ニッポンの大晦日は紅白!歌合戦?いや、ペアリング合戦!
皆様、新年を迎える準備は整いましたか?いや、その前に、明日は大晦日。ニッポンの大晦日といえば、紅白歌合戦。楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
テレビのお供は、もちろんビールと美味しい料理。暖かい部屋でゆっくりと楽しみたいものですが、今年はちょっとペアリングで遊んでみては?
ズバリ、「紅白ペアリング合戦」!大晦日に食べたくなる料理3種をピックアップして、それぞれに同じブランドの紅白のビールを合わせてみました。さて、勝負の行方は?
にぎりずし ✕ SPRING VALLEY
まずは、にぎりずしに、キリン「スプリングバレー」の「豊潤<496>」と「シルクエール<白>」。
一般的に生魚とピルスナーは、生臭さが目立ってしまうので合わないとされていますが、「豊潤<496>」はインディア・ペールラガー、「シルクエール<白>」はホワイトエールです。
「シルクエール<白>」のような、小麦の入ったホワイト系のビールは、淡白な白身の魚やエビに合うと思います。また、「豊潤<496>」は、しっかりとした麦のコクとホップの苦みで、濃いめの味が合うので、寿司に必須の醤油の味との相性は悪くないと思います。
どちらか1本を選ぶとすれば、やはりネタの味を引き立てるのは「シルクエール<白>」ではないでしょうか。というわけで、まずは白組優勢!
年越しそば ✕ COEDO
次は、さつまいもの天ぷらの年越しそばに、コエドブルワリーの「COEDO‐紅赤‐」と「COEDO‐白‐」。なぜ定番のエビの天ぷらではなく、さつまいもの天ぷらなのか?それは、「COEDO‐紅赤‐」は、さつまいものビールだからです。
つゆを吸ったさつまいもの天ぷらは、芋の甘味につゆの塩味が加わり美味しいものです。その後に飲む「COEDO‐紅赤‐」にも、どっしりとした麦のコクに芋の甘味が程よく加わり、香ばしい豊潤な味わい。ナイスペアリングです。
「COEDO‐白‐」は、ドイツ風のヘーフェヴァイツェン。ビールのフルーティな香りに寄せて、蕎麦に柚子入りの七味を振ってみました。こちらもなかなかの好タッグです。
全体的には、「COEDO‐紅赤‐」の方が、そばのつゆの味ともよく合うようで、お互いを引き立てあっている気がしました。ここでは紅組が優勢です。
すき焼き ✕ CHIMAY
最後は、すき焼きに、CHIMAYの「シメイレッド」と「シメイホワイト」。1年の締めに、シメイ。ダジャレ的にもピッタリのペアリングです。
すき焼きの辛めの割り下には、濃厚なベルギービールは良く会います。定番の「シメイレッド」の熟成されたコクが、すき焼きの肉の旨味をしっかりと受け止めてくれます。「シメイホワイト」は、小麦入りの、いわゆる「白ビール」ではありません、念のため。アルコール度8%の「トリペル(トリプル)」です。ホップの苦みが効いていて、春菊など野菜系の具材に合いそうです。
これは甲乙つけがたい。どちらも違ったアプローチで、すき焼きと絶妙のペアリング。このマッチアップは引き分け!
明日のビールは、今日のうちに買おう!
大晦日の夜は、紅白歌合戦を見ながら、テーブルの上ではビールで紅白ペアリング合戦!気になった方は、今日のうちに購入して冷蔵庫に入れておけば、明日の紅白歌合戦が始まる頃には、コンディションも落ち着いて美味しく飲めるでしょう。
くれぐれも飲みすぎないように、どうぞ良い(酔い)年越しを!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。