アサヒ・トリクミ・ヤッホー3社共同「微アルでここちよい新年会」開催
ヤッホーブルーイングは1月18日、スマドリバー渋谷にて、アサヒビール・トリクミと共同で「微アルでここちよい新年会」を開催。集まった「お酒に強くない方々」は、3社それぞれの微アルを味わい、ペアリングを楽しみ、お酒の強さに関わらず楽しめる新年会は盛況のうちに終了しました。
競合同志が協力、画期的な試み
3社が手を取り合ったきっかけは、昨年7月にヤッホーブルーイングが行ったSNSキャンペーン「正気のサタンをホンネ採点」で、アサヒビール「ビアリー」担当者が協力したこと、また、同じくヤッホーブルーイングの8月のイベント「ほど酔い宴~お酒に強くない人たちの飲み会イベント~」でトリクミのローアルコールビール(シラフィティ)が提供されたこと、でした。
3社は、競合という立場を超えて話し合い、お酒に強くないけどお酒や飲み会を楽しみたいという方達の要望をふまえ、誰もが自由にお酒を楽しめる場をつくることに合意、今回のイベントが決まりました。
お酒に強くない仲間の新年会
この日の会場は、昨年、飲めない人の視点から新文化創造に挑戦したとして、日本マーケティング大賞グランプリを受賞した「スマドリバー渋谷」。
集まったのは、ネットで応募した266組の中から選ばれた21名。
皆さん、缶ビール/缶チューハイ(350ml)を、一本飲めるか飲めないか程度の方たち。
テーブルごとに、グループ名を決めて、3社それぞれの微アルコールのビールやフードを味わい、クイズを楽しむうちに、だんだん会話も弾んでいきます。
三社三様の微アルコールフードペアリング
新年会で提供された、3つの微アルコール飲み比べセットです。
これらのセットは、2月1(木)~2月29日(木)までスマドリバー渋谷で提供されます。
(グラスに注いで提供・1,000円(税抜))
<ビアリー&プルドポーク>
アサヒ ビアリー
品目 ビールテイスト飲料
容器・容量 缶350ml/缶500ml/瓶
アルコール分 0.5%
原材料 麦芽(国内製造)、スターチ、麦芽エキス、ホップ、大麦、コーン、米/炭酸
プルドポーク
ビールらしい麦のコクとお肉の旨味がマッチ!後味さっぱりで、ビアリーが進みます。
<正気のサタン&じゃが芋とタコのエスニック風>(手前)
正気のサタン
品目 炭酸飲料
ビアスタイル alc.0.7% IPA
容器・容量 缶350ml
アルコール分 0.7%
原材料 大麦麦芽(外国製造)・乳糖・小麦麦芽・ホップ・オーツ麦・食塩/酸味料・炭 酸 (一部に小麦、乳を含む)
じゃが芋とタコのエスニック風
ハーブの香りと正気のサタンの柑橘のような香りは相性◎。相性効果で華やかさUP!
<シラフィティ・サワーエール&シーフード・タコス> (手前)
サワーエール
種別 ローアルコールビール(清涼飲料水)
ビアスタイル サワーエール
容器・容量 瓶330ml
アルコール分 0.5%
原材料 麦芽(外国製造)、小麦、ホップ、オレンジピール、酵母、炭酸、乳糖、乳酸
シラフィティは、鳥取にある、日本初にして唯一のローアルコールビール「専門」醸造所です。
ビール本来の旨味を妥協なく引き出し、個性豊かなローアルビールを追求するため、「清涼飲料水製造業の許可」を取得。
専門醸造所を設立し、特殊な酵母と独自の製造レシピに巡り着きました。
シーフード・タコス
サワーエールのオレンジやレモンを丸ごとかじったようなフレッシュな味わいと酸味あるソースの相性が良く、魚介類の爽やかなフードと合います。
お酒に弱い人が抱えるモヤモヤ
=3社が行った、全国の20代~50代の男女10,000人への調査結果=
◎友人などと仲を深めたい時にすること のTOP3
・飲食店での食事
・カフェで雑談
・居酒屋、バーなどでの飲み会
→飲みの場は、お酒の強さに関わらずコミュニケーションをとる場の主流の一つ
◎「お酒に強い (缶ビール/缶チューハイ(350ml)を、3本以上飲める)人」の「飲み会」という言葉のイメージは
・友人、知人、同僚などと仲良くなれる
・普段話せないようなことも話せる
・ストレス発散になる
◎「お酒に弱い人」(缶ビール/缶チューハイ(350ml)を一本飲める程度、もしくは、1本飲み切れない)の「飲み会」という言葉のイメージは、
・気疲れ、ストレスを感じる
・相手のペースに合わせないといけない
・たくさん飲まないといけない印象がある
→お酒の強さによる意識差があり、お酒に弱い人ほど余計なストレスを感じている
◎お酒に弱い人は飲み会に何を求めているのか
・美味しい料理を食べる
・飲むペースを強要されない
・自分が飲みたいお酒を飲む
◎お酒に弱い、だが酔い感が欲しい人が求めていること
・低アル/ノンアル飲料が飲める
・飲みの場の雰囲気を楽しむ
・開放的な気分になれる
お酒の強さに関わらず誰もが飲みの場を楽しむためには、飲料の選択肢を増やすこと、飲む人それぞれが、自分に合ったちょうど良いアルコール度数の飲料を楽しめることが重要なのですね。
会場では、三つのビールとそれぞれに合うフードで、今まで楽しめなかった飲み比べやペアリングを楽しめてうれしいという声があちこちから聞かれました。
また、あまりお酒を飲めない日ハムファンの方から、【エスコンフィ―ルド北海道で「正気のサタン」を初めて飲んで気に入り、ビールを飲みながら野球観戦するという夢が叶って感激した】というエピソードもうかがいました。
誰もが気軽に「飲みに行こう!」と誘いあえるように
またこのようなイベントをやりたい。飲めない人も一緒に楽しめる社会を作っていきたい。三社だけでなく仲間が増えていけばいいと思う。——-高橋徹也アサヒビール新価値創造推進部長
ちょっとアルコールが入っただけでも、飲んでいる感じが味わえた、と言う方にも夢や感動を伝えていきたい。微アルを作っている三社が集まって、意気投合して成立したイベント。いろんなメーカーと取り組んでいけたら良い。微アルでいろんな味わいのものを出したい。そのためにまず市場が広がるように頑張っていきたい。—井手直行ヤッホーブルーイング代表取締役社長
自分がお酒をあまり飲めないほうなので、サワーエールやセッションIPAなど、自分自身が飲みたいと思っていたビアスタイルのローアルコールビールを作っている。どういう時に飲むといいのか・ペアリング等、知っていただくのに一社だけだと難しい。こういう機会はすごくありがたい。 ——————古田琢也トリクミ代表取締役社長
気分や体調に合わせて、何を飲むかは自分が決める。
「乾杯!」で合わせるグラスの中身は、自由でええねん!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。