横浜で神奈川のブルワリーが造る日本産ホップビールとホップ料理が味わるイベント「Cheers to HOP!!」10/31(木)まで開催中
今年も収穫されたホップを使用して醸造した「ハーヴェストブリュー」ビールが登場する季節になってきました。
現在、横浜・山下公園にあるザ・ワーフハウス山下公園では、日本産ホップを使用したクラフトビールやホップ料理が楽しめるイベント「Cheers to HOP!!」を10月31日(木)まで開催中です。
日本産ホップのことを知って、もっと身近に感じてほしい
近年、日本産ホップは生産者の高齢化などにより生産量が減少しています。そんな中、ビールの魂ともいわれるホップがブルワーやビールファンから注目されており、クラフトビール界でもホップの栽培を行う人達が少しずつ増えています。
今回のイベントでは、「日本産ホップを知ってほしい」「身近に感じてほしい」という思いから、神奈川・横浜にゆかりのあるブルワリー5社の協力のもと開催が決定しました。
イベント名の「Cheers to HOP!!」は、日本産ホップを“奨励する”姿勢の表しと、ホップを讃え、また生産者への感謝と尊敬を込めた “乾杯”の2つの意味が込められています。
ビールと合うホップの苦味が効いた料理を堪能しよう
「Cheers to HOP!!」で飲めるビールは以下の通りです。
・スプリングバレーブルワリー / SPRING VALLEY JAPAN ALE <香>
・YOKOHAMA BEER / 横浜港北フレッシュホップエール
・REVO BREWING / PROUD BREW 2024 My First Lager
・Number 9 Brewery / Farm to Glass 2024
・湘南ビール / Harvest Hop 2024
※販売商品及び価格:Mサイズ1000円 Lサイズ1400円 (全て税込)。テイクアウト販売あり。 ただし、商品はなくなり次第終了する場合あり。
また、お店では日本産ホップを使用した料理も提供されます。富士山ホップ IPA餃子(980円 税込)やスモークサーモン 日本産ホップのマリネ(980円 税込)、フィッシュ&チップス 日本産ホップのタルタルソース(1100円 税込)と、普段味わうことができないホップ料理を堪能することができます。
イベントをプロデュースしたビアジャーナリストの五十嵐糸さんによると、「どのようにしてホップの苦味を表現するのか。お店のスタッフと試行錯誤して作り上げました」とのこと。「ホップをフードに落とし込むイベントは多くありません。どうしたら料理でホップの香りと苦味が楽しめるのか。それがビールに合うのか」を考えたのが今回の3品ということです。
今回、試食させていただく機会をいただいたのでレポートします。
<富士山ホップ IPA餃子>
口に入れると肉の旨味を感じた後に、ホップの苦味がガツンときます。「餃子に苦味?」と一瞬、頭の中がパニックになります。でも、食べているうちにクセになってくるから不思議です。個人的には、スプリングバレーブルワリーのSPRING VALLEY JAPAN ALE <香> やYOKOHAMA BEERの横浜港北フレッシュホップエールとのペアリングが良かったです。
<スモークサーモン 日本産ホップのマリネ>
ホップをそのままマリネに振りかけた一品。「ディルを合わせる感覚で味わってほしい」と五十嵐さん。スモークサーモンがホップの草っぽい感じを引き立ててくれて、フワッと鼻へ抜けるのが心地いいです。たまねぎやパプリカとの相性も良く、さっぱりといただけます。こちらはレモンっぽいフレーバーを感じたREVO BREWINGのPROUD BREW 2024 My First Lagerと合わせるのが良かったです。
<フィッシュ&チップス 日本産ホップのタルタルソース>
日本産ホップの粉末をタルタルソースに 混ぜています。自分でディップする量を調整できるのでたくさん付けて苦味をしっかり感じるのも良し。アクセントとするのも良しと色々試しながら味わえるのが楽しい一品です。ホップのグラッシーな香りとNumber 9 BreweryのFarm to Glass 2024、湘南ビールのHarvest Hop 2024が良い感じでした。
ペアリングは人それぞれで感じ方が違うので、複数人で行ってどの組み合わせが好きか話ながら味わうのも楽しいと思います。
期間中にはトークショーも開催
10月17日(木)と24日(木)にはゲストを招いてのトークショーを開催。飲んでいるだけじゃ知ることができないホップの裏側を聞くことができます。
10月17日(木)は、「YOKOHAMA BEER×古川原農園」。 ビールの個性に欠かせないホップについて生産者との対談形式でわかりやすく解説します。
10月24日(木)は、「REVO BREWING×神奈川大学」。 神奈川大学の学生達が屋上でホップを栽培した試みについて、その経緯や学生ならではの視点からビールやホップへの思いを聞きます。
飲んで、食べて、知ることができる「おいしく楽しく学べる」イベントです。2週間ありますので、横浜観光と一緒に日本産ホップを堪能してみてはいかがでしょうか。
Cheers to HOP!! イベント概要
日程:2024年10月15日(火)〜10月31日(木)
会場:ザ・ワーフハウス山下公園(神奈川県横浜市中区山下町279)
営業時間:9:00~22:00
トークイベント:10月17日(木)17:30~18:00「YOKOHAMA BEER×古川原農園」 10月24日(木)11:30~12:00、17:30~18:00「REVO BREWING×神奈川大学」 ※11:30~12:00はMCと神奈川大学の学生とのトークセッションとなります。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。