[ビアバー]2024.9.11

HIGHBURY-THE CAVE OF BEERの中枢部に迫る【JBJAChannel】

ビールに愛された皆さまへ。

今年6月にオープンした、横浜・桜木町の「HIGHBURY-THE CAVE OF BEER」は、ビールファンにとっての隠れた宝石のような存在です。この店内には「THE BEER CAVE」という特別な小部屋があり、ここではベルギーやイギリスから輸入された厳選されたビールが最適な環境で保管されています。このCAVEたるゆえんと言われる小部屋に、特別に入れて頂きました。

THE BEER CAVEの秘密

「THE BEER CAVE」は、ビールに最適な環境を提供するために、徹底的に管理された小部屋です。この部屋は無音、無風、無振動というビールに全く負荷を与えないという特別な冷却器により、12℃に保たれています。この温度管理がなぜ重要かというと、カスクコンディションの最適な温度帯を守るためなのです。

また、空輸で仕入れているという素晴らしいベルギービールの数々も、こちらのセラーで大切に保管されています。

カスクエールとセラーの役割

THE BEER CAVEの最も重要な役割は、イギリス伝統の「カスクエール」の熟成・保管を行うセラー(貯蔵庫)です。カスクエールは、発酵途中のビールを樽に詰め、二次発酵を行い、それから提供されるスタイルのビールです。このビールがベストな状態になるためには、11℃から13℃の温度帯で静かに保管されることが重要です。そのため、THE BEER CAVEでは、カスクエールのための専用スペースが設けられています。

カスクエールの繊細な準備

カスクエールを提供するには、事前の準備が非常に重要です。提供の48時間前には、樽から余分な二酸化炭素を抜く作業が行われ、注ぎ口の栓を慎重に打ち込む必要があります。やたらと動かしたり刺激を与えることで樽の中の澱(オリ)が舞い上がると、ビールがすっかり濁ってしまい、提供できなくなってしまうのです。この準備を行う専門のスタッフは「セラーマン」と呼ばれ、彼らの経験と技術が、カスクエールの美味しさを最大限に引き出しています。

HIGHBURYが提供するカスクエール

HIGHBURYで提供されるカスクエールは、特にこだわり抜かれたものです。KUNITACHI BREWERYや籠屋醸造所と協力し、厳選された原材料を使用して醸造されています。これらのビールは、英国で実際にカスクエールの醸造や提供について学んできた、Landlord(店主)である安藤耕平氏の指導のもと、桜木町と新宿御苑の2店舗に設置されたセラーで最適な状態に保たれています。

 

[公式] HIGHBURY THE HOME OF BEER (foodre.jp)

HIGHBURY -THE HOME OF BEER- | ハイバリー ザ・ホーム・オブ・ビア | 新宿御苑 (highbury-international.com)

HIGHBURY-THE CAVE OF BEER Facebookページ

動画でも楽しくご紹介しています

「HIGHBURY-THE CAVE OF BEER」は、ビール愛好家にとって理想的な場所です。特に次回第5週目でお届け予定の、ベルギービールやカスクエールといった繊細なビールが最高の状態で楽しめる環境が整っています。温度管理やセラーでの静かな熟成により、ここでしか味わえない一杯をぜひ体験してみてください。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

MJ

ビアジャーナリスト/Youtube JBJA Channelプロデューサー

ビールと昆虫とリコーダーと天然石が大好きです。JBJAではイベントサポートやBJAチューターも楽しんで取り組んでおります。人に寄り添う記事作成を心がけ、JBJA公式動画サイトJBJAchannelではMCを担当しております。
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