Far Yeast Brewingの桃ビールが新スタイルに挑戦!「Far Yeast Momo Common」2023年3月22日出荷開始
Far Yeast Brewingが夏に発売している山梨市の桃農家「ピーチ専科ヤマシタ」の桃を使った「Far Yeast Peach Haze」。毎年楽しみにしているビールファンも多いと思います。お待たせいたしました。2023年も発売が決まりました。しかも今年は新スタイルでの登場です。
目次
新スタイルはカリフォルニア・コモンスタイル
今回は”桃らしさ”をさらに追求。桃の香りや甘さをよりシンプルに表現したと言います。
シンプルにと言っても桃ピューレはたっぷり500kg使用。すっきりとした飲み口に仕上げるため、カリフォルニア・コモンスタイルを採用しています。
カリフォルニア・コモンスタイルは、通常低温で発酵するラガー酵母をエール酵母並みの高い温度で発酵させて造るビアスタイルです。ラガービールらしいキレのよさとエールのような芳醇な香りと味わいを兼ね備えているのが特徴です。
これまでの「Peach Haze」とは違い、ドライホップを施さないカリフォルニア・コモンらしいフルーティーかつモルト香に、ほのかな桃の甘い香りがバランス良く香り、フレーバーはベースの苦味とキレに桃がすっきりとのり、ドリンカブルで暖かくなってきた春の陽気にもぴったりということです。
スイーツだけではなく、食事にも合わせられる桃ビール
桃を使用しているビールだけに、フルーツやスイーツには合わせやすいと思います。しかし、食事にも合わせてみたいと思い調べてみると、桃には乳製品に含まれるラクトンやオリーブにあるベンズアルデヒドが含まれていることがわかりました。
これを踏まえて3つのペアリングを試してみました。
オリーブとモッツァレラのバルサミコ酢サラダ
合わせてみると桃のフレーバーがフワッと一瞬強まり、その後にオリーブとモッツァレラチーズとまとまる感じがあります。また、葉物とビールの苦味がマッチングすることで、後味がスッキリするペアリングでした。バルサミコ酢との相性が気になりましたが、思いのほか邪魔をせず楽しめました(なくてもいいと思います)。
ほうれん草とベーコンのキッシュ
参考にした文献(文末参照)によるとソテーしたベーコンとの相性の良さが挙げられていたのと、桃に草っぽい香り成分も含まれているということで試してみることにしました。
こちらは全体がまとまるペアリングです。卵やチーズ、ベーコンの味の強さをドライな桃のフレーバーが整えてくれて口腔内がすっきりしました。
シュークリーム
スイーツとも合わせてみたかったので、ラクトン繋がりを意識してシュークリームで挑戦。
結果として、クリームの甘さとビールの苦味が強調されました。ドライな味わいなのでクリームの甘さが弱いとビールの苦味が勝って強く感じるかもしれません。
「Far Yeast Momo Common」は、Far Yeast Brewingのオンラインストアでは3月21日より販売を開始し、3月22日より出荷をしています。桃ビールが好きな人や「Peach Haze」を楽しみにしている人、新しくなったFar Yeast Brewingの桃ビールを飲んでみてください。
また、4月8日には「ピーチ専科ヤマシタ」の併設のカフェ「ラぺスカ」で「春のお花見まつりin 桃農家カフェ ラぺスカ』を開催し、会場で「Far Yeast Momo Common」の試飲販売会も実施されます。ハンドメイドマルシェや農業体験などもあるので遊びに行ってみてください。
Far Yeast Momo Common商品概要
品目:発泡酒(麦芽使用率25%以上50%未満)
原材料:麦芽(外国製造)、桃(山梨県産)、小麦、ホップ、糖類
スタイル:California Common with Peach
アルコール度:5.0%
IBU:20
内容量:350ml缶
出荷開始日:2023年3月22日(水)
価格:オープン価格
春のお花見まつりin桃農家カフェ ラペスカ
日時 : 2023年4月8日(日)10:00〜16:00
場所 : 桃農家カフェ ラぺスカ(山梨県山梨市正徳寺1131-1)
参考文献:香りで料理を科学するフードペアリング大全
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。