イタリアンクラフトが今年静かなブームに!? イザック―ビアレポート(13)
イタリアのクラフトビールが静かなブームになりそうな予感。と言いながらも、以前から「静かだったらブームとは言えないのでは?」と思っていた私です。
さらに「なりそうな予感」と書いてしまいました。自信のなさの表れです。
いや、イタリアンクラフトはきますよ。たぶん。どこからが静かなブームとするかわかりませんが、メディアでも少しずつ取り上げられていますし、もしかしたらもう静かなブームと言っていいのかも。
ということで、今回はイタリアのクラフトビール界を牽引してきたとも言われるバラデン醸造所(Baladin)から、イザック(Isaac)というベルジャンホワイトをご紹介。
バラデン醸造所は1996年創業で、その歴史はブルーパブから始まっています。最初に造られたのがスーパー(Super)というアンバーな色合いのビールと、このイザック。現在は、ウェブサイトで確認できるだけでも15種類を醸造しています。
で、イザックを注いでみると、泡がモリモリ。「おお、ものすごいやる気だ」と思いきや、消えるときはあっさり。グラスを近づけると、ベルジャンホワイトらしいコリアンダーやオレンジピールの混じった香りが感じられます。一口飲むと、クリーミーで軽やかな液体が喉を通りすぎ、後味もすっきりしています。もともとベルジャンホワイトの苦味はあまり感じられないものですが、イザックはほとんど感じられません。IBUは8.5で、ベルジャンホワイトの中でも低めです。
炭酸も弱めなので、すいすい胃袋に吸い込まれていきます。かなりの飲みやすさです。ビールが苦手な人はもちろん、ベルジャンホワイトが苦手な人にも一度飲んでもらいたいビール。
イタリアンクラフト、きますよ。
BJA1期生 富江弘幸
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