もりあきのお勧めベルギービールセミファイナル(ブラウンビール・スペシャルビール)
はじめに
もりあきのお勧めベルギービールセミファイナルとしてブラウンビール1種とスペシャルビール3種を紹介します。
ブラウンビールは現在日本では1つの醸造所しか輸入されていません。もちろん、ベルギーでは数種類あります。
スペシャルビールはマイケルジャクソン氏の9つ分類に属さないタイプのビールでベルギービールの大半はスペシャルビールです。
今回はこの2つのタイプのビールを紹介します。
ブラウンビール
ブラウンビールとは東フランデレン地方で主に造られる、ブレンドによる複雑さが特徴のビールです。古いビールに新しいビールをブレンドし、二次発酵させ、独特の味わいを造り出します。甘酸っぱく、複雑な味わいです。現在日本で購入できるビールはリーフマンス・グーテンバンドだけです。
リーフマンス・グーテンバンド
リーフマンス・グーデンバンドは世界でもっとも複雑な味わいを持つビールの一つです。このビールは6~8ヶ月もの間熟成された後、ようやくブレンドし瓶詰めされます。
色は、赤みがかった濃いブラウンです。
香は、ブラックチェリー・プラム・干しぶどう・赤ワインのような香りに、ランビックのような香りやカラメルのような香りと、なかなか複雑です。
味は、始めは甘酸っぱさを感じますが、後からカラメルを思わせるモルト由来の苦味が広がり、こちらもまた複雑な味わいを楽しむことができます。
スペシャルビール
スペシャルびーるとは、紹介しているカテゴリーのどれにも属さない多くの地ビールがあり、それぞれ造られる地域の風土と深く関わった個性的なビールで、味わいはさまざま。小規模醸造所の大半がこの範疇に含まれます。今回はその中で自身がベルギービールにとりこになったビール以外の3種類紹介したいと思います。
パームビール
北海道やセイコマで気軽にリーズナブルな値段で購入できるビールです。ある意味、大手のビールメーカーより安く購入できます。
色は琥珀色です。
香りははちみつのような芳醇さとバナナを連想させるようなフルーティの香りがします。」
味は、ほのかな苦みを感じるコク深い味わいです。
コク深いながらもさわやかなのど越しです。
デリリュウム・ノクトルム
私自身、ダーク系のビールが好きで、「マルール12」の次に好きなビールです。
デリリュウム・ノクトルムは、1999年に、デリリュウム醸造10周年を記念して造られたビールで、「ノクトルム」とはラテン語で「夜」という意味です。
色は、赤みがかったダークブラウンです。
香は、干しぶどう、カラメル、シナモン、バニラ、クローブなど複雑な香りがあります。
味は、麦芽の苦味と旨味のバランスがよいビール。
セーフビール
セーフビールは世界大戦の影響を受けて、醸造所と一緒に製法も失い、時代と共に消滅してしまった幻のビールなんだそうです。
しかし80年の時を経て完全復活しました。3年間かけて都市やコミュニティの記録、ビール醸造所の家族や老人ホームで情報収集したそうです。
色は、黄金色に薄い白の濁りを持ちます。
香は,ぜいたくさを感じる香り高い麦と、蕎麦の香があります。
味は、酸味がありキレが良く、さっぱりとした味わいです。
さいごに
ブラウンビールは希少価値が強く飲むこと自体が難しいかもしれません。スペシャルビールはベルギービールの大多数です。例えば、「パウエルクワック」とか「ビーケン」や「マルール12」や「デ・コーニング(ボルケ)」等。ベルギービールを是非、堪能してみてはいかがでしょうか。
さて、次回はもりあきのお勧めベルギービールファイナル(ランビックビール)をまとめてみたいと思います。
ただ、次回にもはじめに触れますが、ランビックビールは非常に奥が深く、世界的にもランビックビールに特化したサイトも数多くあります。日本でも個人的に輸入している人もいます。しかしながら、自身が飲む事が出来るランビックビールは、非常に限られています。それで、ファイナルですが、自身が良く飲むランビックビールをまとめてみたいと思います。
参考文献・引用サイト
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