ビールファン必見!横浜桜木町・紅葉坂のHIGHBURY -THE CAVE OF BEER-を深堀り!①【JBJAChannel】
この夏、ビール愛好家にとって見逃せないのは、横浜の桜木町、紅葉坂に新たにオープンしたHIGHBURY -THE CAVE OF BEER-。
新宿御苑にあるHIGHBURY -THE HOME OF BEER-の二号店が6月にオープンしたことは、ビアファンの間でも話題になりました。
今回は、動画でその魅力を余すところなくお伝えすべく、オーナー/ランドロードの安藤耕平氏へ特別インタビューを決行。そのこだわり抜いた店舗の魅力を余すところなく紹介して頂きました。
目次
乾杯!特別なサッポロ黒ラベル
まずは、おいしいビールを注いでもらって乾杯です。MJが選んだ最初の1杯はサッポロ黒ラベル。このビールは昭和から続くスイングカランという古い形のハンドルでサービングされます。そして、幻といわれた錫管での冷却装置を経て、善く冷やされたグラスに注がれるのです。この味わいは格別。どこにでもありそうな黒ラベルですが、どこにも無い、ここだけの味わいの黒ラベルなのです。
錫管プロジェクトはJBJAの過去の記事でもご紹介しています。
日本の高度経済成長期を支えたビールを現代に。『錫管』ビールサーバー復活プロジェクト! | 日本ビアジャーナリスト協会 (jbja.jp)
古き良きイギリスを再現するカスクエール
次に、ジェーンさんが注文したのはカスクエール。ここで飲めるカスクエールは古い時代のイギリスのビールをそっくり再現したものです。奥のセラーに静置された樽から、ハンドポンプという注ぎ口に繋がり、グイっとハンドルを引くと、樽の中のビールによる二酸化炭素の圧だけで押し出されてきます。十四才という銘柄のビールは、このカスクエールのために醸造されたものです。
店内には『十四才』という曲のレコードが飾られています。これはThe High-Lows(ハイロウズ)というバンドが2000年代に発表した名曲で、ビールの銘柄名と同じです。安藤さんはビールの専門家なので、ロゴが似ている有名な日本酒があると言われてもよく分からないそうですが、ビールと音楽の融合がこの場所の魅力をさらに引き立てています。
こだわりのシンクと冷却システム
さらに、ハイバリーのこだわりはシンクの作りにも現れています。ビアバーはとにかく氷を使いますが、一切の妥協無く品質を追求するため、ビールを提供するときに氷水につけて冷やしたグラスを使用しています。店舗の氷を使い切ってしまうと、スタッフが近くのお店に氷を買い出しに走ります。その間、冷えたグラスが無い場合はお客様に待ってもらうほどのこだわりです。
*通常営業中は中には入れませんが、取材のため特別に許可をいただいております。
新宿店での経験を活かした改善
新宿のHOMEでの苦労をもとに、今回の桜木町のCAVEでは「いかに氷の消費を少なくするか」というシステム作りに知恵を絞りました。黒ラベルのための錫管も氷水に浸す必要があるため、水を冷却する装置からポンプで冷水をグラスを冷やすシンクの周りを回し、それから錫管の槽に送ります。錫管の浸された槽に氷を補充しながら、その水は冷却ポンプを通って循環する仕組みです。
ダブルネームのシンクシステム
これらのシステムは、厨房システムのハイサーブウエノと、プラントやビールの醸造タンクを製造しているコトブキテクレックスのダブルネームで制作されました。このシンクの冷却システムのために100回を超える打ち合わせが行われたそうです。
また、お客様に提供するお冷も、従来であれば氷を入れていましたが、水道水を瞬冷サーバーで使うコールドプレートを通すことで0℃の冷たいお水をグラスに注いで提供できるようになり、氷を使わなくて済むようになりました。
お店の詳しい情報はこちらへ
HIGHBURY -THE HOME OF BEER- | ハイバリー ザ・ホーム・オブ・ビア | 新宿御苑 (highbury-international.com)
動画でも楽しくご紹介しています
今回の紹介はここまでです。次回は、さらにこだわりのポイントを深堀していきますので、お楽しみに。
Highbury The Cave of Beerは、ビールファンにとってまさに夢のような場所。ここでしか味わえない特別なビール体験が待っています。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。