【季節のお菓子とビールで愉しむ】4月 ポワソンダブリル
ビール好きの皆さま、4月1日はエイプリルフールですね。
フランスではポワソンダブリル(4月の魚)と言われます。Wikipediaによると「子供達が紙に書いた魚の絵を人の背中にこっそり張り付けるいたずらをする。この『4月の魚』とはサバのことを指すと言われ、ちょうどこの頃にサバがよく釣れるためこう呼ばれるとされる。」とのことです。
この日食べられる同じ名のパイ、ポワソンダブリルをご紹介します。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
4月のお菓子:ポワソンダブリル
ポワソンダブリルとは
魚型のパイで、カスタードクリームなどを詰めた上に鱗をかたどったフルーツが乗っています。
フルーツは特に決まっている訳ではないのですが、季節柄いちごが使われることが多いようです。
一方、決まっているのは魚の表情。とぼけた表情にするのがお決まりなのは、やはりいたずらをする日だからなのでしょうか。
冷凍パイシートとチョコペンを使用して、失敗なくお菓子作りを楽しんでいただけたらと思います。
材料 4個分
冷凍パイシート1枚
(カスタードクリーム)卵黄2個分、グラニュー糖50g、片栗粉35g、牛乳300ml、バニラエッセンス少々
(デコレーション)いちご8粒、チョコペン白、茶各1本
作り方
- 冷凍パイシートを解凍し、倍くらいの大きさに綿棒で伸ばす。
パイ生地は柔らかくなりすぎると扱いづらいので、作業する分以外はその都度冷蔵庫に入れることをおすすめします - 正方形に型抜きする。余った分は更に重ねて伸ばし、計8枚の正方形を切り出す。
- 4枚は幅1cmくらいを残し真ん中をくり抜く。くり抜いた正方形を斜めに切り、尻尾用の二等辺三角形を切り出す。
- 抜いていない正方形の一角に水をつけ、二等辺三角形を置いて接着する。上からフォークで押さえ、模様をつける。
- 4の上に3の抜いた枠を置き、水をつけて接着する。
- 枠の部分にぐるりとフォークで模様をつける。底になる部分はフォークで空気穴を開ける。
- 枠と尻尾に少量の水で溶いた卵黄を塗る。
カスタードクリーム用卵黄から少しだけ取り分けると無駄なく使えます - 200℃で予熱済みのオーブンで15分、180℃で10分焼く。
- カスタードクリームを作ります
卵黄に砂糖を混ぜよく練る。 - 振るった片栗粉、牛乳を入れ、その都度よく混ぜる。
- 電子レンジで1分ずつ加熱しては泡立て器で混ぜるのを繰り返す。
- ほどよい固さになったら、裏ごしする。
- デコレーションします
パイの中にクリームを詰め、半分に切ったいちごを並べる。 - チョコペンを40℃くらいのお湯で温めてから、パイに目を描く。
できあがり
ペアリング
ヒューガルデン ロゼ
甘やかなピンク色が春をイメージさせるビールです。
グラスを顔に近づけるとフルーツの香りが濃厚に漂います。果汁はラズベリー、りんご、いちご、エルダーベリーが使われています。
かなり甘味を感じますが酸味もあるため、ちょうどいちご+カスタードクリームと似た構成に感じました。一方小麦の風味は弱くなっているので、パイ生地との相性はヒューガルデンホワイトの方が良いかもしれません。
うきうきする気持ちを食卓の華やかさで表すのにぴったりですね。
ブリュードッグ グラインド
こちらはコーヒースタウトということで、お菓子に合わない訳がないビールです。
香料としてバニラが使われているため、カスタードクリームと特にマッチします。また、チョコレート、キャラメルなどの風味もあるためさくさくと香ばしいパイとも相性がいいと感じました。
かと言って甘すぎる訳ではなく後味はドライなので、洗い流してくれるようなすっきり感があります。
いかがでしたでしょうか?それではみなさま、よきビールライフをお過ごしください!
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