【季節のお菓子とビールで愉しむ】9月 薔薇のアップルパイ
9月第3月曜日の敬老の日は高齢者を敬う日として制定されている国民の祝日です。2002年までは9月15日固定の祝日でしたが2003年以降現在の規定となりました。連休となり、家族で集まりやすくなった方も多くいらっしゃることと思います。
そんな集まりに華やかに見えるのに手軽に作れ、食べやすい薔薇のアップルパイはいかがでしょうか。レシピとともにペアリングをご紹介します。
目次
9月のお菓子:薔薇のアップルパイ
薔薇のアップルパイとは
Wikipediaによると「アップルパイとは、砂糖煮にしたリンゴを詰めてオープンで焼いたパイのこと」とのことですが、このレシピのりんごはレンジで軽く加熱するだけです。
加熱した薄切りりんごをパイ生地と一緒に丸めて、薔薇の花を形づくっていきます。
一番大変なのは最初のりんごをスライスするところなので、そこだけがんばってください。
また、作業時間は15分ほどですが、加熱したりんごを冷ます時間が必要です。冷める間にりんごの皮の色が身の部分に移って花びらに近い色合いになっていきますので、ぜひここは焦らず、30分以上空けてみてくださいね。
材料 8〜12個分(りんごの大きさに応じ)
りんご1個(紅玉などのなるべく皮の赤い品種がおすすめ:今回使用したのは紅ロマン)、冷凍パイシート2枚、グラニュー糖大さじ1、レモン汁大さじ1
作り方
- りんごを半割にして、芯をスプーンでくり抜く。くし形切りにすると薄切りしにくいので、この方法をおすすめします。
- 厚さ2〜3mmの薄切りにしていく。
- 切ったりんごを皿に並べ、グラニュー糖をふりかける。
- レモン汁もふりかけ、ラップをふんわりとかけて、600wのレンジで3分加熱する。
りんごの大きさ、厚さによって加熱時間は変わってくるので、透明感がないようならさらに10秒ずつ追加する。
ただし加熱しすぎるとりんごが崩れて後の作業が難しくなるので、迷ったらそこで止めましょう。 - 加熱直後の様子。このまま30分以上冷ます。
- 冷ましている間に皮の色が果肉に移る。
- 冷凍パイ生地を解凍しておく。
と言っても、9月ごろは5分ほど室温に置いておけば扱える柔らかさになります。
作業する分だけ取り出すこと、作業中ベタついてきたらすぐに冷凍庫に入れ冷やすことを心がけましょう。 - パイ生地を細く切っていく。
私は1枚のパイ生地を8本にしています。 1つにつきりんごの薄切りを5・6枚使うので、そこから逆算してできあがりの個数を決めましょう。 - パイ生地をめん棒で30cmくらいの長さになるよう伸ばす。
- 伸ばしたパイ生地に薄切りりんご5〜6枚をのせる。巻き始めのりんごは小さめのものにし、少しづつ重なるように載せるとよい。
巻き終わりの箇所はパイ生地のみにしておく。 - 巻いていく。巻き終わりはパイ生地同志をぎゅっとくっつける。
写真は左から右へ巻いています。 - りんごを薔薇の花びらのように広げる。
- 今回は10個のパイとなりました。
- 220℃に予熱したオーブンで15分焼く。
- できあがり。
ペアリング
りんごそのものの素材感が味わえ、パイ生地の分量が多くないので軽く食べられるアップルパイになりました。さて、どんなビールと合わせましょうか。
ザ・プレミアム・モルツ アンバーエール
秋らしさをストレートに味わう組み合わせとして選んでみました。
濃色麦芽の芳しい香りが、パイのさくさく感とよく合っています。カラメル感によって、タルト・タタンのような濃厚さが追加されたようです。
しかしフルーティさを感じるビールなので、加熱しすぎないりんごともよくマッチしていると感じました。
檸檬ジンジャー楽園エール
エチゴビールの期間限定ビールです。
りんごをレンジにかける際にレモンを使っているので、素材つながりであうのでは?と思い試してみました。
ジンジャーの風味ので、思いついてアップルパイにシナモンをかけてみたらよりマッチしたように思います。香辛料のおかげでより秋らしい温かさを感じる組み合わせとなりました。
いかがでしたでしょうか?それではみなさま、よきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。