【季節のお菓子とビールで愉しむ】1月 ガレット・デ・ロワ
ビール好きの皆さま、新年のご挨拶を申しあげます。本年もよろしくお願いいたします。
お正月は和食・和菓子をいただく機会が多いのではないでしょうか?そろそろ少し気分を変えて洋菓子を楽しんでみませんか。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
目次
1月のお菓子:ガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワとは
ガレット・デ・ロワはフランス語で「王様のお菓子」の意で、カトリック教会の祭日である公言祭(1月6日)を記念して食べられるケーキです。
ここでの王様とは、東方からイエスを礼拝した三博士を指しているのだそうです。
アーモンドクリームを入れたパイにフェーブと呼ばれる陶器の人形が一つ仕込まれていて、切り分けた際にフェーブが入っていた人がその日の王様となるという、大勢で楽しむ集まりにぴったりなお菓子です。
今回は食べられない陶器の人形ではなく、アーモンド粒をフェーブとして埋め込みました。おせちが残っていたら、きんとんの栗などを入れるのも良いですね。
手順は少なく、決して難しくないのですが、パイ生地がダレやすく工程ごとに冷蔵庫で冷やすため時間がかかります。ぜひ時間に余裕を持ってお試しください!
材料 20cm1台
冷凍パイシート2枚、無塩バター40g、砂糖40g、卵1個、アーモンド粉60g
作り方
- パイシートは冷蔵庫で解凍し、バターは冷蔵庫から出し室温に戻しておく。
- ボウルにバターを入れ、クリーム状にかき立てる。
- 砂糖を加え、すり混ぜる。
- 溶き卵を3/4加え、混ぜる。残りの卵液はパイのつや出しに使用する。
- アーモンド粉を加え、よく混ぜる。器にラップをかけ、冷蔵庫で30分ほど寝かせる。
- 2枚のパイシートをそれぞれ22cm角くらいに広げる。直径20cmの器を軽く押しつけ、できあがり線の目安をつけておくと作業しやすい。
- 6.の生地1枚に、5.のアーモンドクリームを直径16cmくらいの円形にして乗せ、アーモンドを1粒乗せる。
クリームの周りに水を薄く塗る。 - もう1枚の生地を45度ずらしてかぶせ、水を塗った部分を上から押さえて密着させる。
- ナイフで直径20cmの円形に切り取り、4.で残した卵液を塗る。冷蔵庫で30分冷やす。
- 周囲をフォークで押さえる。
- 表面の模様をナイフで描く。今回は8枚の葉が重なる月桂樹の文様にしました。
描き終わったら、また冷蔵庫で15分冷やす。 - 最後にもう一度卵液を表面に塗り、200度に予熱したオーブンで20分、190度に下げさらに20分焼く。
- できあがり。
ペアリング
ヱビス クリエイティブブリュー ほうじ茶の余韻
最近のヱビス クリエイティブブリューは新作がたくさん出て楽しいですね。
お菓子にお茶は間違いない相性ですよね。
ほうじ茶の香ばしさがパイ生地のクリスピーさとよく合います。そのうえ、アーモンドクリームにはないお茶のほのかな酸味が加わり、風味が増しました。
すっきりと楽しめる組み合わせです。
ABV:5.5%
ベルチングビーバー ピーナッツバターミルクスタウト
もう一つはもう少し濃厚なビールを合わせてみます。
アーモンドとピーナッツという違いはありますがナッツ同士で、しかもチョコレートやコーヒーの風味もあるため、お菓子を包み込むような味わいです。
とはいえ重すぎない飲み口で、夜のブレイクタイムにぴったりな組み合わせになりました。
ABV:5.5%
ちなみに試食ではフェーブは私のところには当たりませんでした。誰かのところに1年の幸運が届きますように!
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。