ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その4)
目次
はじめに
今回は、すがや魅惑の麦酒で購入した「Brouwerij Alvinne / アルヴィンヌ醸造所」からの5種類を紹介したいとおもいます。
今回購入したのは、「Alvinne Omega /アルヴィンヌ オメガ」、「Alvinne Phi /アルヴィンヌ フィ」、「Alvinne Sigma /アルヴィンヌ シグマ 」、「Alvinne Morpheus Saison /アルヴィンヌ モーフィアスセゾン 」、「Alvinne Moen Rye Triple /アルヴィンヌ モエンライトリプル」です。
アルヴィンヌ醸造所
ここの醸造所については、公式ページより、「ベルギーの西フランダース州、ズウェーフェゲム(Zwevegem)に1200hlの敷地を持つ地ビール醸造所です。2004年公式に醸造所となりました。
酵母と衛生管理担当のマークは、【モルフェウス酵母】を発見し、オフフレーバーを造らず強いアルコール耐性があり、一般の発酵だけでなく、同時に乳酸発酵を行うことのできるこの酵母のおかげで混合発酵の様々な度数のサワーエールを造ることが出来ます。混合発酵法を使用して新しいスタイルのフランドルブロンドサワーを通じて革新的なサワー ビールを生み出すことで、オゥド・ブラウンとランビックの間のミッシング・リンクと言えます。すでに30種類以上の果物、ハーブ、植物、ベリー、花、野菜を試しました。全て本物でジュース等は使用していません。サワーシリーズの次には、コニャック、ポート、シェリー、カルバドス、ブランデー、赤ワイン、白ワインなど、厳選された古樽で熟成された興味深いビールのリストがあります。これらのビールは、2018年以来、私たちはコアファンに優先的に当社の非常に限定されたビールを手に入れられるよう、独自のメンバーを集めました。」と記載されています。
アルヴィンヌ オメガ
このビールは、モルフェウス酵母で発酵したビールです。ワインのボルドー樽で熟成しています。
色は濁りのあるブロンドです。
香りは、柑橘系の香りとリンゴやワインの香りがします。
味は酸味があり、樽のタンニンと元々樽に入っていたワインの成分から来る繊細で複雑な味わいがあり、軽くて爽やかなビールです。
アルヴィンヌ フィ
このビールは、「アルヴィンヌ オメガ」と同じ酵母と同じワインのボルドー樽で熟成しています。
違いとしては、麦芽混合物中の 40% を小麦を用いてます。
色は、濁りのあるブロンドです。
香りは、柑橘系の香りとリンゴやワインの香りがします。
味は、樽のタンニンと元々樽に入っていたワインの成分から来る繊細で甘味と酸味のバランスが優れています。
このビールは、別のビールの樽熟成キュヴェ・ソフィーのベースです。
アルヴィンヌ シグマ
このビールも、「アルヴィンヌ オメガ」と同じ酵母と同じワインのボルドー樽で熟成しています。
色は、濁りのある茶色です。
香りは、柑橘系の香りとリンゴやワインの香りがします。
味は、樽のタンニンと元々樽に入っていたワインの成分から来る繊細で甘味と酸味のバランスが優れた、香ばしさのある濃い酸味のビールです。
アルヴィンヌ モーフィアスセゾン
モルフェウス酵母とセゾン酵母で発酵したビールです。フィを10%配合しています。
色は、濁りのあるブロンドです。
香りは、柑橘系の香りが強く少しスパイシーで微かにリンゴやワインの香りがします。
味は甘味の後に軽い酸味がありその後に軽い苦みがきます。のどの渇きを潤すビールです。
アルヴィンヌ モエンライトリプル
セゾン酵母で発酵させたビールです。
このトリプルの特徴はライ麦を多量に使用しています。
色は濁りのあるブロンドです。
麦芽の芳醇な香りとふくよかな味わいがアルコールも9%と高いのに飲みやすく甘味と苦みのバランスが大変良いビールです。5種の中で一番飲みやすいビールでした。
さいごに
次回(その5) はビール2種類を紹介します。
引用文献および引用サイト
魅惑のベルギービールすがや
アルヴィンヌ醸造所ホームページ(翻訳機能を使ってご覧ください)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。