[コラム,テイスティング]2023.7.6

【季節のお菓子とビールで愉しむ】7月　索餅(さくべい)

　ビール好きの皆さま、7月といえば七夕ですね。

季節の節目に邪気を払い、無病息災を願う年間行事である節句。中でも五節句として今でも受け継がれているのが人日（1月7日）、上巳（3月3日）、端午（5月5日）、七夕（7月7日）、重陽（9月9日）の各節句です。

牽牛と織女が1年に一度出会うことができるという七夕（しちせき）伝説に、笹飾りに短冊を吊るして願い事をする乞巧奠（きこうでん）という儀式、女性が着物を織って棚にお供えし豊作を願う棚機（たなばた）の風習が融合し現在の行事となったと言われます。七夕の行事食として有名なのは素麺ですが、その原型と言われるお菓子に索餅があります。索餅のレシピと共にペアリングをご紹介します。

1 ７月のお菓子：索餅
2 ペアリング
- 2.1 キリンビール　SPRING VALLEY サマークラフトエール＜香＞
- 2.2 サッポロビール　サッポロココロクラフト流れ星ゴールデンエール

７月のお菓子：索餅

索餅とは

索餅は中国から伝わった揚げ菓子です。「索」の字は太い縄を意味しており、細く伸ばした生地をこより状に捻って作ります。少なめの油で揚げ焼きにすることで、カロリーを抑えることができます。ほんのりした甘さのお菓子ですが、揚げたてに塩を振っていただくのも美味しいですよ。ぜひお試しください。

材料　8本分

強力粉100g　だんご粉90g　砂糖大さじ2　卵1個　水大さじ4　揚げ油適量

作り方

強力粉、だんご粉、砂糖をふるってボウルに入れる。
粉類を入れたボウルの中心に窪みを作り、卵を落とす。
卵を崩し、粉類と混ぜていく。耳たぶくらいの硬さになるよう調整しながら少しずつ水を加える。
生地を4つ（約80gずつ）に分け、ラップをかけ20分寝かせる。
生地を8等分し、1本が約20cmとなるように伸ばす。
棒状の生地を半分に折り、捻る。
フライパンに油を入れ、キツネ色になるまで中火で揚げ焼きする。

ペアリング

ふだん揚げ物をほとんどしないので少し緊張しました。さて、どんなビールと合わせましょうか。

キリンビール　SPRING VALLEY サマークラフトエール＜香＞

夏限定ということで6月13日より発売されたこちらのビールと合わせてみます。爽やかな酸味があり、揚げたてあつあつの索餅とよく合います。索餅に塩を少し振るとよりマッチすると思いました。今夜は晴れますように、と願いながら迎える夕暮れ時間にぴったりな組み合わせです。

サッポロビール　サッポロココロクラフト流れ星ゴールデンエール

「流れ星」というネーミングが七夕にぴったりなので合わせてみました。2023年6月27日よりセブン＆アイホールディングス限定で販売されています。苦味をあまり感じず、生地のほの甘さを引き出していました。少し冷めてもっちり感が増した索餅とよりマッチするように感じます。長い夜を楽しむのに良い組み合わせだと思いました。いかがでしたでしょうか？それではみなさま、よきビールライフをお過ごしください！

お菓子ペアリングレシピ七夕索餅

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。