ビール広告、撮影の話ー3
コラムは火曜担当なんですが、1日間違えてたことに今気づく!!
慌てて更新しますが申し訳ありません。
前回の続き。
しりあがり寿さんはキリンビールの宣伝部時代、
「一番搾り」ができる時に担当していました。
雑誌編集者として普段はイラストをお願いしているわけですが
「一番搾り」のタイアップ記事では、メーカーの担当者としてのお仕事。
不思議な感じがしましたね。
ちょうどたまたま『日刊ゲンダイ』を読んでいたら
「一番搾り」誕生秘話みたいな記事があって
しりあがりさんが本名で(あたり前だが)コメントしていて
それを読んで驚きました。
ラベルの、あの微妙なアイボリーの色合い出すのに
100回近く色校正を出したようなことも書かれてました。
で、お店何軒かで「一番搾り」の瓶を入れ込んでの撮影をやりました。
「アートマイザー」はスタジオで<物(ブツ)撮り>だけにして、
現場では、瓶には生の水滴で撮影。
店内や人物を入れ込んだ<引きの写真>では
瓶も小さくしか写らないので
雑誌記事レベルではそこまで神経を使いきれないという感じです。
純粋な広告ならそうはいかないでしょうね。
とはいえ、なるべく<シズル感>は出したいので
撮るアングルや構成を全部整え、ポラロイド見てよしこれでいけると
なったら、本番を撮る寸前に、冷蔵庫から瓶を出してさっと撮ります。
でもちょっと長引くとすぐに水滴が流れていく。
なのでまた新しいのを出すとかやるわけです。
すると、終ったら何本も空いていたりする。
しかし、次の店に行かなければいけないので
飲むわけにはいかない。
あれがなんとも悔しかったですね。
というあたりでまた次週。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。