[コラム]2022.11.5

【競馬とビール2R】笠松競馬場でビール片手に宴会モード

10月秋晴れの陽気に誘われ、東海地方へ行ってきました。
競馬場でビールシリーズ第2弾(第2レース)として今回は、笠松競馬場の紹介をしたいと思います。

■前回の投稿■
【競馬とビール1R】大井競馬場でケルシュと煮込みをいただく

笠松競馬場について

笠松競馬場

笠松競馬場は、地方競馬の競馬場です。
岐阜県羽島郡笠松町にあり、名古屋鉄道名古屋本線笠松駅から徒歩3分で行くことができます。
名馬・名手のふるさととして、知られ、有馬記念をはじめ中央競馬のGⅠレース4勝をはじめ重賞レースを12勝した「芦毛の怪物」オグリキャップや、地方競馬から中央競馬への移籍騎手第1号となり、GⅠ級レースを28勝した安藤勝己氏など、中央競馬・地方競馬の枠を超えて注目される名馬や名手を数多く輩出しています。

オグリキャップ像

競馬場に入るとすぐオグリキャップ像があります。後ろには「オグリの絵馬かけ」という絵馬をかけることができる場所もあります。人気漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」のオグリキャップのイラストの絵馬もたくさんありました。

笠松競馬場の特徴

この競馬場でしか見られない光景といえば、パドックです。
パドックとは、競走馬の下見場のことで、ファンが観客席から馬体の状態などをじっくりと確認するために設けられています。
一般的な競馬場は、コースとは別に専用のパドックを設けられ、楕円形となっているコースを競走馬が歩いて周回します。観客席は、それを取り囲むように設けられ、ほぼ360度どこからでも見ることができます。

東京競馬場パドック全景

一般的な競馬場の例。写真は東京競馬場のパドック。

しかし、この笠松競馬場は、他の競馬場とは異なり、日本の競馬場で唯一、レースコースの内側にあり、直線のほぼ真ん中の位置にあります。世界的にも珍しく、笠松競馬場ならではの光景です。競走馬との距離は一般的な競馬場より若干遠いですが、スタンドから移動することなく馬の状態を見ることができます。

笠松競馬場パドック1

笠松競馬場のスタンドからパドックをみた全景。レースコースの内側にあるのがパドックです。

笠松競馬場パドック2

スタンドからはとても見やすいです。

笠松競馬場パドック3

騎手はマイクロバスに乗ってやってきます。これも他の競馬場では見られない光景。

笠松競馬場パドック4

パドックとレースコースが隣接しているため、日本一パドックから本馬場への入場が早い競馬場といってもいいでしょう。

笠松競馬場はザ・競馬場グルメの宝庫

笠松競馬場売店案内

競馬場の入口にはどのようなお店があるか案内があります。

笠松競馬場では、中央スタンドと東スタンドの間に売店が集中しており、この日に営業していたのは4店舗。ネットなどの情報によると、この並びの端にはカフェもあるようですが、この日はあいにくお休みでした。

笠松競馬場売店1

緑色のテントが目印です。ここに3店舗並んでいます。「たこ焼き屋」だけ少し離れた場所にあります。

笠松競馬場売店2

手前の「カフェ・イル・ファンティーノ」がお休みでした。一番搾りの看板がキニナル…。

また、有料の特別観覧席の中には、レストラン「特席レストラン」があり、ここでもゆっくりと食事を楽しむことができます。

笠松競馬場レストラン

特別観覧席(笠松競馬場の開催日は有料席料金600円がかかります)の中にあるレストラン。味噌カツ定食屋オムライスなどのご飯もの、牛丼などの丼もの、そば・きしめんなどが落ち着いた雰囲気で食べられます。

笠松競馬場グルメの特筆すべきは、その値段の安さ!120円で楽しめるおでんや、どて煮、串カツなどをはじめ、ビールに絶対合うおつまみが充実。うどん、そば、きしめんなどを食べられるお店もありまさにグルメパラダイスでした。

笠松競馬場売店メニュー写真

同じメニューの値段は3店舗ともほぼ同じでした。

笠松競馬場売店メニュー写真2

この付近は非常に美味しい匂いがします。

笠松競馬場売店メニュー写真3

味噌でしっかり煮こまれて…。美味しいに決まっています!

今回のチョイス

今回私がいただいたのは写真のとおり。ビールを楽しむためのプチ宴会セット。

宴写真

ビールは小瓶で400円、おつまみは一つ120円。ほぼ、せんべろセット的な組み合わせ。

まずは、大根と牛すじのおでん。見た目どおり味が中まで染みており、それがビールとばっちり合います!

お次は、肝焼き。醤油タレに絶妙な甘みがあり、これまたビールに合う合う!!

そしてこの焼餅。醤油をつけて焼いたシンプルな見た目。しかし、これが非常に美味しく、お代わりをする始末。もちろんビールに最高です!!

締めには、焼餅のお代わりとともに買ってきたタコ焼き。このタコ焼きを作っているお店がその名も「たこ焼き屋」ビールに合う合うなのは言わずもがなです。

宴2写真

ビールも当然お代わりです!

笠松競馬場のビール事情

と、ビールに合うおつまみがものすごーく充実しているのですが、肝心のビール事情についてです。
この日営業していたお店では、クラフトビールは見かけませんでした。
一方で、店舗により多少銘柄は変わってくるものの、
キリンラガービール、アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベルなどの瓶ビールを多く見かけました。

ビール写真

どの店舗も瓶ビールは紙コップに移して渡されるようです。

瓶は大瓶と小瓶を選べるところが一方で缶ビールを扱っている店舗は見かけませんでした。
ビールサーバーから「生ビール」を提供してくれるお店がほとんどでした。
ノンアルコールビールもあるので、車で来た場合でも大丈夫そうです。

ビール写真

売店ではビール以外にも、レモンサワーやハイボールなどのアルコール、ノンアルコールビールやソフトドリンクなども扱っていました。

なお、他の方のブログやSNSの書き込みを拝見すると、この日営業していなかったカフェ「カフェ・イル・ファンティーノ」では、ギネスやハイネケン、一番搾りなどが飲めるようです。機会を見計らって、ウラを取ってこよう(という名義でビールを飲みに行きたい)と思います。

今回の本命二重丸!

さて、グルメで腹が膨れ、美味しいビールが飲めたところで、肝心のレース。
この日のメインレースは重賞レースオータムカップ(SP2)。
グルメもイイネ!ビールもイイネ!!雰囲気もイイネ!!!ときたら、
当然本命は1番人気の「イイネイイネイイネ」でしょう。

イイネイイネイイネ

名前のインパクトが絶大な競走馬「イイネイイネイイネ」

この名前一度聞いたら忘れられません。
今度会ってみたいなーと思っていただけに、
出会えた幸せイイネ!
素敵な写真が撮れたイイネ!!
あとは、「馬券が当たったイイネ!!!」だけ。
もうこれは勝ったも同然!いざ発走です。

ファンファーレシーン

今回の結果

1着の競走馬本命は4着

オケラ オケラ オケラ~
オケラ~で かえーるよー

競馬場出口

アタマ アタマ アタマ~
アタマ~が くずーれる
(※ アタマ=1着となると思い、馬券の「軸」にした本命の馬のこと)

帰りの名鉄

ということで、シリーズ連続でビールのホップのように苦い結果に…。
あれ?おかしいな?
さっき飲んだサッポロ黒ラベルの星って金色だったよね。

ビール写真2

黒ラベルの星は確かに金色だったはずなんだ。

私の星は今日も黒色だったよ…。
もっとホクホクで帰られるはずだったのに…。

と、今回もこんな感じでした。
日が傾きつつある競馬場は美しくて悲しいな。
なんでこんなに悲しく見えるんだろう…。

帰りの笠松競馬場の全景

次のレースではリベンジしたいと思います!
ということで、また次の競馬場でお会いしましょう!
「本当に」競馬場ではビールも馬券もほどほどに。

トホホ。

#公営ギャンブルグルメ競馬競馬場笠松競馬場

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

たかひささとし

ビアジャーナリスト/ウイスキージャーナリスト/ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーセミナー講師・ウイスキープロフェッショナル

酒どころの長野県諏訪市出身。元々はお酒全般が苦手。それが今では、ビールにウイスキーに日本酒にワインにと様々なお酒(もちろんこれ以外にも)にハマったただの飲んべぇに。旅行好きで行ったビール工場&ブルワリー、蒸溜所、酒蔵、ワイナリー数知れず(まずは目指せ3ケタ!)。各地の美味しいもの+お酒に目が無い模様。ただしアルコール耐性は無いので、ゆっくりと飲ませてください(^^;) 自分が楽しい!と思ったことをどんどんと発信できたらと思っています

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