【アイスホッケー×クラフトビール】は最高のペアリング!横浜GRITS試合観戦!
スポーツ観戦をしながら飲むビールの美味しさは格別・・・それは夏だけじゃない!
冬が旬、今正にビールを楽しむのにぴったりなスポーツがあるってご存じでしたか?
それは、観戦シーズン真っ只中のアイスホッケー。エキサイティングなゲームを観ながら、その本場さながらにクラフトビールを思いっきり楽しめる会場が、横浜にありました!
アメリカのクラフトビールや食文化を、横浜から発信してきた「ANTENNA AMERICA (アンテナアメリカ)」の運営元であるナガノトレーディングが、同じく横浜を拠点とするプロアイスホッケーチーム「横浜GRITS(ヨコハマグリッツ)」とパートナー契約を結んだことにより、米国クラフトビールをホームゲーム会場で販売開始。
旅とビールが大好きなMC&ビアチューバーとして活動中のあやねえが、その現場を体験させて頂きました!
目次
アジアリーグアイスホッケー2023-2024
北米のウィンタースポーツという印象が強いアイスホッケー。日本においても、徐々に人気が高まっています。「アジアリーグアイスホッケー(Asia League Ice Hockey)」は2003年にスタート、日本と韓国2か国のアイスホッケー連盟が参加するプロクラブチームの国際リーグ戦。
今季のレギュラーシーズンは2023年9月にスタート、プレーオフは2024年3月末~2024年4月7日までと春先までの観戦が楽しめます。

アジアリーグの試合会場は札幌、苫小牧、八戸、日光、新横浜、そして韓国アニャン。写真は新横浜会場。
アイスホッケーの歴史
由来は諸説ありますが、欧米各国にて凍結した河川や湖、池で行っていたスポーツが発展したとされるアイスホッケー。1880年頃カナダにて初のルールが定められ、北米にて盛んに試合が行われ、更にヨーロッパにも広まっていきました。
オリンピック競技でもあるこの世界的なスポーツが日本に登場したのは1915年、既に国内でも100年以上の歴史があるのですね。

「KOSE新横浜スケートセンター」のリンクは30m×60m、面積1,800㎡( 国際規格リンク)客席から見渡すその広さは圧巻。
アイスホッケーはどんなスポーツ?
氷上スケート競技、かつ球技。6人ずつの2チームが、ゴム製の円盤状パック(玉)をスティックを使って相手側のゴールに入れ合い、その合計得点数で勝敗が決まるスポーツです。
全身防具姿の選手たちの滑走最高時速は50km以上。パックの時速はなんと150km以上!常にスピード感あふれる競り合いが行われ、体当たりのシーンも多く「氷上の格闘技」と呼ばれます。

試合中は危険も伴うため全身に防具を装着し、スケート靴を履いて試合に臨む選手達。
横浜GRITSはどんなチーム?
スポーツが盛んな横浜の地にて2019年設立、2020年にアジアリーグに参加した「横浜GRITS」。掲げる目標は「夢」と「生きる活力」に満ちた社会を創ること。
選手たちは皆デュアルキャリア(他の仕事と競技活動と両立)、スポーツ選手を目指す子供達に夢と希望を与え、冬の横浜を盛り上げ、地域のスポーツ振興を後押しし、アイスホッケー人気を高める取り組みを行っています。
KOSE新横浜スケートリンクへ
2023年12月2日(土)に開催された「横浜GRITS」VS「レッドイーグルス北海道」をゲーム観戦。JR新横浜駅へ向かいました。

新横浜駅近くには、日産スタジアムやしんよこフットボールパーク、そしてKOSE新横浜スケートセンターといったスポーツ施設が沢山。
試合会場KOSE新横浜スケートセンターは駅から歩いて約10分。
「新横浜にスケート競技場があったの、初めて知ったなぁ」心の中でつぶやきながら、スタジアム通りを進みます。
周りにはいくつもホテルや飲食店があり、試合帰りの宿泊にも便利な立地です。

スタジアム通りから新横浜中央通りへ左折すると見えるKOSE新横浜スケートセンター
・・・あの白くて大きな建物が、スケートセンター?

青空に映える大きくて白い建物に英文字のロゴがスタイリッシュ。
近づくと、大きなロゴが見えました。
入場口は2F、階段を上った所の受付にて
「こんにちは!!」
と何人ものスタッフさんがあたたかく出迎えてくれます。

金色のポンポンを持つのは、オフィシャルチアリーダーズ「GRITS TOPAZ」歓迎に試合前の気分が高まる!

ホームゲームで活躍されるアリーナMC「ISSY(いっしー)」さん。試合会場での各種アナウンス担当のみならず、ファンと一体となってゲームを盛り上げる大きな役目を持つ。
そして・・・ありました!お目当てアンテナアメリカのクラフトビール販売ブースです。

ビールカラーとアンテナマークのポップが売店コーナーでもひときわ目を引く。普段アンテナアメリカ店舗で働くスタッフさんたちが販売を担当。

相談すればおすすめビールを教えてくれる。

5種のアメリカンクラフトビールは、試合カードごとに銘柄が変わり、その度に違う味わいを楽しめる。
魅力的なビールばかりで迷いつつ、アルコール度数が抑えめで爽やかな味わいのSURLY BREWINGの「LOGIC BOMB(ロジックボム)」をチョイス。
「ジューシー・ペールエール」というスタイル、缶の色とも近いほんのりオレンジがかったビールは、ホップの爽やかな果実感で溢れ、1杯目にぴったりでした。

Logic Bomb(論理爆弾)を飲めば、難しいことは頭から流れ落ちちゃう、そんなイラスト?!「缶からゴクゴク」か「カップをもらってじっくり堪能」はお好きな方で。
ビールを手に入れたら、いよいよ試合会場へ。
ビールを味わいながらFACE OFF(試合開始)!
席に着く前、今がチャンス!とリンクに近づいてみました。

爽やかな横浜カラー、ブルーのユニフォームに身を包む選手たち。近くで見るとかなりデカい!アメフトの選手同様ヘルメットやプロテクターを着用しているためだ。

すぐ間近で試合観戦できる木の椅子が「1階席」、クリアなプラスチック壁の目の前に選手のベンチやコートが広がる。その上部椅子部分が「2階席」。更に上の階の「3階席」は主に関係者用。

パックをスティックで打ちあう選手たち。こんな小さな玉を扱いながら、大きな体でスケート靴で移動するなんて、すごい!
そうこうするうち
「ご自身のお席におつきください」
と会場スタッフさんに促され、後ろ髪を引かれながらも、リンクを離れて着席。
時刻は15時・・・さぁいよいよ試合開始です!

緊張感あふれるゲームスタートの瞬間。
おお、選手たちの動きのスピードが速い。ぶつかりあって熱い。パック(玉)が飛び交ってる!あれがキーパーにぶつかったら痛そう!!席にも飛んでいったら危ないよね。あっ、飛んでいきそう!?すかさず
「客席の皆様、どうぞお気をつけください」
女性アナウンスの声が響きます。
とにかく目が離せません・・・このスポーツ、誰が見てもすぐにはまっちゃうんじゃない?!
実は、筆者のアイスホッケー観戦はこれが2回目。1回目は真冬のカナダで大学リーグ試合を鑑賞。その時も迫力ある試合だったはずなのですが、その時よりも、今回の方が気持ちが盛り上がってるのは何故だろう・・・
それは美味しいビールを飲んでるからでした。

Lagnitasは1992年カリフォルニア州で生まれた老舗かつ人気ブルワリー。こちらのビールを米国滞在中に良く飲んでいた筆者、思い入れも深い。
2杯目は「Lagunitas Maximus マキシマス」ハイアルコール(9%)ということもあって、気分がどんどんアップ!ホップの柑橘系の香りがガツン!気持ちいい~!!
「GO!GRITS!」
気づけば地元ファンに交じって、つい声を出して応援していたのも、ビールのせい、いやおかげに違いありません。
休憩時間も楽しめる
アイスホッケーの試合はトータルで60分。今アジアリーグでは20分x3ピリオドとその試合が分けられており、ピリオド間に休憩のインターミッション(16分)がありました。
休憩時間のお楽しみといえば、ハーフタイムショーです。

会場到着時に出迎えてくれたチアリーダーの皆さんの華やかなショータイム。

横浜GRITS公式マスコットキャラクター「グルーガ」も可愛い!
そして、ビールも買い足しに行かなくちゃ。

アンテナアメリカの前には、今がチャンスとばかりにクラフトビールを求めて並ぶ人たちの列。何杯もおかわりしているビールファンの姿も。
席に戻ると、会場は静かになっていて・・・あれ、車がリンク内を走ってる?
それは初めて観た「整氷車」でした。試合で削れたリンクの氷を整えるために、広いリンクの形に楕円を描いて進みます。無駄のない一筆書きの動きで会場を整備していく様子はお見事。

「整氷車」がリンクを美しく仕上げていく様子はアート作品を見ているかのよう。

リンクの氷が柔らかいとアイスホッケーのパックが床にくっつきやすくなり滑らなくなるため硬めに仕上げる職人技が光る。
クラフトビールでお隣と乾杯!
ふと気づけば、目の前にはビールの缶がずらり・・・

クラフトビールの缶はカラフルで楽しいものが多い。
お隣に座られていたお2人連れも、たくさんビールを飲んでいたのです。

1996年に誕生したStone Breweryは米国南カリフォルニアを代表する醸造所。その濁り系IPAがこちら、苦いビールが苦手な人にもおすすめできるまろやかな飲み口。
3杯目に選んだ「Stone Hazy IPA ストーン ヘイジー アイピーエー」はオレンジやパイナップル、マンゴーのようなホップの香り。心地良すぎる・・・

同じビールを飲んでいて「これ美味」「好きだった」などの感想トークも。
いつの間にかお隣とも会話がはずみ、一緒に応援。
「出会いに乾杯!!」

バルマス朱美さん(左)と筆者あやねえ(右)
そしてナガノトレーディング代表バルマス朱美さんとも、乾杯!お話を伺うと、朱美さんのご主人でナガノトレーディング創業者のアンドリュー・バルマスさんは、米国ニューヨークにてアイスホッケー経験者、そして今現在も社会人チームで活躍中。又、娘さんもアメリカの高校でプレーされています。
そんな繋がりもあり「日本にいながら、本場北米さながらの『試合観戦×ビール』を楽しめるチャンス」を作ってくれていたのです。
「それにしても・・・思った以上に試合が面白いですね!細かいルールを知らなくても、動きや点数を入れ合うことはすぐ判るし、日本でも盛り上がりそう。誰でも楽しめますよね」
と伝えると
「私もそう思います。もっともっと広まってほしい!そんなお手伝いもしたい、まずはクラフトビールで試合を盛り上げていけたらと思います」

直径7.62センチ、厚さは2.54センチ、重さ約160gの硬質ゴム製パック。
気になっていたパックを持たせて頂きました。すごく固い!これが会場を飛び交っているのか。

野球に続き横浜のアイスホッケーシーンを盛り上げるアレックス・ラミレスさん(左)と記念撮影。さすがのファンサービス旺盛なお人柄!
2023年12月初旬、アイスホッケー連盟の理事・広報委員長に就任共同代表として就任された、プロ野球横浜DeNA元監督のアレックス・ラミレスさんも、会場を盛り上げていました。

残念ながらこの日12/2は敗退した横浜GRITSでしたが、翌日勝利したとのニュースに大喜びした筆者。
そして、試合終了の時間。
いやぁ、とにかく・・・
めちゃくちゃ楽しかった!!
そして、手に汗握りながら飲むビールが美味しかった!

横浜GRITSのグッズ売り場のお姉さんの背中は、チームの選手たちのサインだらけ。

最後の出口で見送ってくれたスタッフさんのストラップには歴代バッヂがずらり。愛を感じる!!
又、会場スタッフさんたちの「横浜GRITS」愛も幾度となく感じたひととき。それも「ホームゲーム」を観る良さ・・・あたたかな気持ちで会場を後にしました。
横浜で「アイスホッケー×クラフトビール」を体験したくなったあなた。次の試合は、2023年12月23日、24日。H.C.栃木日光アイスバックスとの対戦です。ぜひ足を運んでみては?
※スケジュールは「横浜GRITS」ウェブサイトにてご確認ください。
https://grits-sport.com/
あっ、要注意事項がひとつ!
アイススケートリンクの会場はとても寒いので防寒具をどうかお忘れなく。

寒がりな筆者は、写真全ての防寒具を身に着け、カイロ全てを使ってちょうど良い位だった。
そして、売店が混む試合前にビールを買い込んでおくのもお勧めです。
(会場が冷蔵庫状態なので安心)

お勧めビールを手に持つスタッフさん達。ありがとうございました!
タイトルにも記した「ペアリング」とは、単体も楽しめるけれど、掛け合わせるとその良さが倍増する組み合わせのこと。
『アイスホッケーとクラフトビール』のペアリンクは最高すぎて・・・次はいつ観に行こう?会場でお会いしたら、ぜひ一緒に乾杯しましょう!
ANTENNA AMERICA アンテナアメリカ
https://www.antenna-america.com/
株式会社ナガノトレーディング
https://www.naganotrading.com/pages/about-us
YOKOHAMA GRITS 横浜グリッツ
https://grits-sport.com/
アジアリーグアイスホッケー
https://asiaicehockey.com/
※画像:筆者撮影
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。