フレッシュホップへの想いをマスタブルワーの田山さんに聞いてみた【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ!
今日公開のJBJAChannelは、先月末に行われたリアル開催だったフレッシュホップフェスト2022の会場でのインタビューです。
キリンビールのマスターブリュワー田山智弘さんにフレッシュホップへの想いを伺いました。
フレッシュなホップを遣えるのは年に一度
その年に収穫されたホップを使った、フレッシュホップビールを仕込めるのは年に一度きりです。
毎年1回ずつのトライアルでブラッシュアップさせていくから、とにかく積み重ねによって洗練されてきました。
と語る田山氏。
「フレッシュホップのビールを造って何年になりますか?」と尋ねたところ、
SVBがオープンした2015年からフレッシュホップビールを提供していますが、
もっと言うと、一番搾り<毬花>が2002年に発売されているので、20年になりますね。
20年!すごい月日をかけて極めています。
今年の味わいの狙い
SPRING VALLEY BREWERYのフレッシュホップビールの1つ、最優秀圃場~IBUKI~を飲み、
「これダメですよ!どんどん飲めちゃうから、気が付くとカップが空になっちゃうんです!」
と、おいしい反面、すぐに飲めてしまうことにクレームをつける川端ジェーンさん。
狙い通りですね!と顔をほころばせる田山氏。
今年は、ドリンカビリティのあるフレッシュホップビールで「生」感があまり前に出ないように、
きれいなホップの香りで、スーッと飲めるような、クリーンなビールを造りました。
狙い通りのビールが出来上がり、私達はまんまと策略にはまってしまったようです。
これからもどんどん洗練されていく
ホップもビールも、作り手が増えていくことで、技術も洗練されてレベルが上がっていくことが予測されます。
世界中のどこにもない、日本だけで飲めるフレッシュホップの素晴らしいビールが、
来年以降もどんどん増えていく、これはもう、ワクワクしか無いですね!
と語る田山氏の笑顔は輝いていました。
フレッシュホップフェスト2022は、2022年10月29日~30日の二日間にわたり、東京都渋谷区のSPRING VALLEY BREWERY TOKYOを会場に、全5回にわたって入れ替え制でのイベントでした。
全国から日本産ホップ推進委員会の推奨する日本産のフレッシュホップを使ったビールを醸造したブルワリーが参加し、会場で30タップ以上つながりました。(回によって液種の入れ替えあり)
日本産のホップ、そしてフレッシュな状態のものを使ったビールを、一年に一度、その出来上がりを楽しむフレッシュホップフェスト。日本のビールの季節のワンシーンとして定着していくようになるように、これからもずっと続いていくことを切に願います!
まだ飲めるフレッシュホップビールがあるかも!日本産ホップ推進委員会のフレッシュホップビールのサイトから、各ブルワリーのECサイトへ進んで、チェックしてみてください!
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。