オーストラリアからのお土産!オージーなビール4種飲み比べ【JBJA Channel】
ビールに愛された皆さまへ!
今日公開のJBJAChannelは、オーストラリアに住む身内が帰省した際に「これ、お土産♡」と手渡された、ハンドキャリーのオーストラリアビールの飲み比べです。
目次
オーストラリアのビール事情
17世紀からイギリスからの入植がはじまり、地元のブルワリーが地域のビール生産を支えていた一方で、その中でも大手の醸造所による買収・合併などが進んでいました。
アンハイザー・ブッシュ・インベブ社がメルボルンの大手カールトン&ユナイテッドブルワリーズの買収をし、その後、日本のアサヒビールホールディングスが傘下におさめています。
一方で、2009年に、ニュージーランドとオーストラリアでアルコール飲料の醸造・販売を手掛けてきたライオン醸造所が、キリンホールディングスの傘下に入ります。
そのため、日系企業のアサヒ・キリンがオーストラリア本土でかなりの影響力を持ちながら、さらに国際企業としてのとしてオーストラリアからの営業利益が全体の中での影響が大きくなることが分かるのです。
オーストラリアでは、ビールはレストランで食事と一緒に取るというよりは、パブやバーで、ビールのみで飲むことが多く、アルコール消費量ではビールが41%、ワインが37%となっているといわれてます。
オーストラリアのビールの可能性
2021年のキリンビールの統計によると、オーストラリアの国民1人当たりのビール消費量は19位・71.8リットルです。同年、日本は53位で33.2リットル。総消費量でいうと日本は8位で418.8万㎘、オーストラリアは22位で185.2㎘です。しかし、2019年の統計によると日本の人口は世界11位で125,927,902人、オーストラリアは55位で25,203,200と、四分の一以下なのです。ずいぶん、たくさん飲める方が多いんですね!
そして近年、移民の受けいれに積極な政策をとるようになったことから、2022年のオーストラリア人口増加率は1.9%と、毎年の人口増を記録しており、女性が一人あたり、生涯のうちに出産する子供の人数(合計特殊出生率)の統計が、日本では1.34人(2020年)に対し、オーストラリアは1.6(2022年)と、これから人口も増えていく数値が出ていることを考えると、「お酒に強い」「これから人口が増えそう」というオーストラリアのビール市場の将来は明るい展望が見えてくるのが分かります。
オーストラリアのお土産ビール
MCでありビアジャーナリストアカデミー副学長の川端ジェーンさんは、お身内がオーストラリア在住ということで、帰国の際にオーストラリアのビールを頂くことがあるそうです。
今回も、そのご相伴にあずかり、ハンドキャリーでお持ちいただいた、貴重な4本のオーストラリアビールを堪能させて頂きました!
4 PINES BREWING – JAPANESE STYLE LAGER (CAB / ASAHI)
4 PINES BREWIN(フォーパインツブリューイング)は2011年にブルックベールに50hLの醸造所、瓶詰めライン、バーを備えたブリューパブとして開業。比較的新しいブルワリーです。
今回、頂いたビールは、日本のラガースタイルを模したジャパニーズスタイルラガーというスタイルを表しており、ピルスナーモルトとオーストラリア産のコメをベースに、ホップの程よい苦みと微妙なハーブによってバランスが取れており、ドライでさわやかでさわやかな仕上がりになっています。パッケージデザインも平仮名で「くりすぷ」なんて書いてあったりして、ポップでとても可愛いのです!
LITTLE CREATURES BREWERY – Mexican Cerveza (LION/KIRIN)
すこしライムの効いた個性的な味わいのこのビールは、なんと塩も少し入れているそうです。少しナトリウムの重みを感じられる味わいは、どこかドイツビールのゴーゼスタイルを思い起こさせます。
ライムと塩の入った、メキシカンなテイストがたっぷりで、爽やかなのに、ちょっぴりクセがある。パリピ感のある、素敵なビールです。
「メキシコ料理に合いそう!」と言いながらタコスとトルティーヤしか思いつかない私たちでしたが・・・・
White Rabbit Brewery – Paloma Sour (LION/KIRIN)
公式サイトによると、
クラシックなパロマカクテルのエッセンスをビールで想起させ、さわやかな春または夏の午後を演出する試み。
アガベシロップの使用と部分的な酸性化に由来する甘酸っぱいバランスの見事にふわふわのベースビール。ハイビスカスの花で満たされたホップバックに麦汁を通した後、わずかなピンク色がかっています。ビールはグレープフルーツとライムで発酵の終わりにさわやかになります。
とても個性的でうまみのある酸味が特徴的なサワーエールと思ったのですが、どうやら「パロマカクテル」という別の酒類をリスペクトしてフィーチャリングした味わいを表現していたようです。
でも、とにかくおいしい! 最初の一口は、思わぬ味わいにびっくりしたものの、飲み進める毎に、飲み続けたくなってくる、癖になる味わいなのです。
FURPHY – ORIGINAL REFRESHING ALE (LION/KIRIN)
リフレッシングエール?という表記があり、スタイルとして謎だったのですが、飲んでみたらとてもおいしい!
公式サイトによると、スタイルはケルシュということですが、淡い苦みと麦芽のコクのバランスが素晴らしく、軽すぎないボディ感が味わいのなかに芯が通っていて、実にドリンカブルなビールなのです。これがコンビニやスーパーで買えたら、週に一度は手に取ること請け合いです。
動画はこちらから!
いつもありがとうございます。過去動画にもお宝映像がたっぷりありますので、是非ご訪問くださいね。
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。