ベルギービールが練りこまれた羊羹?!「くるるかと」とペアリングを楽しむ【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ
今日公開のJBJAChannelは、なんとベルギービールが入った羊羹と、ビールとのペアリングです。
目次
「くるるかと」との出会い
日常的にベルギービールのことばかりX(旧Twitter)でつぶやいたり、検索しているという、我らがMCの川端ジェーンの元には、アルゴリズムという名の神様より毎日のようにベルギービール関連の情報がもたらされるとのことです。
そういった情報の中に、「ベルギービールを使った羊羹」という、印象に残るツブヤキが混じっていたということで、
「見つけたら、買うよね!」とネット通販で購入。
乃し梅本舗 佐藤屋 「くるるかと」
こちらの商品は黒糖羊羹にベルギービールの銘品リーフマンス・グリュークリークが練りこまれています。
上に乗せられているのは、大粒のピーカンナッツ(ペカンナッツとも)。カリッとした軽い歯ざわりとコクのある香味が、羊羹の味を引き立てます。
リーフマンス・グリュークリークはホットビールにして飲むためのビールで(冷やしてもおいしいのですが!)、
原材料としてチェリー、香りづけにはアニス、シナモン、クローヴの3種類のスパイスが使われています。
ビールを温かくして飲むなんて、意外かもしれませんが、寒いベルギーの地では、ホットワインと同じ感覚で頂くのでしょうね。
このリーフマンス・グリュークリークは、湯気と共にチェリーのフルーティーさとスパイスの香りが立ち、冬のビールシーンを彩ってくれます。
このような素晴らしいベルギービールの逸品が使用された「くるるかと」ですが、この羊羹という和菓子という素材の中で、チェリーの香りと心地よい酸味、そしてスパイスの香りが、しっかりと生きているのが感じられるのです。
ビールとのペアリング
今回、こちらの「くるるかと」と合わせてビールを飲むというチャレンジをしてみたのですが、あえてリーフマンス・グリュークリークではないビールを選んでみました。
シメイ・ブルー(スクールモン修道院)
もともと、トラピストビールの名門ブランド「シメイ」のクリスマスビールとしてリリースされたシメイ・ブルーですが、あまりの素晴らしいおいしさに通年で販売されるレギュラー商品になり、年中、全世界で楽しむことが出来るビールです。
濃厚なボディーとスパイシーさ、そしてドライフルーツが感じられる甘く複雑な香りが魅力的です。
そんなシメイ・ブルーと「くるるかと」とのペアリングは、甘いもの×甘いもの、フルーティー×フルーティーでお互いを引き立て合うグッドコンビネーション。ペアリングとしてとても合う組合せでした!
栗黒(宮崎ひでじビール)
言わずと知れた、宮崎ひでじビールの大人気商品、栗黒。世界的なビアコンペで金賞を獲り、多くのビアファンを魅了しています。何しろ、栗の香りが素晴らしい。濃厚な香りですが、重たすぎないボディ感、甘みと酸味のバランスが素晴らしく、もはやどんなビアスタイルにも分けがたいので、「栗黒」という一つのジャンルでもいいのでは?と思っているほどです。
そして、食べ合わせてみたところ。
「くるるかと」のチェリーとスパイスの香りを、栗の濃厚な味と香りで制圧してしまいました。栗の圧勝です。
「くるるかと」の持ち味であるベルギービールの繊細な香りと味わいが負けてしまうのは、いかがなものかと思いますが、軽い歯触りとコクのあるピーカンナッツが、栗黒との相性がとてもよく、食べ合わせとして良いものに感じられました。
結論としては、「どちらもおいしい!」ということになりますが、
どちらかというと「ベルギービール同士で、シメイと合わせる方が勝ち」という結果となりました。
羊羹からベルギービールへ
こんな素敵な「くるるかと」ですから、この羊羹を購入して食べた方が、ベルギービールに興味を持ってくれて、ベルギービールの愛好家のすそ野が広がってくれたら素敵なのに・・・という願望が膨らみます。
こちらの「くるるかと」は和菓子ですが、洋風のピーカンナッツとの組み合わせの和洋折衷なので、ビールだけではなく、緑茶や紅茶、お抹茶やコーヒーなど、いろいろな飲み物のお供としてもピッタリです。
新しいビール体験の一つとして、楽しんで頂きたいです。
乃し梅本舗 佐藤屋 【くるるかと】ベルギービールとピーカンナッツの羊羹 (shop-pro.jp)
シメイ・ブルー 330ml 【ベルギービールJapan】 (belgianbeer.co.jp)
リーフマンス・グリュークリーク 750ml 【ベルギービールJapan】 (belgianbeer.co.jp)
栗黒 KURI KURO Dark Chestnut Ale – 宮崎ひでじビール (hideji-beer.jp)
くるるかと見れはあけぬるなつのよをあかすとやなく山郭公 壬生忠峯
和菓子らしく、和歌から取られた言葉ということです。
「くるるかと」は「暮れるかと」という意味なんですね。
夏の夜は暮れたかと思ったらすぐに明けてしまう。恋人と過ごす時間が短くていやんなっちゃう。という離れがたい恋の歌です。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。