[イベント]2024.9.21

ソラチエース40周年記念「SORACHI NIGHT -SORACHI ACE 40th ANNIVERSARY-」イベントレポート

2024年9月5日、国産ホップ「ソラチエース」の誕生40周年を記念して、サッポロビール主催のバースデーイベントがオンライン上と銀座ライオンの「銀座クラシックホール」で盛大に開催されました。

ソラチエースは1984年に北海道の空知郡で開発され、今や国際的に高い評価を受けるホップの一つとなっています。2019年から毎年行われているこのイベントも6回目を迎え、今年は特に大きな節目を祝うイベントとして、多くの関係者が集いました。

ソラチエースバースデーイベント会場内の様子

会場でひときわ目をひくソラチエースを象徴するメッセージ

オープニングは「ソラーチ」の掛け声で乾杯

イベントは、サッポロ SORACHI 1984(以下、SORACHI 1984)ブリューイングデザイナーの新井健司さんと、実演販売士のジャンプ中澤さんの司会進行で始まりました。中澤さんがマイクを持ち忘れて話すという微笑ましいシーンもあり、会場は笑顔に包まれました。

左から、司会のジャンプ中澤さん、新井さん

写真左から、司会のジャンプ中澤さん、新井さん

まずは、ソラチエースを使用したサッポロビールの「SORACHI 1984」で乾杯。新井さんの「乾杯」の掛け声に続き、会場全員が「ソラーチ!」と元気よく声を上げ、イベントの幕開けを祝いました。

圧巻の書道パフォーマンス

続いて、毎年恒例の書家・小杉卓さんによる書道パフォーマンスが行われました。SORACHI 1984から連想する漢字をその場で書いてもらうもので、2021年は「伝説」、2022年は「飛」、2023年は「志」という文字でした。

今年のテーマとなる漢字は「繋」。これはソラチエースがアメリカに渡り、再び日本に戻ってきた歴史、そして40年間にわたり育まれた様々な繋がりを表現したもので、「〜海を越え 空の先へ〜」という言葉が添えられていました。

この文字は、SORACHI 1984のファンが感じるSORACHI 1984をあらわす文字を参考にしながら考え抜かれたもので、ソラチエースがこれからも新しい繋がりを生み出し、さらに飛躍していくことを象徴しています。

書道家・小杉卓さんによる書道パフォーマンス

書家・小杉卓さん(写真左)による「繋」と書かれた作品

19時8分4秒に再び乾杯

時刻が19時8分4秒になり、2回目の乾杯です。SORACHI 1984の商品名にちなみ、19時8分4秒に会場、そしてオンラインの視聴者全員で乾杯しました。

掛け声はもちろん、「乾杯、ソラーチ!」です。グラスが触れ合う音と、関係者の笑顔と共に響く「ソラーチ!」の声が、会場を一層盛り上げました。

19時8分4秒に参加者全員で乾杯している様子

19時8分4秒に関係者全員で乾杯している様子

SORACHI 1984に合うフードペアリング

北海道出身のシェフ、下國伸さんによるフードペアリングも見どころの一つでした。SORACHI 1984に合う料理として、「牛肉SORACHI 1984煮込みのクレープ包み」と「枝豆ミンチのビール泥棒ハンバーグ」の2品が提供されました。

写真左から、ジャンプ中澤さん、杉谷さん、下國シェフ

写真左から、ジャンプ中澤さん、杉谷さん、下國シェフ

牛肉SORACHI 1984煮込みのクレープ包みは、牛肉を煮込む際に、SORACHI 1984を贅沢に使用。また、クレープ生地には、きな粉をふんだんに加えて、アクセントをつけています。

牛肉SORACHI1984煮込みのクレープ包み

牛肉SORACHI 1984煮込みのクレープ包み

枝豆ミンチのビール泥棒ハンバーグは、枝豆、ブルーチーズ、燻製させたマヨネーズ、砕いた柿の種が使用され、ビールとの相性が抜群。関係者はビールと料理の絶妙なハーモニーを楽しんでいました。

枝豆ミンチのビール泥棒ハンバーグ

枝豆ミンチのビール泥棒ハンバーグ

ソラチエースがつなぐ5社のトークショー

イベント後半では、ソラチエースに縁のある5社によるトークショーが行われました。ブルックリンブルワリー・ジャパン金恵允さん木内酒造 1823谷幸治さん、ヤッホーブルーイング荒井隼人さん、忽布古丹醸造 堤野貴之さんなど、業界を超えた繋がりを築いてきた企業が集まり、ソラチエースへの思いを語りました。

参加者は左から、新井さん、金さん、谷さん、荒井さん、堤野さん

関係者は左から、新井さん、金さん、谷さん、荒井さん、堤野さん

国産ホップが40周年を迎える機会は非常に稀であり、こうして祝うことができる喜びを多くの関係者が感じていました。2019年の35周年を祝った際に、次の節目である40周年には、さらに多くの仲間たちと共に楽しい時間を過ごしたいという話をしていたそうで、その願いが実現したことに感慨深いものがありました。

ソラチエースを軸に、今後も繋がりが広がり続けることが期待され、今日という日を新たなスタートとして、ソラチエースの輪がさらに広がることを感じさせる機会となりました。

会場を盛り上げる音楽パフォーマンス

イベントの最後には、クラリネット&サックス奏者の辻本美博さん率いるバンドが登場し、SORACHI 1984のCM楽曲をはじめ、複数の楽曲を披露。会場は美しい音色に包まれ、ソラチエースの40周年を華やかに彩る音楽のひとときを楽しむことができました。

クラリネット&サックス奏者の辻本美博さん

(写真中央)クラリネット&サックス奏者の辻本美博さん

ソラチエース40周年が紡ぐ未来

ソラチエースの40年の歴史は、ビール醸造の世界に常に新たな味わいや可能性をもたらしてきました。このイベントでは、その歩みと人々との繋がりを振り返り、未来への期待を共有する貴重な時間となりました。そして、次の50周年に向けて、ソラチエースがさらに大きな飛躍を遂げることを予感させる、特別な記念イベントとなりました。

ソラチエースが繋いだ5社の代表ビール

ソラチエースが繋いだ5社の代表ビール

当日の映像アーカイブは下記リンクからご覧いただけます。

SORACHI NIGHT -SORACHI ACE 40 ANNIVERSARY-

 

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

HOP SAIJO

ビアジャーナリスト

Hop Evangelist、Beer Judge、Beer Taster
ホップでビールを選ぶ時代に!を合言葉に活動中
全国各地のホップ畑にホップを摘みに行くほどのホップ好き
お気に入りのホップはシトラです♪
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