国内最大級のクラフトビールのECサイト「逸酒創伝」とは【前編】〜サイト運営者取材〜
突然ですが皆さん、クラフトビールはどこで購入していますか?
コンビニ、スーパーでも取り扱いが徐々に増えて来ていますが、やはりECで“ポチッと”という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方におすすめしたい、圧倒的な品揃えとちょうど良い価格帯でクラフトビールを購入できる通販サイト「逸酒創伝」(いっしゅそうでん)について。さらに、この「逸酒創伝」のオリジナルとして9月末に発売になった「オラホ ヘイジーセッションIPA」をご紹介します!
「逸酒創伝」(いっしゅそうでん)とは?
酒類卸コンタツ株式会社が運営するお酒の総合通販サイト。
ビールをはじめ、日本酒、その他リキュール系など、ありとあらゆるお酒を購入することができ、近年では食品の取り扱いも強化し、単月のSKU数は6000を超える。
クラフトビールでは国産で60社以上、海外で10社以上の取り扱いビール製品掲載が有り、逸酒創伝の売上全体の12%を占めています。
私自身も利用していますが、これほどクラフトビールの種類が豊富なサイトは珍しく、クラフトビール好きにとって複数の種類をまとめ買いできるのはユーザビリティが非常に高いです。
とにかく品揃えが豊富で、様々なお酒やもちろんソフトドリンクもトータルで揃うことが魅力。2019年からの巣篭もり需要もあり、売り上げは3年で3倍に拡大中なんだとか。
ちなみに名前の由来は「秀逸なる酒を創る。その情熱・技術・文化の伝承」。
そんなサイト運営のクラフトビール掲載選定及び商品開発担当である大滝さんにお話を聞いてみました!
飲み比べセットにこだわりあり。
「発売されるクラフトビールの情報(テキストデータや画像)を整理してアップデートするのと、豊富な品揃えを活かしたアソートセットを企画し商品化しています。」
ー飲み比べセットですね?
「はい。そうですね、全て違う銘柄を18種類集めて一つの商品にした18本の飲み比べアソートセットです。現在はこのセットが3種類あります。一つの銘柄を他のセットには入れていないので、このセットだけで全部で54種類あることになりますね。」
ーそれだけでもすごい品揃えですね・・・!セット内容を決める際の基準などを教えてください。
「バラエティ豊かな味わいを楽しんでいただきたいので、1セット内で、7.8種類のスタイルを混合するようにしています。」
18缶の飲みくらべアソートセット品の価格は「オリジナル」が6000円、「スタンダード」が6700円、「プレミアム」が7000円の3つの価格帯にて販売。
私も常連客ですが、一度購入すると日替わりでしばらく楽しむことができますよ!さらに常温保存できるものがセレクトされているので、一度に18本分の冷蔵庫スペースを確保する必要なし!なのも嬉しいところ。
クラフトビールを”手の届かないもの”にしてはいけない。
日本全国のブルワリーさんと繋がりがある「逸酒創伝」ですが、今回はなぜオラホビールさんとのコラボレーションに至ったのでしょうか。
「各メーカー様と協業し発売したオリジナルクラフトビールは2015年のTOKYO BLUESから始まり、2019年は岩手県のベアレン醸造所様と「イングリッシュIPA」、2020年は新潟県の胎内高原ビール様と「吟籠 ジャパニーズセッションIPL」を発売。クラフトビールファンの多い「逸酒創伝」のお客様にもシーズナルの商品を楽しんでもらいたいという思いもあり、積極的に取り組んできました。」
コロナ禍でオンライン販売が促進される中、顕著だったのは”缶”の需要の高さだったそうです。
「今回もオンライン中心で販売する戦略なので、日頃からお取引のあるブルワリーで、缶でのパッケージングの可否、シーズナル商品に適した分量での製造ができるか、常温流通の可否などの条件を精査していきました。」
その中でも一番こだわったのは売価と価値のバランスが取れている製品を発売すること。
「売価はシビアにみなくてはいけないと思ってます。多くの大手定番ビールはほぼピルスナータイプですが品質にぶれがなく、十分美味しくて200円。例えばクラフトビール500円だとして、ビール2本に第3のビール1本買えますよね。日本でも近年クラフトブルワリーさんが増えており、様々な味わいを選択出来る幅が広がっているのは喜ばしいことなのですが、クラフトビール市場拡大を考えた時にニッチでマニアックなアルコール飲料で終わらせない為にも、お客様が購入する価格は重視しています。すごく難しい事ですがブルワリーさんと協業するオリジナルクラフトビールは、しっかりと訴求できる商品価値をつけなければいけないし、その価値づくりこそ自分の仕事の根幹だと考えてます。」
クラフトビールに慣れていると1杯の金額はこんなものか、と慣れてきてしまいますよね。でもその金額に納得できる人の層があまりにも狭ければどんどんマニアックなモノになってしまうと警鐘を鳴らします。小規模経営のブルワリーでは当然大手ビールよりも割高になってしまうのはもちろんしょうがないこと。でも本当に10円単位までこだわった値決めをできているのか疑問を持つこともしばしばあるそうです。クラフトビール700品目のお酒とむきあっている大滝さんだからこそ見える販売価格のボーダーライン。クラフトビールを手の届かないものにしたくないからこそ、販売価格をもっと厳しく見定める事と、付加価値の訴求の両軸が不可欠だと語ってくれました。
そして徹底的に吟味された販売価格は344円(税抜)!
確かに手に取りやすい価格設定ですね。
味も価格も手に取りやすいヘイジーセッションIPA
ちなみにどういったビールを造るのかは、大滝さんの方から具体的なスタイルや味をリクエストするのではなく、「逸酒創伝」のお客様の好みやキーワード、飲む時のムードなどを想定しオリエンテーションをしたそうです。
「今回は、発売が9月末ということもあり、”秋らしさ、郷愁感、まろやか、1杯目でも飲みやすい”といった点をポイントにスタイルや味わいを検討していただきました。」
それに対して、オラホビールさんからの提案がヘイジーセッションIPAというスタイル。ヘイジーでもホップの尖った主張がないまろやかな口当たりで、秋の夜長にゆっくり飲んでいられるようなビールになっています!!人気のヘイジーIPAというスタイルですが、”セッション”にすることによって香りもアルコールも穏やかになり、飲んでもらえる人の層が広がると感じました。
季節限定品なので、「逸酒創伝」から購入できるのもあとわずか!
こちらの商品に加え、大滝さん渾身の飲み比べセットもぜひ覗いてみるのはいかがでしょうか?
後編では実際に飲んでみた感想とペアリングのおつまみについてご紹介します!
国内最大級のクラフトビールのECサイト「逸酒創伝」とは【後編】〜限定ビールを飲んでみた!〜
<商品概要>
商品名:オラホ ヘイジーセッションIPA
特徴:ヘイジーIPAの特徴であるホップのジューシーな味わいはそのままに、従来のスタイルよりアルコール度数を抑えたビールです。
テイスティングコメント:桃や柑橘を思わせるフルーティな香りがホップのジューシーさと絶妙に絡みます。ドライなフィニッシュも特徴的で、次の一口を誘う味わいに仕上がっています。
発売日:2022年9月28日(水)※数量限定商品
容量・アルコール度数:350ml缶・5.0%
参考小売価格:344円 ※税別
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。