ビールに愛された皆さまへ。

今日公開のJBJAChannelは、MCの川端ジェーンが、この春に行ったベルギー旅行のお土産ビールのご紹介です。

とはいっても、「日本へは未上陸、自分も飲んだことがない珍しいビール」という視点で選んだ2本なので、情報が少なくて不明な点が多い、不思議な魅力のあふれたビール達でした。

Rince Cochon　リンス・コション

ベレー帽をかぶった豚がビールをあおっている、可愛らしいラベルのリンス・コション。「洗われた豚」というユーモラスなブランド名で、親しまれています。

リンス・コションは、もともとフランスの北部にあるアヌーラン醸造所で醸造され、その後ベルギーに持ち込まれ、最初はデリリウム・トレメンスなどで有名なヒューグ醸造所で醸造されましたが、現在はフランダースのハーヒト醸造所で醸造されています。ハーヒト醸造所は、プリムスやミスティック・チェリーなど、有名な銘柄を作っているのでご存じの方も多いでしょう。

今回はBIERE AROMATISEE WHISKYという、ちょっと変わった1本を飲みました。

見た通り、ウイスキーの醸造で熟成させるための木樽で、バレルエイジドさせたビールといった風情です。

しっかりとベルギービールの香りをさせながら、しっかりとウイスキーの味わいが残っています。ラベルを見ても、オランダ語やフランス語しか書いていないのでGoogleカメラに読んでもらうしかないのですが、ウイスキーがブレンドされている様子はありません。なのに、強めにウイスキーの風味がありました。

ベルギービールらしいエステルの香りに、きりっと効いた酸味。そしてウイスキーの風味が強く、アルコール度数が8.5%とは思えないほどのどっしりとした濃厚な味わいでした。

ウイスキー好きにはたまらない1本であることは間違いありません。

AL’BARAQUE アルバラク・ブロンド

ベルギービールでは通常のことですが、アルコール度数が10%というのは、なかなか強い度数だといえます。ですが、このアルバラクは、10%とは思えないほどのスムースな飲み口で、すっきりとした味わいでとても飲みやすいのです。つまり、飲みすぎには気を付けないといけません。

ラベルにあるAL’BARAQUE On Trinque!というのは、田舎言葉で「家でそう聞こえる」という意味らしいです。

申し訳ないのですが、フランス語もオランダ語も知らないので、アプリで翻訳してもらった直訳で解釈させていただきます。このボトルビールは、おそらくですが、家で、とても親しい仲の家族や友人と食事を楽しむ時にぴったりな、そんなビールとして造られたのだと思われます。

すっきりとした味わいは、ベルギービール特有の香りの高さがそんなに感じられず、どんな料理にもすんなり合わせられそうな、汎用性の高い、テーブルドリンクとして優れたビールなのです。（アルコール度数の高さはともかく）

アル・バラク

「アル・バラケ、オン・トリンケ」という名前は、パトワ(Ch’ti)で「家ではそのように聞こえる」という意味です。このエレガントなビールは、親密な友情とおもてなしの居心地の良い居心地の良い雰囲気を象徴しています。良い仲間と飲むとき、または良い思い出を思い出すときだけ。

香り:フルーティーなアタック(特に熟したリンゴとバナナ)、その後にわずかなスパイシーさが続きます。

味と香り:最初の一口はフルーティーで甘く、柔らかな苦味のあるフルボディです。アルコールの温かみのある効果とフレッシュな上質なスパークリングが絶妙なバランスを生み出します。チーズボード、バーベキュー、ムール貝とフライドポテト、またはシャルキュトリーの盛り合わせによく合います。

アルコール度数:10.0%

（ラベルに記載のURL、VDCリテールの公式サイトより）

さて、日本ではなかなか入手が難しい、ベルギー旅行からのハンドキャリーでの持ち帰りの貴重な2本を味わうことが出来ました。皆さまも、どこか海外に行ったら、「日本では絶対に見かけない」という理由で選んでみても、なかなか楽しいビールの冒険ができるかもしれません。ぜひ、機会に恵まれたら、試してみてください。

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