ビールに愛された皆さまへ。

今日公開のJBJAChannelは、春のビールのご紹介です。動画では桜吹雪（季節のエフェクト）の中で、ご紹介しております。

桜の色・香りの網走ビール　桜ドラフト

あの、青いビール「流氷ドラフト」で有名な網走ビールの「桜ドラフト」のご紹介です。春先に発売される、この桜ドラフトですが、もしかして、まだ飲んだことがない方がいらっしゃいますか？

私たちJBJAChannelでは、2年前の春にもご紹介しております。

【JBJAChannel】毎年恒例！桜の季節のビールで季節をあじわう | 日本ビアジャーナリスト協会

この時は、この網走ビールの桜ドラフトについて味わい、感想を述べていますが、「色がおしゃれ！」「フルーツを入れて、フルーツポンチみたいにしたら可愛いくて映えると思う！」と強く主張しておりました。

つまり、そんなに桜の香りが強くなかったんですね。

2024年の桜ドラフトは違う！

この2年の間に、網走ビールの桜ドラフトはとても変わりました。「桜の香り」が強くなったのです。以前から「桜の花びらを漬け込んで作りました」という感じが強く、色も可愛すぎるピンクで目を引いていたのですが、香りはそんなに強く感じられなかったのです。

色だけではなく香りにもシフトした品質改定

桜ドラフトの魅力は、一に二も無く、ただただ愛らしく我々の心を奪う、その「ピンク色の液色」でした。こんなにカワイイ色のビールがあって、いいの？と思わせるほどの、透明感のある美しいピンク色です。

でも、ここに、はっとするような桜の香りが加わったのです。

正確には、「桜餅に使われている桜の葉の塩漬けの香り」です。桜餅の香りと言い換えてもいいでしょう。

私たちが、春になると口にする、あの桜餅の香りです。

桜餅の歴史

実は、桜餅の歴史は浅いのです。それは江戸時代になります。2000年以上の国の歴史をもつ日本国民としては、300年ほど前のことなんて、ついこないだのことのように思えてしまいますよね。

でも、そのほんの300年ほど前、1717年のの江戸時代、江戸（東京）の桜の名所の隅田川近くの長命寺で門番をしていた山本新六が、舞い落ちるたくさんの桜の葉を何か使えないか、と塩漬けにして、餡を入れた餅を包んだことが始まりと言われています。

MOTTAINAI　が生んだ銘品ということになります！まさに日本人の心ですね。

塩漬けの桜の葉は、香りが素晴らしいことから江戸の人々の心を奪い大人気になったのです。
現代社会に生きる私たちも、国中・世界中から押し寄せる素晴らしいスイーツを目の前にしても、やっぱり春の味覚として「桜餅」は欠かせない味わいの1つと考えているのですから、この、たった300年で私たちの舌と脳に、しっかりと「春の味わい」として刷り込まれてしまったのです。

京都醸造　春のきまぐれ

クラフトビール業界では、言わずと知れた大人気ブルワリーの京都醸造です。春の気まぐれも人気の銘柄の一つです。

四季をIPAで表現する気まぐれシリーズですが、春は決まってクラシックなアメリカンIPAを造ることにしています。
例年同様にクリーンさやバランスの良さを意識したレシピで今年は昨年よりモルトの優しい風味を強調し、Cascadeを主体に角の無い柑橘感と少しの青草っぽさにキレイな苦味が馴染む仕上がりをイメージし、レシピを書きました。

仕上がりはアロマに柑橘と少し樹脂っぽさを感じ、フレーバーにタンジェリンと優しいグラッシーさ、全体を包むくどくないモルト感がホップのキャラクターとうまく馴染み、スルスルと飲みやすい、まさにこれからの季節にぴったりの仕上がりになりました。

少しずつ日が長くなり、暖かい日が増えていく今日この頃、移り変わっていく季節をこのIPAを片手に感じて頂けたらと思います。

（公式サイト　「醸造家の声」より）

この春のきまぐれのシリーズは、本当に素晴らしいクラシックなアメリカンIPAです。春だけではなく、他の季節もあるのですが長く続いているんですね。

なんとなく、春になると見かけるなぁ、という気はしていたのですが、京都醸造フリークというほどでもないと気付かないかもしれませんが、もう10年は、毎年つづいている商品です。これからも飲み継いで、季節の代名詞のように春を感じるビールにしていきたいですね！

動画でも楽しくご紹介しています

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動画とセットになっている、今読んで頂いているJBJA公式サイトでの告知記事にて、動画では語れなかった色々なことをお伝えもしております。ぜひ、セットで読んで・観てください。