐ絆は、今も昔も変わらぬ1067㎜の幅でつながるレールです。
ハチ公は子犬
長い歴史をもつ最古の駅たちの目線で、周辺の巨大ターミナル駅と呼ばれる有名な駅を見てみましょう。
東京駅は1914(大正3)年開業で、最古の駅より42も年下の新参者で、歴史感あふれる丸の内ドームの大復原工事も「また建て替えたの?あの若造」と思われてるし、 渋谷駅にいたっては1885(明治18)年開業とまずまずの歴史はあるものの、出自としては民間鉄道事業者によるもので、開業の日の利用客はゼロというありさま。ハチ公などは足元でコロコロ走り回る子犬にしか見えていないようです。
申し訳ないですが、開業の日に、国家元首である明治天皇や政界トップ、外国の貴賓客を招いて御召列車が走ったことと比較すると、格が違うとしか言いようがありません。
※あくまで、最古の三駅からの視点というお話で、日本を代表するような素晴らしい大ターミナル駅を揶揄や卑下する意図ではなく、この3駅がいかに先輩なのかを表したものです。
JR東日本とのコラボイベント
さて、かねてより、ホテルメトロポリタン川崎ともコラボビールを提供し、川崎市が誇るプロサッカーチーム・川崎フロンターレとの共同開発のビールを醸造するなどの実績のある東海道BEER川崎宿工場が中心となり、今回の鉄道開業150年を祝って、なんとJR東日本公認で、公式ロゴマークの使用許可も下りたビールイベントを主催します。
イベント会場となるのは、JR川崎駅北口から京急川崎駅へ向かう経路上の、京急川崎駅付近の歩行者専用道路です。(会場に大きく掲示が出されますので、分かりやすいはずです!)
JR側には新しいビル、京急側は高架下の店舗が並び、今風に壁面緑化などでオシャレな雰囲気を醸しています。そこで鉄道の歴史に思いを馳せ、おいしいクラフトビールで祝杯を挙げられるイベントですから、鉄道ファンにもビールファンにも、嬉しい企画ですよね。
新進気鋭の3ブルワリー
さあ、この歴史観に根付いたビールイベントに参加するのは、どんなブルワリーでしょうか。
新橋駅-KUNISAWA BREWING
まずは新橋駅、KUNISAWA BREWINGです。2022年開業したばかりの新しいブルワリーですが、上質で本格的な設備にてラガービールをフラッグシップ銘柄として醸造する、これからが楽しみなブルワリーです。代表でブルワーの國澤氏は、もともとは江戸時代から続く歴史ある商家のお家柄。母体となる河内屋は海運業から始まったと言われており、港区周辺で様々な業種を展開し、近年は総合印刷会社として、そしてこだわりの文具ブランドの設立で国内外に販路を広げています。先祖代々、受け継いできたモノづくりの精神や時代を駆け抜けてきたビジネスセンスが、ビール造りにも活かされています。
川崎駅-東海道BEER川崎宿工場
川崎の地で明治時代から続く岩田屋のオーナーである岩澤氏が、地元活性化のリノベーション事業の一環としてクラフトビール醸造所の立ち上げを企画し、そこにクラフトビール界の風雲児、奇才、ハーブの魔術師、元物理学講師として名を馳せた風上麦酒製造の田上氏をブルワーとして招いて2018年12月にスタートしたのが、東海道BEER川崎宿工場です。
オープンに際しては川崎市長をはじめとした地元公的機関、そして「風上の田上さんが新しいことをやるぞ」と期待に胸を膨らませたビアファンが多数押し寄せ、一時間以上の行列ができたほどでした。先述の通り、川崎市と宮崎県の「宮崎県と川崎市の連携・協力の取り組みに関する協定」に関わりホテルメトロポリタン川崎(JR東日本グループ企業)のオリジナルビールとしてSAKISAKI CRAFTの醸造をしています。また、川崎フロンターレとの共同開発であるFRO AGARI YELLを発売するなど、いまや地域の顔として欠かせない存在です。
クラフトビール 東海道BEER川崎宿工場 (tokaido.beer)
横浜-NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブルワリー)
港町横浜にぴったりな、複合商業施設横浜ハンマーヘッド。とにかく横浜らしい、港を一望できるロケーションが素晴らしいレストラン ニューアメリカン・グリル&ブリュワリー「QUAYS pacific grill」の 1階に、クラフトビール醸造所「NUMBER NINE BREWERY」(ナンバーナイン ブルワリー)があります。
ブルワーの齋藤氏は国内外のクラフトビールブルワリーで修業を重ね、2019年10月にオープンしたNUNBER NINE BREWERYで、今まさにその実力をいかんなく発揮させ、注目を集めています。
横浜エリアで、第一世代といえる横浜ビール・横浜ベイブルーイングほか、近年どんどん増えてくるブルワリーの中にあって、ニューカマーの中でも中堅トップともいえる存在感で頭角を現しています。
意気込み注いだ新銘柄
さて、このイベントでは鉄道開業150年にちなんだビールが発売されることになっています。当日のビアブースでドラフトで飲めて、そしてボトルでも販売されます。
鉄道開業150年記念瓶ビール『THE-THREE-STATIONS』720mL
このビールには横浜-川崎-新橋の3駅の絆が表されています。東海道BEER川崎宿工場で丹精こめて作られ、非常に趣のあるラベルに包まれています。こちらのブルワリーでは初の720mlの大瓶の商品となります。価格は3,000円ということで、少しお高めではありますが、財務省発行で造幣局から販売される記念貨幣(1,000円銀貨=販売価格12,300円)と比較しても、そんなに高いものではありませんね。
この『THE-THREE-STATIONS』のボトルでの発売はイベントの10月15日(土)です。イベント後は、東海道BEER川崎宿工場のオンラインストアでも購入可能です。限定商品なので、是非この機会にお求めくださいね。
イベント概要
イベントの詳細については、東海道BEER川崎宿工場のFacebookページをご確認下さい。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。