今日は何の日?10月28日はチェコ共和国の独立記念日!
ビールに愛された皆さまへ!
今日、10月28日はチェコ共和国の独立記念日です。
10月27日、東京都渋谷区にあるチェコ共和国大使館において、ナショナルデイのレセプションが華々しく開催され、ビアジャーナリストである私もご招待を受けて参加してきました。
チェコといえば、やはりピルスナーの発祥の地。この日も、アサヒビールさんがおいしいピルスナーウルケルをドラフトでサービングして、会場の雰囲気を盛り上げていました。
ピルスナーウルケルといえば、極東アジア担当のブランドマネージャーでタップマスターの先生である、アダム・ブルチェック氏を思い出しました。サービングをしてる方に、「アダムは今、どこに住んでいるんですか?」と、尋ねると「僕も今日初めて会ったのですが、今は香港に住んでいますよ」とお返事が。
「え?今日はじめて会った?」
「ほら、今日はゲストとして招かれていて、そこにいますよ」
テーブルの向こうに、いかつい肩をした背の低い、懐かしいブロンドの横顔が!
一ファンとして、何度かイベントでお見掛けしただけなのに、思わず駆け寄ってしまいました。
そして、今日はゲストとして参加しているというのに、我儘を言ってサービングまでしてもらいました。
やっぱり、ヘッドタップスターが注ぐウルケルは、違います。泡のきめの細やかさは同じようでも、味と香りが変わるのです。それまで、アサヒビール社員の方々に「ハラディンカで!」「シュニットで注いでください」と、おふざけでお願いしていたのですが、本物のタップスターが入れるハディンカの鮮やかさは格別でした。
※ピルスナーウルケルには注ぎ方によって名前が付けられています。詳しくは過去の記事もご覧くださいませ。
ピルスナーウルケルのタップスター第二陣の凱旋! PUの魂を伝える伝道師が未来を照らす | 日本ビアジャーナリスト協会 (jbja.jp)
そして、やはり人気者です。多くの方がアダムの注ぐピルスナーウルケルを飲みたい!と並び始め、あっという間に行列が出来てしまいました。
日本とチェコの国交の歴史は長く、このレセプションには主賓として国会議員の衆議院議長の細田博之氏に、副議長の海江田万里氏も訪れ、祝辞を述べ、土佐鶴という日本酒の大樽で鏡開きをしていました。
こういったレセプションでは異業種の方とお話できるのがとても楽しいものです。大手企業の海外向けのお仕事されている女性と仲良くなり、チェコの歴史を専門に研究をしている大学の先生と談笑し、自衛隊の方もいたので制服にびっしりつけているバッヂや記章についてお話を聞かせて頂いたりしました。
もちろん、立話レベルでも、ビールの素晴らしさをしっかりアピールすることは忘れません。
ウクライナとも親交の深いチェコ共和国にとっては、ロシアの軍事侵攻も他人事ではなく、マルチン・トムチョ在日大使のスピーチの中でも語られていました。
国と国とが、互いに理解し尊重しあう、そんな関係性を育てていくためにも、こういったナショナルデイのレセプションでの交流も大切にされているのだろうと、改めて感じました。
カレンダーに、ビールのおいしい国、行ってみたい国の建国記念日や独立記念日を書き込んでみるのはどうでしょう?ウィキペディアで、独立や建国の歴史を調べてみるのもいいですね。
その国をより身近に感じ、いっそう好きになるきっかけとなるかもしれません。
チェコの乾杯のあいさつは「ナズドラヴィ-Na zdravi」
意味は「あなたの健康のために」です。
いいですね。ビールを飲んで健康を祝うという考えが、国民1人あたりのビール消費量が群を抜いて1位のチェコならではです!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。