ベルギービール「七つの大罪」クラファンで入手した名品を飲む【JBJAChannle】
ビールに愛された皆さまへ。
ビールをただの「飲み物」と思っていた頃には、もう戻れません。
泡のきめ細やかさ、麦の甘み、ホップの香り――それは時に人生を語り、時に記憶を呼び覚まします。
そんなビールの奥深い世界に、またひとつ、心躍るニュースが届きました。
場所は名古屋・本山。ベルギービール専門店「カフェレンベーク」さんが仕掛けた、
ベルギー直輸入クラフトビール『七つの大罪』シリーズのクラウドファンディングプロジェクトです。

canpfireページより
“おいしすぎて罪深い”ビールたち
この「七つの大罪」シリーズ、ただのキャッチーな名前ではありません。
《色欲》《暴食》《嫉妬》《傲慢》《憤怒》《強欲》《怠惰》――
それぞれの“罪”をテーマにした7種類のビールは、まるで一冊の物語のように多彩で、深く、刺激的。
そしてこのビール、実はまだ日本には輸入されたことがなかったのです。
そこで、「ビールの楽しさをもっと広げたい」と願うカフェレンベークさんが立ち上がり、
2024年8月1日から始まったクラウドファンディングは、118名の支援者の手で、
目標金額を大きく超える1,026,800円を集めて、同年9月30日に無事成功を収めました。
ベルギービールに魅せられた人たちの熱意が、ひとつの奇跡を現実に変えたのです。
実際に飲んでみました(動画あり!)
JBJAChannelでは、この話題のビールシリーズのうち2本を実際に試飲しました。
色欲 – ルクスリア(Luxuria)
スコッチエールらしい甘く芳醇なコク。ルビーレッドの色合いが美しく、飲む前から心を掴まれます。
スパイスの効いたリッチな味わいは、まるで大人のデザート。
暴食 – グーラ(Gula)
クアドルペルらしい濃厚なフルボディ。モルトの甘さとハーブの香りが見事に調和し、一口で幸福感が広がります。
「飲みすぎ注意」と言われても、止められない。まさに“暴食”の名にふさわしい一杯。
どちらも、初心者でも手に取りやすく、それでいてビールファンの心にも深く刺さる。
「ベルギービールって、こんなにも多彩なんだ!」と驚かされるシリーズです。
醸造家たちの物語も、また一杯の味わいに。
このシリーズを生み出したのは、ベルギーの実力派ブルワー、
ビョルン・デスマドリルさんとコーエン・ヒューヘリエさんの二人。
コーエンさんは、もともと道化師からスタートし、医療研究の現場を経てビールの世界へ。
ビョルンさんは、17歳の頃から自宅で醸造を始めたという“天才少年”。
彼らが出会い、意気投合して誕生したのが、この「七つの大罪」シリーズなのです。
どのビールにも、彼らの遊び心と真剣な情熱が詰まっています。
中でも印象的なのが、まだ造られていない「怠惰(アッチェディア)」。
七つの大罪で7種類のビールの説明が入っているのに、6種類のセットなのです。え?アッチェディアだけ…入っていない?
「怠惰だから、まだ造っていないんだよ」なんて、醸造そのものがジョークになっているのもベルギーらしいウィットです。
まだ飲めるかも?あのカフェにも…
このシリーズ、都内では九品仏の「Cafe.maison de K.」さんにも一部入荷されたそうです。
今も提供されている可能性がありますので、気になる方はぜひお店にお問い合わせを。
そして何より――
ビールの世界をもっと知りたい、広げたいという方は、ぜひJBJAChannelをご覧ください。
実際に飲んで、語って、感じたことを丁寧に伝えるビールジャーナリストの目線が詰まった動画が満載です。
あなたのグラスに、次の感動を。
ベルギービールの魅力は、味だけではありません。
そこには、文化があり、人の思いがあり、そして“ちょっとした冒険”があります。
「七つの大罪」シリーズをきっかけに、あなたもぜひその一歩を。
心ほどける豊かな時間を、ビールとともに――。
あなたの「好き」が、ここで見つかりますように。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。