そこはテーマパーク。スーパードライミュージアム体験レポ(前編)
1月14日からリニューアルオープンしたアサヒビール茨城工場併設の「スーパードライ ミュージアム」。人気コンテンツのスーパードライ ゴーライドや、従来の工場見学のイメージを一新した感動体験のツアーを前後編でご紹介。
目次
リニューアルした2つのミュージアム
アサヒビール株式会社は、茨城工場(茨城県守谷市)併設のスーパードライ ミュージアムと、吹田工場(大阪府吹田市)併設のアサヒビール ミュージアムを1月14日からリニューアルオープンしました。
“すべてのお客さまに、最高の明日を。” 2023年のアサヒビールの取り組みの一環です。
ミュージアムは、お客さま主役のワクワクと驚きの感動体験の場と捉え、人気の「スーパードライ ゴーライド」が立ち見から着席型になり、機能的にもバージョンアップしました。
さらに「発酵コーナー」は、スーパードライ ミュージアムではLED照明による映像演出を、アサヒビール ミュージアムでは仮想現実(VR)技術を活用。
ツアーの参加費は20歳以上1,000円、小学生以上300円と有料となりました。
それぞれ参加費の10%が守谷市と吹田市に寄付され、記念品としてミュージアム限定ビールグラスが付きます。
今回、茨城工場併設のスーパードライ ミュージアムに行ってきました。
従来の工場見学のイメージを一新する、まるでテーマパークのようなツアーの内容をご紹介します。
スーパードライ ミュージアム
守谷駅まで、秋葉原からつくばエクスプレス(快速)で32分。
守谷駅前からは、無料の送迎バスが出ています。ミュージアムまで約10分。
スーパードライのテーマパーク
ここはスーパードライ ミュージアム。そうです、スーパードライだけにこだわったミュージアム、ブランド初の常設施設です。
一歩入ると、スーパードライ カラーの赤・黒・シルバーでまとめられたクールなデザインに目を奪われます。工場見学ではなく、撮影スタジオに来たような気分です。
受付横の券売機(現在は現金とバーコード決済のみ使用可)でチケットを購入。
スタッフの方はドライクルーと呼びます。受付にある子供用のしおりが、とても良くできています。お子様連れの時はぜひゲットしてください。
そうそう、発売当初のCMは落合信彦さんでしたねえ。貴重な資料も展示されています。「辛口とは何か」手書きの資料はぜひ実際にご覧になってください。
スーパードライ シアター
ここからは、これからお出かけになる方のために、細かいネタバレは極力避けつつ、書いていきます。
最初に通されるのは、スーパードライ シアター。
全長17メートルの5K大型スクリーンに映し出されるのは、スーパードライの世界観。
自然との出会い、酵母、ビールの製造工程、辛口カーブの赤いライン、、、それから、、、。
映像のラストは、
「今日、あなたはここで、人生で一番うまいビールと出会う」
と締めくくられます。この時点で、ゴールのスーパードライホールで待ち受けるできたての一杯が待ち遠しくなります。
うまさの秘密を巡る旅へ
シアターを出ると、目の前に広がるのは「館内一の映えスポット」!
まさにテーマパークのような廊下。横からハリーポッターや、ジェームス・ボンドや、ハン・ソロが出てきても驚かないでしょう。笑。
ドライクルーと一緒に、80分・1kmのスーパードライ ツアーへ出発です。
各コーナーごとに、製造シーンがダイジェスト映像で紹介されていて、ドライクルーの解説を聞きながら進みます。廊下を抜けると、現れたのはこの階段。
圧巻ですね。
階段に描かれているスーパードライの缶数は、エスカレーターを登る45秒の間に、この工場で缶詰めされるスーパドライの缶数です。
果たしていくつ?
ドライクルーに聞いてみてくださいね。ちなみに、隠れマルエフとかはありません。笑。
登った後は、ドライクルーとクイズを楽しんだり、仕込み窯を上から見学したりしながら製造過程を追っていきます。この日案内してくださったのは今井聖菜さん。
仕込釜・仕込槽・麦汁ろ過槽・麦汁受槽・煮沸釜・ワールプールからなる様々な釜が見降ろせます。
スーパードライは、煮沸の終了直前にホップを投入するレイトホッピング製法により、「ほのかなホップの香り」が加わりました。
318号酵母になった私
いよいよ、今回のリニューアルの一つ、発酵エリアです。
研究所に保有されている数百種類の酵母の中から選ばれたのが318号酵母。高い発酵能力がスーパードライのキレを生み出します。
その318号酵母がタンクに添加された瞬間、タンクの中で起こる事が、318号酵母の目線で、映像と手前にある動くLEDライトにより、ダイナミックに表現されていきます。炭酸ガスの噴火シーンは、Wow! Amazing!
映像によるミクロの世界への没入体験は、小さい頃にテレビで観た映画「ミクロの決死圏」(注1)を思い出させました。(懐かしすぎる。笑)
子供たちも、飲めない人も、飲まない人も楽しめるミュージアム ツアー。
小学生は「子供用のしおり」とこの発酵エリアだけでも、充分に夏休みの自由研究が仕上がりますよ。ドライクルーも、親切に質問に答えてくれます。
赤・黒・シルバーのスーパードライカラーの中、ツアーを歩きながら、見ながら、聞きながら、スーパードライの歴史、製造工程、キレ・辛口・鮮度に対するこだわりや、
製造のスピード感、圧倒的なスケール感を体感できる「スーパードライ ミュージアム」。
さて、目玉のスーパードライ ゴーライド、そしてツアーのゴールとなるスーパードライ ホールでのお楽しみの一杯、人気の限定商品が並ぶミュージアムショップについては後編でご紹介します。
待ちきれない方は、どうぞお先にご予約を!
(注1)「ミクロの決死圏」 1966年公開のアメリカのSF映画。医療チームがミクロ化し患者の体内に入り込み、治療するという奇想天外なストーリー。アカデミー美術賞および視覚効果賞を受賞した。
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