リキテンシュタインの魚雷発射!―ビアレポート(14)
学生時代、美術の成績はすこぶる悪かった私です。
アートのことはさっぱりわからない左脳型ですが(左脳も使われていないという噂も)、面白いデザインのラベルを見ると、スタイル云々は関係なくジャケ買いしてしまいます。で、またやってしまいました。アートに詳しい人なら「おおっ!」と思うであろう、ロイ・リキテンシュタインの絵がラベルとなったブリュードッグのビール。今回はこの「リキテンシュタイン(Lichtenstein)」をご紹介します。
このビールは、ロンドンのテート・モダンで開催されていたロイ・リキテンシュタインの展覧会のために、ブリュードッグがテートとコラボして特別に醸造したもの。
といっても、アートに興味のない人たちは「リキテンシュタインって何者?」と思うでしょう。彼はアメリカンポップアートの巨匠なのですが、アンディ・ウォーホルと同じくらい有名と聞けば、そのすごさがわかります(と、アンディ・ウォーホルなら知っている自分にも言い聞かせ…)。
そういうことで、このビールのスタイルはアメリカンペールエール。ライ麦とアメリカンホップを使用しており、グレープフルーツを思わせる香りが魅力です。ブリュードッグのアメリカンペールエールといえば、「デッドポニークラブ」がありますが、同じようなすっきり感がありつつも、ほんの少しボディを感じるようになっています。アルコール度数も「デッドポニークラブ」よりやや高めの5.2%。
ちなみに、この絵のタイトルは、セリフと同じ「Torpedo…Los!」。「魚雷発射!」という意味だそうです。勢いよく命令している感じですが、その後ろの緊張感のない人が気になります。魚雷は発射されたのでしょうか。
BJA1期生 富江弘幸
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