【季節のお菓子とビールで愉しむ】11月 レモンメレンゲビスケット
ビール好きの皆さま、国産レモンの旬ってご存知ですか?
爽やかな香りと酸味が暑い季節の食欲増進にぴったりなので、私はそのイメージから夏が旬と思っていたのですが、実は11月ごろから春先にかけての冬が国産レモンの収穫時期なんです。
今回は国産レモンと市販のビスケットを組み合わせたお菓子をご紹介します。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
目次
11月のお菓子:レモンメレンゲビスケット
国産レモンとは
2021年の調査によると、市場に出回るレモンのうち輸入品は約4.25万トン、国産品は0.59万トンだったとのことです。(令和3年農林水産品目別実績(輸入)及び令和3年産特産果樹生産動態等調査による)
つまり国産レモンが占める割合はわずか12%。現在のところ割高感は否めませんが、輸入レモンと異なり輸送時間が短く収穫後の薬品を使わずにすむため、安心して皮まで使うことができます。
生産地と食品メーカーが組み収穫量増加を目指す動きがあり、実現すれば国産レモンが少し身近なものになりそうですね。
今回は旬の国産レモンとバター、卵黄を使ってレモンカードを作ります。
レモンカードをパイ生地に乗せてメレンゲをかぶせて焼き目をつければレモンメレンゲパイですが、もっとお手軽に市販のビスケットにレモンカードとメレンゲを乗せて焼いてみました。
ビスケット台がしっとりとして、別の美味しさが味わえることと思います。ぜひお試しください!
材料 6個分(レモンカードは作りやすい分量)
(レモンカード)国産レモン2個、バター100g、砂糖80g、卵黄2個分
(メレンゲ)卵白2個分、砂糖20g
市販のビスケット6枚
作り方
- レモンを塩水でよく洗い、皮をむいてすりおろすか細かく刻む。
- レモンは半分に切り、断面にフォークを刺して果汁を搾る。
- バターは2cm角に切り、ボウルに入れる。卵は卵黄と卵白に分け、卵白は冷蔵庫に入れておく。
- フライパンにお湯を沸かし、湯煎でバターを溶かす。
- 湯煎のままゴムべらでよく混ぜながらレモン汁、レモンの皮を加えていく。
- 砂糖を3回に分けて入れ、そのつどよく混ぜる。
- 湯煎から外し、溶いた卵黄を少しづつ加えていく。ここで熱の入り方が偏ったり、混ぜ方が足りなかったりすると滑らかにならないので注意。
- 再び湯煎にかけ、液体状からとろみがつくまでかき混ぜ続ける。
- 湯煎から外し、ボウルの余熱を感じなくなるまでかき混ぜる。粗熱が取れるとさらに粘度が増す。
- ケーキペーパーにビスケットを1枚乗せ、レモンカードを塗る。残ったレモンカードは消毒した蓋つき容器に入れて冷蔵庫へ。ジャムと同じように使えます。
- 冷蔵庫に入れておいた卵白に砂糖を加え角が立つまで泡立て、メレンゲを作る。
- レモンカードの上にメレンゲを乗せ、200度のオーブンで焼き色がつくまで焼く。
- できあがり。
ペアリング
トップリングゴライアス レモンメレンゲファンダンゴ
ドンピシャなビールがありました。
グラスに顔を近づけるとまず甘酸っぱい香りを感じます。
飲み込むとレモンの酸味と共に強い甘さもあり、お菓子と一緒に味わうと本当に一体化しました。インフィニティ・プールの、プールと海の境目がわからなくなる感じと言えば伝わるでしょうか。(伝わらないかな…)
原材料に「マシュマロ抽出物」が含まれています。これがメレンゲ感と甘さをもたらしているのですね。
ABV:5.5%
金色三麦(SUNMAI) 包種茶啤
もうひとつはお茶を使ったビールです。
包種茶(パオチョンティー)はごく軽く発酵させた中国茶です。
苦味や渋味はほとんど感じず日本茶のような爽やかさのあるお茶なのですが、このビールも同様に青っぽいお茶の香りがします。
そして、お茶が持つ酸味もそのまま感じられます。
レモンの酸っぱさとマッチしながら、カードに使用しているバターのコクを洗い流す組み合わせとなりました。
ABV:5.0%
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。