今年の小菅産の梅を使用したビールは新スタイルに挑戦!「Off Trail LIGHTNING STRIKE 〜稲妻〜」数量限定発売中
毎年、醸造所のある山梨県小菅村の梅を使用した商品を発売しているFar Yeast Brewing。4年目となる2023年は新しい形で展開します。
目次
300kgの梅を使用。昨年よりも多い約1600Lを醸造
生産者の高齢化により、収穫や畑の維持が年々難しくなっている山梨県小菅村の梅。Far Yeast Brewingでは地域問題に着目。地元の素材を使用したプロダクトにする取り組みを行っています。
“Terroir Kosuge”をテーマに、樽熟成ペールエール「Ume-kin’ Me Crazy!」をはじめ、「Off Trail – Azeotrope」シリーズから梅酒も販売しています。
毎年、梅の収穫は、村内農地の再生・管理・活用に取り組む小菅村出身の事業者・株式会社boonboonの青柳博樹さんの協力の元、醸造所スタッフも参加して収穫を行い、1つ1つ丁寧に下処理して活用しています。
今年は、小菅村のNPO源流みらい、小菅村隣の上野原市の生産者にも協力も得て、合わせて300kgの梅を収穫、昨年よりも多い約1,600Lを製造したと言います。
蒸し暑さが残る時期にもすっきり飲めるサワーエール!
今年は昨年までの「Umekin’ Me Crazy!」とは異なるスタイルのベースビールを採用。梅の酸味とのマッチングが非常に良かったことから、6ヶ月の樽熟成を経たトロピカルでフルーティーなブレットペールエールをベースブレンドに選択しています。
9月に入っても残暑が続く今年の気候を考慮して、すっきりと飲める仕上がりを目指してブロンドエールもブレンドしています。
さらに生姜を加えることで、梅の刺激的な酸味のバランスを取り、「Off Trail」の樽熟成らしいファンキーな余韻を感じられつつも、軽快でドリンカブルに仕上げたということです。
「LIGHTNING STRIKE」というネーミングは、梅の刺激的な酸味からヒントを得たもので、梅の妖怪をモチーフにしたラベルデザインには、小菅から世界へユニークなプロダクトを発信し、席捲しようと目論む「Off Trail」プロジェクトの大きな野望が秘められています。
テイスティング&ペアリングチャレンジ
テイスティングレポート
グラスに鼻を近づけると、梅や酸味のある果実の香りが優しく立ち上がってきます。飲んでみると、最初に野生味のある酸味が広がり、後から甘味やほのかな苦味を感じました。酸味は程よく続いて、食欲を引き立ててくれます。個人的に生姜の香りや風味は感じ取ることができませんでした。
フルーツを思わせる甘味が梅の酸っぱさを穏やかにしてくれていて、想像していたよりも飲みやすかったです。リフレッシュしたいときに飲みたくなります。
ペアリングチャレンジ カレーライス
福神漬けやらっきょうなど、酸味のあるものと相性がいいカレーライスで試してみます。
カレーを食べた後に飲むと、「Off Trail LIGHTNING STRIKE 〜稲妻〜」の酸味でカレーの辛味が穏やかになった一方で、スパイシーさを強く感じました。
夏の疲れを酸味の効いた商品でリフレッシュするのはいいかもしれません。気になった方は、ぜひ飲んでみてください。
「Off Trail LIGHTNING STRIKE 〜稲妻〜」は、Far Yeast Brewing 公式ウェブストアや全国のビアバー、飲食店、酒販店で購入、飲むことができます。
Off Trail LIGHTNING STRIKE 〜稲妻〜商品概要
品目:発泡酒(麦芽使用率50%以上)
原材料:麦芽(ドイツ製造、イギリス製造)、梅、ホップ、糖類、生姜
アルコール度:5.0%
スタイル : Barrel Aged Sour Pale Ale with Ume
仕様:750ml瓶・330ml缶
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。