札幌でクラフトビールが飲めるビアバー&ブルワリーなど9軒を紹介!
2023年3月30日に北海道北広島市に株式会社ヤッホーブルーイングのクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」が開業します。そこで、話題のスポットを楽しみつつ、札幌周辺でクラフトビールが飲めるブルワリー2軒とビアバー6軒、そしてサッポロビール博物館を紹介します。
ビールの香りに魅せられて、全国各地のホップ畑を渡り歩いているHop Saijoです。8月が収穫全盛期であるホップ畑に行くには時期が早すぎるため、今回は札幌周辺のビアバー&ブルワリーを渡り歩いてきました。
短時間で効率良くビアバー巡りをしたい人、道内のブルワリーやビアバー情報を入手したい人、地元の方と楽しく交流したい人は参考にしてください!
目次
- 1 日本初!球場内クラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」
- 2 ここで生み出された光を全国に届けたいStreetlight Brewing
- 3 北海道の最新ビール情報を知りたいならヒニニツカへ
- 4 密接した空間で会話が弾むTRANCE BREWING
- 5 ビールと地元の食材とのペアリングが楽しめるBeer Bar NORTH ISLAND
- 6 北海道上富良野産のホップを使用したビールが味わえるTap Room BEER KOTAN
- 7 北海道のビール開拓者に会いたいなら麦酒停
- 8 日本で唯一のびあけん1級を取得した夫婦がいるビアバーMaltheads
- 9 サッポロビールの歴史や製造工程を楽しく学べるサッポロビール博物館
- 10 ビア友のビア友はみんなビア友だ!
日本初!球場内クラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」
株式会社ヤッホーブルーイングは、2023年3月30日に北海道日本ハムファイターズ新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」のセンターバックスクリーンに、世界初のフィールドが一望できるクラフトビール醸造レストランを開業します。球場内にビール醸造設備が導入されるのは日本初です。
そらとしば by よなよなエールは2階建てで、1階のブルワリーでオリジナルのクラフトビールを醸造し、レストランスペースではクラフトビールの提供を行います。
そらとしば Play Ball! Ale
そらとしば Play Ball! Aleは、そらとしば限定醸造のフラッグシップビールで、ボールパークの開放感をイメージしたセッション IPAです。軽快な飲み口で、ホップ由来の爽やかな香りと心地よい苦味が特徴です。
壮大なエスコンフィールドの天然芝と青空を眺めながら飲むと、気分も最高!
そらとしば Big-Fly Saison
そらとしば Big-Fly Saisonは、セゾンスタイルのビールで、柑橘系のアロマと複雑な味わいが特徴です。セゾン酵母がもたらすフルーティーな香りに加えて、隠し味のスパイスが効いたキレのある後味。清涼感があり、試合の途中で気分転換をするのに最適な一杯です!
そらとしば シーズナルビール01
そらとしば シーズナルビール01は、アメリカンESB(エキストラスペシャルビター)と呼ばれるビアスタイルのビールです。柔らかなモルトの風味に加え、タンジェリンオレンジのような柑橘系のホップの香りが際立っています。期間限定ビールの第一弾として提供されていますので、ぜひ試してみてください!
ここがおすすめ
クラフトビール醸造レストランそらとしば by よなよなエールは、レストランは年中無休です。さらに試合がない日は入場が無料になります!
定期的な醸造所見学ツアーやビールイベントの開催を計画していますので、詳しくはWebサイトをご確認ください。
下記2つの記事も併せてご覧ください!
日本初球場内ブルワリー「そらとしば by よなよなエール」を一足先に体験してきた!
【エスコンフィールド北海道】ここで飲みたい!!お薦めビールスポット
店舗情報
店名:そらとしば by よなよなエール
住所:北広島市Fビレッジ
営業時間:グリーンシーズン 11:00〜21:00
ウィンターシーズン11:00〜18:00
*詳細についてはWebサイトをご確認ください
Webサイト:https://www.hkdballpark.com/
ここで生み出された光を全国に届けたいStreetlight Brewing
次に紹介するブルワリーは、Streetlight Brewingです。2023年2月から醸造を開始した出来立てほやほやのブルワリー&タップルーム。場所は、JR桑園駅から徒歩10分、地下鉄二十四軒駅から徒歩11分のところで、周辺には札幌市中央卸売市場や札幌競馬場もある住宅地の真ん中です。平日は15時、土日は12時から営業しています。
点灯宣言IPA
初めてここで醸造したビールが出来上がったばかりだったので、早速、点灯宣言IPAを注文。タラスという品種のホップをメインに使用したIPAで、トロピカルな風味が特徴です。このビールには、ここで生み出された光を桑園に、札幌に、全国に届けたいという想いが込められています。
店内でビールをサービングしてくれるのは、ビール王子こと、共同代表の宮口晃一さん。
ブルワリー周辺の桑園地区は、2027年までにマンションや商業施設建設の計画があり、再開発が進められているエリアです。人口が増加傾向にありますが、娯楽施設はまだ開発途中。そこで、このブルワリーを起点に人々がビールやフードを楽しみながら、ゆるやかにつながることを目指しています。
ここがおすすめ
Streetlight Brewingでは、フードの持ち込みが可能。近くに札幌市中央卸売市場があるので、場外市場で海鮮丼やおつまみを購入して、店内で醸造している様子を眺めながらビールと一緒に楽しむことができます。
店舗情報
店名:Streetlight Brewing
住所:札幌市中央区北10条西19丁目1-1
営業時間:月木金 15:00〜21:00
土日祝 12:00〜20:00
休業日:火・水
Facebook:streetlightbrewing
北海道の最新ビール情報を知りたいならヒニニツカへ
ヒニニツカは、2022年3月にオープンしたクラフトビール専門のビアバーです。道内各地から集められた個性豊かな10種類のビールが楽しめます。札幌駅北口から徒歩2分の好立地にあり、平日は17時、土日は14時から営業しています。
店を切り盛りしているのは、店長の平松祐太郎さん。以前、道内のブルワリーでブルワーとしてビールを醸造した経験を持っています。そのため、自分の好みのビアスタイルを告げると的確にアドバイスしてくれます。
IWANAI BREWERYのニキニキブドーシュッ
札幌に着いて最初に飲んだビールは、IWANAI BREWERYのニキニキブドーシュです。2022年7月に開業したIWANAI BREWERYは、ビールの醸造所と宿泊施設が一体となっています。
ニキニキブドーシュは、余市郡仁木町の山田農園で栽培された規格外のワイン用の葡萄をワイン酵母で醸造したフルーツエール。フルーティーな味わいが特徴で、葡萄の果実味や甘み、そしてワインのような酸味も感じられます。
ビールの苦味やホップの香りは少なく、フルーツの味わいが主役となっているため、女性や初めてクラフトビールを試す人にも親しみやすい味わいです。
大雪地ビールの黒岳
2杯目は、大雪地ビールの黒岳です。大雪地ビールは、北海道旭川市にあるクラフトビール醸造所です。1996年に創業し、北海道の自然豊かな水や素材を活かしたクラフトビールを提供しています。
黒岳は、アルコール度数が8%のドッペルボックで、モルトの甘みと香りが強く濃厚な風味です。
ここがおすすめ
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンターとテーブル席があり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。旅の途中でふらっと立ち寄っても、平松店長や店員の藤谷航汰さん、地元の常連客が親しい友人を招くように温かく迎えてくれます。
地元のビール好きと交流したい人、また、道内の最新のおすすめブルワリーやビアバー情報を聞きたい人は立ち寄ってみてください。
店舗情報
店名:北海道クラフトビール専門店 ヒニニツカ
住所:札幌市北区北7条西2丁目-20 NCO札幌駅北口1階(南向き)
営業時間:火〜金 17:00〜22:00(L .O .21:30)
土・日 14:00〜22:00(L .O .21:30)
休業日:月曜日
TEL:011-700-0012
Webサイト:https://www.hininituka.com/
密接した空間で会話が弾むTRANCE BREWING
2軒目に紹介するビアバーは、TRANS BREWING BEER STAND(トランス ブリューイング ビア スタンド)です。2021年から札幌市豊平区平岸で醸造を開始したTRANS BREWINGの直営店で、狸小路横丁内のHUGイートにあります。地下鉄大通駅から徒歩4分ほどで、施設内には、屋台村風の複数の飲食店が集結しています。
TRANS BREWINGは北海道内で一般貨物運送と整備事業を行うインフォトランス(札幌市東区)の岡本拓也社長が手掛けるビール醸造所です。2015年ごろに初めて飲んだ外国産のクラフトビールの味にはまって、自分でも造ってみたいと東京のビール教室に半年通って醸造方法を学びました。
Twist and Shout
8種類あるビールの中から、Twist and ShoutというIPAを注文しました。ホップは、ビタリングホップ(苦味をつける)にグリーンバレット、アロマホップ(香りをつける)としてサブロ、チヌーク、ファルコナーズフライト、モンローという品種を使っています。ガツンとくる苦味の後に柑橘系のホップの香りが楽しめます。
ここでは、販売している全てのビールのレシピを公開しています。レシピを見てからビールを注文するということも可能です。
店舗は、立食形式のL字型で、客同士の距離が近く、常連客も多い様子。当時、カウンターにいた5人中3人が顔馴染みで、この店をよく利用していると話してくれました。途中から参加した私も、会話の輪に入れてもらい、北海道のみならず、岡山や関東など、さまざまな土地のビールについて話を聞くことができました。
1時間ほどの滞在でしたが、ひっきりなしにビールを買い求める客がやってきます。店長の高橋優人さんは、常連客との会話を楽しみつつ、ワンオペでテキパキとビールをグラスに注いでいました。
ここがおすすめ
このビアスタンドでは、ポテトやバッファローチキンなどのおつまみを販売していますが、HUGイート内で購入した料理を持ち込むことも可能です。
ラーメン、焼き鳥、炭焼豚丼、海鮮丼など、多彩なメニューが揃っています。ここでは、TRANS BREWINGのビールと北海道グルメを一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店名:TRANS BREWING BEER STAND
住所:札幌市中央区南2条西5丁目6 札幌プラザ2.5ビル 1階 HUGイート内
営業時間:15:00〜23:00(L .O .22:00)
休業日:年末年始、お盆の予定。詳しくは、ホームページやSNSを参照
Webサイト:https://transbrewing.com/
ビールと地元の食材とのペアリングが楽しめるBeer Bar NORTH ISLAND
3軒目に紹介するビアバーは、Beer Bar NORTH ISLAND(ビアバーノースアイランド)です。先ほどのTRANS BREWING BEER STANDから徒歩1分の距離。ビルの10階にあるので、大通公園や札幌市内の美しい夜景が一望できます。
このビアバーは、NORTH ISLAND BEERの直営店として2018年から営業。定番ビール5種(ピルスナー、ブラウンエール、ヴァイツェン、IPA、コリアンダーブラック)に加えて季節限定、直営店限定ビールを含む12種類のビールを提供しています。
ボクらと、ネコ
限定という言葉に弱い私は、「ボクらと、ネコ」というビールを選択しました。このビールは、飼い主のいない猫達への寄付と社会的認知を目的とした限定ビールです。ネルソンソーヴィンやブランという白ぶどうを連想させるホップとハーバルな香りのローラルホップ、ライチやストーンフルーツのような香りのエルドラドホップを使用したセッションIPAです。
文旦WHITE
2杯目は、文旦WHITEです。NORTH ISLAND BEERは、2003年に札幌市東区で醸造を開始し、2009年からは江別市に工場を移転しました。その江別と高知県の土佐は友好都市の関係にあることから、土佐の文旦と江別産の小麦ハルユタカを使用したフルーツホワイトエールを醸造しました。ジューシーな文旦の甘みとほんのり苦みも感じられて味わい深いです。
ここがおすすめ
ここでは、ビールとフードのペアリングを提案しています。ボクらと、ネコの限定ビールに合う!と薦められた鱈のフィッシュ&チップスを注文し、ペアリングを楽しみました。
また、常連客おすすめの厚切りジンギスカン山わさび添えもいただきました。山わさびとジンギスカンとの見事な調和に痺れました。
店内の黒板にその日のビールとフードのペアリングが紹介されているので参考にしてください。
店舗情報
店名:Beer Bar NORTH ISLAND
住所:札幌市中央区南2条西4丁目10-1ラージカントリービル 10階
営業時間:月〜土 17:30〜23:30
日 15:00〜22:00 ※祝前日は23:30迄営業
祝日 15:00〜22:00 ※祝前日は23:30迄営業
(L.O.フードが閉店1時間前、ドリンクが閉店30分前)
休業日:無、年末年始休業 12/30~1/3
TEL:011-251-8820
Webサイト:https://northislandbeer.jp
北海道上富良野産のホップを使用したビールが味わえるTap Room BEER KOTAN
4軒目に紹介するビアバーは、Tap Room BEER KOTANです。2020年12月にオープンした忽布古丹醸造の直営店で、平日は17時から、土日祝日は12時から営業しています。場所は、地下鉄大通駅から徒歩2分、TRANS BREWING BEER STANDやBeer Bar NORTH ISLANDから徒歩5分ほどです。
タップルームは、ビルの3階にあり、店内は落ち着いた雰囲気です。
風雲児
1杯目は風雲児を注文しました。このビールは、地元である上富良野産カスケードホップを全体の約4割で使用したNew England IPAです。さらにグレープフルーツやマスカットなどのフレーバーを持つ、モザイク、ネルソンソーヴィン、シムコーという品種のホップを組み合わせて、最後にホップオイルで香りや風味を整えています。
AKIRAにまつわるエトセトラ
2杯目はAKIRAにまつわるエトセトラです。忽布古丹醸造が独自で開発したホップを使用したSession IPAです。ビール名のAKIRAとは、ホップの生産者の名を冠したもの。
AKIRAさんは、元大手ビール会社のフィールドマンで、国内外の生産者と一緒により良いホップや大麦の育成を目指して現地で技術指導をしていました。2013年からはホップの生産者として上富良野で活躍されています。
日本でオリジナルのホップが開発できるのは大手のビール会社だけだと思っていたので驚きました!
retar(レタラ)
3杯目は、retar(レタラ)です。アイヌ語で白を意味するretarは、中富良野のワイナリーDomaine Raison(ドメーヌ・レゾン)の白ワインの醸造過程で出てくる「Kerner(ケルナー)」の搾りかすを再利用して造ったGrape Sour Aleです。
ケルナーは、白ワイン用葡萄品種で、リンゴ、洋ナシ、柑橘類のような味わいと穏やかな酸味が特徴です。フルーティなボディと複雑な酸味の後味がたまりません!
ここがおすすめ
毎週土曜日にBrewery Staff Dayが行われます。これは、忽布古丹醸造のブルワリースタッフがローテーションで直営店Tap Room BEER KOTANに立って、来店客と交流するイベントです。
忽布古丹醸造の事、ビールの事など、直接質問できるチャンスですよ!
店舗情報
店名:Tap Room BEER KOTAN
住所:札幌市中央区南2条西3丁目13-2 パレードビル3F
営業時間:月〜金 17:00〜23:00
土日祝 12:00〜23:00
TEL:011-221-2505
Webサイト:http://hopkotan.com/
北海道のビール開拓者に会いたいなら麦酒停
5軒目に紹介するビアバーはBEER INN 麦酒停です。
BEER INN 麦酒停は、ロサンゼルス出身のフレッド カフマンさんが1980年に札幌で開店した老舗のビアバーです。
当時入手が困難だったアメリカのクラフトビールを1992年から独自で輸入し、販売を開始。現在はアメリカに加えて、ベルギー、エストニア、オランダ、ノルウェー、ウクライナなど、世界各国のビールを取り扱っています。
19時から翌日午前3時まで営業しているため、旅行や出張で到着が夜になっても立ち寄ることができます。
HUB(HOPWORKS URBAN BREWERY)レモンヘイジーIPA
ここでは、フレッドさんおすすめのアメリカポートランドの樽生ビールHUB(HOPWORKS URBAN BREWERY)レモンヘイジーIPAを注文しました。このビールは、ヘイジーIPAにレモンのピューレをトッピングした酸味の効いた味わいです。
ここがおすすめ
このビアバーでは、6種類の樽生ビールと巨大な冷蔵ケースに収められた300種類を超えるさまざまなビールを味わうことができます。
こんなにたくさんあると、選べないわ、、、という方は、フレッドさんに相談すれば、おすすめのビールを紹介してもらえますよ!
店舗情報
店名:BEER INN 麦酒停
住所:北海道札幌市中央区南9条西5丁目ヨシヤビル地下1階
開館時間:19:00〜翌3:00
休業日:無休
TEL:011-512-4774
Facebook:http://www.ezo-beer.com/mugishutei.htm
日本で唯一のびあけん1級を取得した夫婦がいるビアバーMaltheads
6軒目に紹介するビアバーは、Maltheads(モルトヘッズ)で、2013年から営業を続けているビールとモルトウイスキーの専門店です。
場所は、地下鉄大通駅から徒歩10分、狸小路のアーケードの西端を抜けた向かいのビルの地下1階にあります。
ビールは、ボトルビールがメインで、ビールの世界の全体像がつかめる広がりのあるラインナップです。樽生ビールは1~2種類を樽替わりで提供しています。
Y. MARKET BREWINGのWhat the Hell!
1杯目は、JAPAN BREWERS CUP2023のライトラガー部門で1位を獲得したY. MARKET BREWINGのWhat the Hell!です。
南ドイツで昔から愛され続けるヘレススタイルで、モルトの豊かな甘みを感じつつスムーズでドリンカブルな味わいです。
鬼伝説 金鬼 リアルエール
2杯目は、のぼりべつ地ビール鬼伝説の金鬼リアルエールです。北海道内で2台のみ稼働しているイギリス風のハンドポンプでサーブしてもらえます。
ビールの温度を冷やしすぎないことで、まろやかなモルトの甘みと微発泡が生み出す芳醇な口当たりが楽しめます。
Tobetsu Seven’s Brewing
3杯目は、坂巻さんのおすすめビールで、Tobetsu Seven’s BrewingのMIXED BERRY BREWです。ミックスベリーピューレ、ライムジャム、ライムピール、エルダーフラワー、カモミール等を使用したフルーツビール。
爽やかなライムの香りと後味にハーブの余韻があり、今までに飲んだことがないタイプのビールでした。
Tobetsu Seven’s Brewingは、2022年に札幌市に隣接する当別町で醸造を開始したマイクロブルワリー。フルーツビールを中心に大量生産では出来ない手間のかかったビールを造っています。
ここがおすすめ
店主の坂巻紀久雄さんは、合格率8%の日本ビール検定1級保持者で、ビールの国際審査会で審査員を務めるほど、ビールに造詣が深い人物です。
過去には夫婦で来店し、ビールが嫌いだと言っていた女性客に対して、嫌いなものを丁寧にヒアリングし、結果的に好みのビアスタイルを見つけ出したという経験もあります。
いつもは、おすすめのビールを聞いて注文する人も、ここでは思い切って自分の苦手なものを告白し、そこから消去法で自分の好みを新たに発見するというのもいいかもしれません。
店舗情報
店名:Maltheads
住所:北海道札幌市中央区南3条西8丁目7大洋ビル地下1階
開館時間:17:00〜23:00
休業日:不定休 詳しくはWebサイトをご確認ください
TEL:011-522-5152
Webサイト:https://maltheads.net
サッポロビールの歴史や製造工程を楽しく学べるサッポロビール博物館
最後に紹介するのは、サッポロビール博物館です。サッポロビール博物館は、北海道札幌市にある、サッポロビールの歴史やビール醸造の過程を学ぶことができる博物館です。
JR函館本線の苗穂駅から徒歩8分。開館が11時(2023年3月21日現在)、予約不要、参加費無料で館内を自由に見学することができます。
展示内容は、サッポロビールの創業から現在に至るまでの歴史や、ビールの材料である麦芽やホップの栽培、醸造の工程などがあります。ビール醸造の模型や昔のポスター、ビールグラスの展示などがあり、ビール文化についても学ぶことができます。
隣接するスターホールでは、ビールの味わい方や飲み比べなども楽しめます。有料試飲できる銘柄は、サッポロ生ビール黒ラベル、北海道限定クラシック、開拓使麦酒の3種類の他、ノンアルコールビールとソフトドリンクもあります。
試飲するなら、ここでしか飲めない無濾過(酵母を濾過していない)の開拓使麦酒を含む3種飲み比べセット(800円税込)がおすすめです。ホップの苦味や麦芽の甘みなど、味の違いが楽しめます。
さらに、博物館内にはサッポロビールが製造する様々な種類のビールが楽しめるレストランやバーもあり、ビールを飲みながら北海道のグルメを楽しむこともできます。ビール好きならぜひ訪れてみたいスポットの一つです。
ここがおすすめ
プレミアムツアー(参加費500円税込)に参加すると、復刻札幌製麦酒と黒ラベルが無料で試飲できます。
ツアー限定の「復刻札幌製麦酒」は開拓使時代の味をレシピをもとに再現したもので、プレミアムツアーに参加しないと飲むことができません!
プレミアムツアーは参加人数が制限されていますので、早目に予約することをおすすめします。詳しくはWebサイトをご確認ください。
施設情報
店名:サッポロビール博物館
住所:北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
開館時間:11:00〜18:00(最終入館17:30)
休業日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
TEL:011-748-1876
Webサイト:https://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
ビア友のビア友はみんなビア友だ!
この記事では、ブルワリー2軒とビアバー6軒、サッポロビール博物館を紹介しました。これらは、北海道在住の友人やビアバーの関係者、お店で知り合った常連客の皆さんから情報を入手しました。
実は、一番最初に行ったビアバーのヒニニツカで知り合った常連客がSNSで私のことを発信してくれました。そのおかげで、2軒目以降も初めて会った人ばかりなのに、乾杯をして連絡先を交換するまでの盛り上がりに!札幌のビア友が温かく仲間に迎え入れてくれて、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
札幌のビアバーやブルワリーに立ち寄ったら、ビール片手に横にいる常連客や店員と交流してビア友を作ってみてはいかがでしょうか!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。