●●専用ペアリングビール!「funs brewing」の「酒の花」シリーズ試してみませんか?
「おもしろき世界を、醸造しよう。」
上記をスローガンに掲げる、大阪で誕生したブルワリー株式会社「funs brewing(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:島尾智志)」が、2024年11月13日(水)より「日本食」専用クラフトビール「酒の花」シリーズ第四弾として、「お寿司」専用クラフトビール「酒の花 WEIZEN(ヴァイツェン)」の販売を開始した。
今回ご縁あって同ビールを味わう機会を頂き、同シリーズである『酒の花SAISON』『酒の花SESSION IPA』と共にビールの味わいと私なりに各ビールに合うフードを考察してみた。
目次
「クラフトビール」×「日本食」=もっとおもしろいことを!!
同社は約60年の実績があるマーケティング会社から「クラフトビール好き」が集まって立ち上げた“醸造所を持たないブルワリー”。
強みであるマーケティングの力を使って、私たちが大好きな日本のクラフトビールを世界中の方に届けたいという思いから事業を立ち上げた。
また、「日本のおもしろい文化を世界に伝えたい」という観点から、ユネスコの無形文化遺産である和食(日本食)とのフードペアリングにも注力しており、清酒酵母と酒粕を使った「日本食」専用のクラフトビール「酒の花」シリーズを展開している。
第1弾として2024年7月3日に「酒の花SAISON」を発売後、「酒の花PALE ALE」「酒の花SESSION IPA」そして今回の第4弾「酒の花 WEIZEN」の発売に至っており、それぞれお客様からの反響も良いそうだ(製造元:合同会社Marca)。
フードペアリングインストラクターとしても、食べ合わせを意識したビールラインナップの展開は大変興味深く、近年それを意識した商品が増えてきているなと改めて実感している。
「●●専用」というしばりも逆に知的好奇心をくすぐられてしまう商品たちだ。
酒粕の風味を感じる個性豊かなビールたち
それぞれのビールをティスティングしてみた感想は以下の通りだ。
天ぷら専用:「酒の花SAISON」
天ぷらとのペアリング世界No.1を目指し、「セゾン」をベースにした同シリーズの第1弾。
セゾン酵母と日本酒酵母で発酵させ、日本発祥の品種「ソラチエース」を用いている(アルコール度数:7.5%)。
- 外観:やや濃く霞んだゴールド。泡立ち、泡持ちは中程度。
- 香り:リンゴやブラックペッパー、クローブ、レモングラスやヒノキに例えられるような、発酵由来のエステルやフェノーリック香、「ソラチエース」由来のホップ香が混ざり合った複雑な香り。
- 味わい:中程度の甘味と苦み。しっかりとした飲みごたえ(ミディアムフルボディ)。アルコール度数7.5%ということもありどっしりとした力強い味わい。余韻には上記の香りの他、完熟バナナやシナモンなど甘味を連想させる風味も加わりより深みを感じる。
- 全体印象:ごくごく、というよりは時間をかけながらゆっくりと楽しみたい1本。
様々なニュアンスの香りを感じられるため、天ぷらの具材に合わせて開く風味の変化を楽しめそうだ。また天ぷらの衣の油分や食感に負けない飲みごたえも兼ね備えている。
個人的にはその力強い味わいに合わせて、「酒粕」「ブルーチーズ」などをつかったディップに蜂蜜を添えたり、逆にさっぱりさせる意味合いで桃やマスカットなど「果物」を「パスカルポーネ」チーズと共に合わせても良い相乗効果を発揮しそうと感じた。
カレー専用:「酒の花SESSION IPA」
明治初期の伝来から、150年以上にわたって日本で愛され続けているカレーとのペアリング世界No.1を目指し、「SESSION IPA」をベースにした同シリーズの第3弾。「酒粕由来のりんごのような香り」と「ホップの香り」の調和を目指している(アルコール度数:4.5%)。
- 外観:やや霞のあるゴールド。泡立ち・泡持ち良好。
- 香り:白桃、白ブドウ、リンゴ、花梨など清涼感と甘味を連想させるフルーツの香り。
- 味わい:穏やかな甘味と苦みで、飲み口もライトボディで非常に軽やか。余韻の味わいのキレもよく、すーっとつっかえなく喉奥にビールが落ちていく。
- 全体印象:水のように澄んだ味わいのセッションIPA。酒粕を用いたビールは味わいが重くなりがちだが、いい意味でそれを感じさせない軽やかな1本。
「カレーとのペアリング」という点では、華やかな香りやのどごしがカレーの香りと交わりつつ、濃い味わいをさっぱりとさせてくれそうな印象だ。
中でも、上記の特徴にあわせて、魚にレモンを絞るような感覚で「シーフードカレー」と特に相性が良いのでは?と感じた。食感を合わせるならとろとろ系よりシャバシャバ系のカレーがより親和性が増すだろう。
他には、フルーツの香りと「酸味」の相性を考慮して、「ドレッシングを和えたサラダ」「エスカベッシュや酢漬け」などとも合わせてみたい。
お寿司専用:「酒の花 WEIZEN(ヴァイツェン)」
お寿司とのペアリング世界No.1を目指し、「ヴァイツェン」をベースに採用。同シリーズ共通の酒粕の風味と、ヴァイツェンの小麦を感じさせながら、日本の繊細な食文化と調和した味わいを目指した一杯(アルコール度数:5.0%)。
- 外観:やや濁ったゴールド。泡立ち・泡持ちはやや控えめ。
- 香り:バナナやクローブに例えられるような香りに、食パンの白い部分を連想させるようなふくよかな酵母由来の香り。
- 味わい:穏やかな甘味と苦み。口当たりはまろやかでミディアムフルボディ。上記のフレーバーの奥の方に酒粕のニュアンスがちらり。口にいれた時の印象とは裏腹に、飲み疲れない後味のキレ。
- 全体印象:酒粕の風味を感じながらも、ヴァイツェンとしての特徴も感じ取れる1本。
ヴァイツェンの持つ香り(オイゲノール)はしょうゆと共通する香気成分であり、醤油を媒介にして「和食」との相性が良い。酒粕の風味は日本酒の風味を連想させる他、ビールのもつシルキーな口当たりは特にイカなど甲殻類の「ねっとりとした食感」と相性が良いと感じさせた。
他に合わせるなら、甘い香りと穏やかな苦みにメリハリと付ける意味で「柚子皮」を散らしてゆず田楽などとも楽しんでみたい。
ECでの購入の他、10月には直営のビアハウスもOEPN!
「自分へのご褒美や、御歳暮・御年賀として」
上記のビールたちは「酒の花クラフトビール3種飲み比べセット」としてECサイトで購入が可能だ。
今なら、通常1000円のオリジナル化粧箱が無料になるだけでなく、「酒の花クラフトビールで乾杯!でご縁をつなぐ」をコンセプトにデザインしたオリジナル水引紙も付けてお届けできる「年末年始ギフトキャンペーン」も実施中だ(2024/12/4現在)。
▶https://funsbrewing.com/collections/all
さらに今年の10月には大阪・堀江エリアに直営のビアハウス「funs brewing BEERHOUSE OSAKA」もOPEN。各種ビールとのペアリングも実際に体験できるので、ぜひ近くを訪れた際は合わせてチェックして頂きたい。
【Detail】
株式会社 funs brewing
代表者名:島尾智志(代表取締役)
設立年月日:2024年3月15日
資本金:3,000万円
大阪本社:〒540-0034 大阪市中央区島町1-4-3 キタガワビル
取得免許:一般酒類小売業免許、通信販売酒類小売業免許、自己商標卸売業免許
▶HP:https://funsbrewing.com/
【Restaurant】
funs brewing BEERHOUSE OSAKA
営業時間:月~金:16時~22時
土日祝:12時~22時
定休日:なし
住所:大阪府大阪市西区北堀江1-15-10 H1ビル B1
URL:https://maps.app.goo.gl/VkPRT3TWcMLVHySt9
*記事内のお写真は全て同社よりご提供。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。