【北海道】上富良野ホップ試験栽培100周年、札幌駅ナカに「SORACHI 1984」専門店も(後編)
サッポロビールが空知郡上富良野町でホップ試験栽培を始めて、今年2023年が100周年。1世紀の間にたくさんのホップ品種が生まれました。とくに1984年に誕生したソラチエースは世界を席巻し、日本発祥ホップを代表する品種となっています。前編では上富良野の圃場の様子をお届けしました。そのソラチエースをフィーチャリングした銘柄「SORACHI 1984」の専門店が、北海道の交通の要所JR札幌駅改札内に誕生しました。こちらの後編ではその開店日レポートをお届けします。
前編はこちら
2023年9月1日、JR札幌駅構内にSORACHI 1984をフィーチャリングしたビアバー「BEER STAND SORACHI」が開店しました。
5番・6番ホームの下で、メインの西口改札からもほど近い目立つ場所にあります。
初日は15時の開店。お店のスタートは、スタッフ全員の元気な挨拶から始まりました。
環境に配慮したリユース可能なアルミカップに提供されます。一口目はガラスよりもより冷たく感じられます。ソラチエースのパイニーな香りがほどよく、駅ナカの雑踏感がある独特の解放感と相まって爽快な一杯でした。
店長の近野恵佑さん。サッポロビールとSORACHI 1984をこよなく愛する熱い男です。
近野さんからのコメント:
札幌市はビールの世帯あたりの消費量がNO.1の都市で、まさに「ビールのまち」なんです。
そして何よりもサッポロビールのふるさとです。
JR札幌駅はまさに”サッポロ”の玄関口ですので、BEER STAND SORACHIから”札幌”と”サッポロ”のビール文化を発信していきたいなと思っております。
旅のはじまりや終わり、そして毎日の1杯まで、ぜひお待ちしております。
そしてこの日は、SORACHI 1984のブリューイングデザイナーの新井健司さんも東京から駆けつけてくださいました。
新井さんからのコメント:
期間限定ではありますが、ソラチエースが生まれた地で念願のコンセプトバーを出店できたことが素直にうれしいです。
SORACHI 1984を飲んだことがある人も、初めての飲む方も、きっと「北海道っていいなぁ。」と思っていただける場所だと思っています。
札幌に来られる際はぜひ足をお運びください!
北海道・上富良野からたくさんのホップ品種が誕生したことは「前編」で見ましたが、その代表格ソラチエースを使ったSORACHI 1984は2019年の発売以来着実に定着し、サッポロビールとホップの強い結びつきを身近に体験できる商品となりました。
そのSORACHI 1984の専門店が、北海道の交通の要所に誕生したことは、とても意義が深いです。北海道に到着した最初の一杯目として「この大地で生まれた味」を体験することができるのですから。もちろん、北海道を離れる最後の思い出の一杯としても楽しめます。
そして、わざわざ改札を通らなければならないのですが、「駅ナカ」にあまり馴染みが少ない札幌の地元の人もぜひ!
(※交通系のICカードは入場券として使用できません。必ず入場券をお買い求めください。また有効時間は2時間と決められています)
店舗INFORMATION
BEER STAND SORACHI
JR 札幌駅改札内(5・6番ホーム下) 住所:北海道札幌市北区北6条西3丁目
営業時間:毎日 11:30~21:30 (ラストオーダー21:00)
席数:10 席(スタンディングのみ)
期間:2023 年 9 月 1 日~2024 年夏頃(予定)
※完全キャッシュレス店舗です。現金はご利用いただけません。
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。