2024年10月19日と20日、東京・恵比寿のスプリングバレーブルワリー東京にて「CRAFT BEER JAPAN HOP FEST 2024」が開催されました。このイベントは、日本産ホップ推進委員会が年間を通じて日本産ホップの魅力を広める活動の一環として行っているもので、今回はその集大成ともいえる規模での開催となりました。日本国内で生産されたホップを使ったクラフトビールが一堂に会し、生産者から醸造者、提供する店舗、さらには飲み手までが一体となってホップの魅力を共有する場が提供されました。

 日本産ホップのクラフトビール20種が集結

イベントでは、20種類もの日本産ホップを使用したクラフトビールが提供されました。多様な風味を持つ日本産ホップはビールの風味に個性を与え、それぞれのビールが独自の味わいを楽しませてくれました。これらのビールは、日本各地のブルワリーが参加して醸造したもので、日本産ホップの繊細な香りや味わいを最大限に引き出すために、各ブルワリーが工夫を凝らした一杯が揃いました。

 ブルワーとのトークセッション

SVB東京の辻峻太郎さん（右）がファシリテーターとなり、ロコビアの鍵谷百代さん（左）とNAMACHAん Brewing 米澤美里さん（中央）を交えてのトークセッション。

今回のホップフェスの目玉のひとつは、ブルワーとのトークセッションです。会場ではビールを造ったブルワーが登壇し、自身のビール造りにかける思いや、日本産ホップの魅力、そしてどのようにビールに取り入れたかについて語りました。普段、製造者と直接交流する機会が少ない中で、飲み手が製造者から直接話を聞ける貴重な場となり、ビールへの理解がより深まりました。参加者たちはブルワーとの会話を通して、ビール作りのプロセスや、日本産ホップならではの特徴について知識を深めた様子でした。

ホップを使ったフードメニューの充実

スプリングバレーブルワリー東京では、ビールだけでなく、ホップを取り入れたフードメニューも多数提供されていました。ホップを練りこんだジューシーなソーセージや、ホップパウダーを効かせたソースを添えたローストビーフなど、ビールとの相性が抜群のメニューが揃いました。これらのフードは、ホップの持つ香りやほのかな苦味を楽しむことができるだけでなく、ビールとのペアリングを通じてホップの新たな楽しみ方を提案するものとなりました。参加者は、ビールと料理のマリアージュを堪能し、イベントの楽しさを一層引き立てました。

 大盛況の中で閉幕

イベントには多くのビアファンが訪れ、会場は終始にぎわいを見せました。日本産ホップの魅力が発信される貴重な場として、訪れた人々は思い思いにビールを楽しみ、食事を楽しみ、会話を楽しむ姿が印象的でした。来場者同士での交流も多く、クラフトビール愛好家が一堂に会するフェスティバルならではの一体感が会場全体を包み込んでいました。二日間にわたって大いに盛り上がり、訪れた人々の心に強く残るイベントとなったことでしょう！また来年も乾杯したいですね。

動画でも楽しくご紹介しています

「CRAFT BEER JAPAN HOP FEST 2024」は、日本産ホップの魅力を広く伝える素晴らしいイベントでした。ホップを活かしたクラフトビールやホップフード、ブルワーとの交流など、普段味わえない体験を提供する場として、多くの人々に楽しんでもらえるフェスティバルとなりました。今後もこうしたイベントが継続し、日本産ホップの可能性がさらに広がっていくことを期待したいと思います。