東海道ビール川崎宿工場 醸造技師タノウエ氏・ラストインタビュー【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ
今日公開のJBJAChannelは、先週に引き続き、川崎市にある東海道ビール川崎宿工場での収録です。
クラフトビール界に旋風を巻き起こした醸造技師、田上達史氏のブルワーとしてのラストインタビューになります。(の筈です)
目次
ありがとう田上さん、また逢う日まで。もう本当に飲めないんですか?スペシャル
ということで、川崎の近未来の夜景の絵を背景に、黒い服でインタビューされる田上さん。
店内のライトも、一番明るく調光していただいたのですが、かなり暗い画面になってしまいました。
でも、暗い中で明るいお話も聞くことができましたよ。
マルチ職人だった田上さん
インタビューをはじめながら、改めて田上さんの門出を祝って乾杯です。
2018年12月にオープンした東海道ビール川崎宿工場も4周年が過ぎました。田上さんは、この地で愛されるブルーパブして多くの地元ファンを作り、クラフトビールファンを遠方からも呼び寄せてきた人気醸造技師であり、店頭を取り仕切る店長であり、イベントや企画など含めて様々な対外的な広報活動も行ってきました。
多忙を極める中でも、常に精力的にビールを作り続け、常にビールの味に妥協せずに突き進んできたブルワーとしての日々。
美しい和の内装の素敵なお店で、田上さんの世界観の詰まった美味しいビールを飲み、そしてカウンター越しにマニアックなビールの話を尽きることなくお話しもできる。
ビールファンにとっては「お店に行けばいつでも会えるアイドル」(某アキバ系アイドル?)のような存在といっても過言ではなかったでしょう。
ビールの醸造家をやめる?!
田上さんは東海道ビール川崎宿工場のアカウントで、Facebookにユーモラスで効果的な投稿を続けて我々を魅了してきました。
ところが、昨年12月初旬の投稿の中で、ワールドカップの話題から急に「ビール職人を辞めます」という衝撃的なメッセージを展開し、界隈に衝撃が走りました。
2月いっぱいで引退?
「ビール業界には居るのですが、裏方的なところにいこうかな、と」
次のお仕事は・・・まだ言えません
インタビューの中で、次のお仕事について切り込んで質問しましたが、今すぐには明かせない様子でした。
「ビールの醸造をする人やブルワリーもこれだけ増えましたし、レールはできたのではないかと思っていて、
これからは、いろんなブルワリーと横断的にかかわるような仕事をしていけたらと考えています。」
私たちは、田上さんの仕事に触れることはできるのでしょうか?
「これは皆が喜ぶことになるだろう、ということでプロジェクトを進めて準備をしています。
どちらかというとプロ向けのことなので・・・」
お客さんとしてビールを飲む立場としては関われないけれど、間接的に田上さんの仕事の成果物として、我々が喜ぶことになる、ということですね!
他にも、プライベートなことなどにも言及していろいろ質問しています。
それは、一昨年末にご結婚されたことにも。
ご結婚後の心境の変化について
結婚して、ビールの味も変化はありましたか?
「それは変わりません。ビールはもう、魂のようなものですから、
外側の環境などが変わっても、ビールの好みは揺らぐものではないですね」
ビールは魂、と言い切る田上さん。これぞビール職人です。
これで本当に最後なのかと思うと、とても寂しい気持ちもしますが、新しい体制になる東海道ビールも、そして田上さんご自身も、発展的な形で春を迎えると考えて、それらがどんな風になっていくのか、その行く先を見守っていこうとインタビュアーの私たちも気持ちを新たにしました。
次なる田上氏の新しい仕事については、春過ぎる前にはJBJAChannelにて発表があるかも?!という予告をしておきましょう!
まず間違いなく、この動画こそが伝説となりそうな予感がします。ぜひ、最初から最後まで笑いにあふれた楽しいインタビューなので、ご覧になってください!
そして、チャンネル登録と「いいね!」もよろしくお願いします。
映像が暗めで申し訳なかったので、字幕は頑張りました。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。