[イベント]2022.11.2

フレッシュホップフェスト2022 ホップへの熱い気持ちを藤原代表に聞く!【JBJAChannel】

ビールに愛された皆さまへ!

先月末の10月29日と30日、JBJAでもサポートを続けているフレッシュホップフェスト2022のメインイベントが、東京都渋谷区のSPRING VALLEY BREWERY TOKYOにて行われました。
私達JBJAChannelも、この年間通じての活動の最終章を華々しく飾るイベントなので、出かけて参りました。
そして、ビールやグルメを愉しみつつ、いろいろな方とお話をすることができました。

フレッシュホップフェストで藤原代表の熱い気持ちを聞いてみた!

今週は第一弾、身内ではございますが、日本ビアジャーナリスト協会代表・藤原ヒロユキ氏へのインタビューです。

ホップ農家 兼ビアジャーナリスト兼イラストレーター

2012年から、縁のある京都府の北部にある与謝野町という場所でホップ栽培を始めた、藤原代表。

その時は趣味の延長だったのに、町を上げての産業としてホップ栽培がはじまるきっかけとなり、その第一人者として参画することになります。
東京-与謝野を行き来しながらホップ栽培を続けていましたが、2019年には長年住んでいた東京を離れ、与謝野町へ移住。そこから本格的にホップ農家へと転身します。(ビアジャーナリストもイラストレーターも、しっかり兼業中です!)

シティボーイだった藤原代表も、すっかり田舎暮らしに染まり、自然ゆたかな与謝野の季節の画像を日々SNSなどで投稿しています。白い軽トラに、ちょっとカッコイイ農作業用のゴム長靴、雪に覆われた冬の圃場、優雅な薪ストーブの炎など、カントリーライフを優雅にお過ごしのようです。
(その実、農作業やストーブの薪割りなど、苛酷な裏側もあるかと思いますが…)

日本産ホップに力を入れている理由

藤原代表が海外のビアアワード・ビアコンペに審査員(ジャッジ)として参加する中、外国人のジャッジやブルワーの方々から、

「日本には良いビールが沢山あるけど、日本のオリジナルっていうビールはどんなもの?」と聞かれ、答えに困ってしまう場面があり、

和風の柚子や山椒といった副原料で、注目を集めて賞を獲るビールもあるけれど、

「やっぱり、モルト・ホップ・酵母・水の4大原料で形作れたら」という思いのもとで、「ホップの国産化」という目標に行きついたのです。

 

ホップ農家が魅力ある職業になるために

若い人が、夢を持って参入してくるような業界であり続けてほしいですね!
とこちらから希望を伝えると、

SPRING  VALLEY BREWERY 京都では、与謝野IPA(与謝野産ホップを100%使用したIPA)が通年で提供されている。
そういったものを全国に広めていって、日本でホップを育てる農家が、持続可能な魅力ある職業であるということを、若い人たちにも知ってもらいたい。

と、熱く語ってくれました。

日本産ホップのお祭り フレッシュホップフェスト

初夏から晩夏にかけて(地域によって変わります)、全国のホップ畑ではホップの毬花が収穫されます。大規模な圃場(ホップの畑)では、海外のように機械で刈り取り分別する装置もありますが、機械によるものでも、ホップの収穫はそうとうな手間がかかります。

なんと与謝野のホップは手摘みで行われている?!1本の株の毬花を1つ1つ見極めた上で、過熟・未熟を避けながら一番いい時期の毬花を収穫するのです。

大切に育てられ、丁寧に収穫されたホップを、文字通り、獲れたての「フレッシュ」な状態からビールを造ったのが、このフレッシュホップフェストで提供される「フレッシュホップビール」です!

生の、獲れたままの状態でタンクに入れる方法もあれば、収穫から数時間以内に急速冷凍をしてフレッシュな状態を保つようにした冷凍ホップを使ったものなどもあります。

そして、その一つのピークとしてのフレッシュホップフェスト。
代官山でのこのイベントだけでなく、全国のブルワリーで出来上がったフレッシュホップを使ったビールが開栓され、飲まれています。

お祭り気分で、ホップの冠を身に着けて楽しんできました

 

人気のフレッシュホップフェストビール、まだ飲めるかな?

イベント中は30種類以上のフレッシュホップビールが提供されていましたが、途中で予定数量が終わったビールも多くありました

獲れたてのホップという季節モノを原料にしたフレッシュホップフェストビールなので、醸造した量が終われば、また来年!となるのは仕方ないことです。

もう、飲めないのかな?

と、がっかりするのはまだ早いです。もしかしたら、どこかにまだ販売されているかもしれません。もちろん、タイムリミットはありますが!

今年度のフレッシュホップを使ったビールの情報は、日本産ホップ推進委員会のフレッシュホップフェストの情報ページから確認できます。各ブルワリーのECサイトを、是非チェックしてみてください!

フレッシュホップフェスト2022 – 日本産ホップ推進委員会 (japanhop.jp)

 

長い目で見るとすごいことになるかもしれないフレッシュホップビール

収穫後すぐの、この時期だけのフレッシュホップのビールは、まさに季節モノなのです。

ワインでいうところのボージョレ・ヌーヴォーのような風物詩になるかもしれませんし、ドイツのオクトーバーフェストで飲まれるメルツェンのようなポジションとして、世界に向けても有名になったら面白いなぁ!と期待してしまいます。

そのためにも、まず、この素敵なイベントが末永く続きますように!
是非、皆さまも、来年もまた応援しましょう。そして、また飲みにも行きましょう!

 

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

MJ

ビアジャーナリスト/Youtube JBJA Channelプロデューサー

ビールと昆虫とリコーダーと天然石が大好きです。JBJAではイベントサポートやBJAチューターも楽しんで取り組んでおります。人に寄り添う記事作成を心がけ、JBJA公式動画サイトJBJAchannelではMCを担当しております。
JBJA公式動画サイト:YouTube JBJAチャンネル

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