シンプルデザインの飲みやすいアメリカンゴールデンエール「ESG」―ビアレポート(32)
自分の好きなビールの傾向がわかってきたような気がする私です。
できるだけ珍しいビールや、ラベルが魅力的なビールを取り上げようとしていますが、30回くらいやっているとなんとなく偏りがみられるようになってきます。国やスタイルなどもまんべんなく取り上げるつもりが、実は少々偏り気味。
国ではアメリカがやや多いですね。スタイルで言うと、アルコール度数がそれほど高くなく飲みやすいもの。恐らく、ラベルや味、アルコール度数も含めた自分の好みはそういう傾向にあるのでしょう。皆さんも自分が飲んだビールの統計をとってみると、新たな自分の好みを発見できるかもしれません。
さて、今回は自分の傾向のど真ん中、アメリカの飲みやすいビールをご紹介。アメリカ・オレゴンにあるターミナルグラビティブリューイングの「ESG(EXTRA SPECIAL GOLDEN)」です。
公式サイトで調べても醸造所のことについてはまったく載っておらず、造られているビールが6種類あるということくらいしかわかりません。モルトやホップに何を使っているのかもわからず。ただ、この「ESG」は「Rye beer」と書いてあるので、ライ麦を使ったビールのようです。
無濾過のようなのでほんの少し澱が見られますが、全体的にはきれいなゴールデン。口に含むと、グレープフルーツのようなフルーティーな香り。苦味もグレープフルーツの白い皮を思わせますが、それほど強くなく、後味もドライな印象です。これは飲みやすい。何の違和感もなく喉を潤してくれます。
で、ラベルは結構シンプルなデザインなので、もう少しおふざけしていただいてもよかったんですけどね。これはこれでわかりやすくていいんですが。
【BEER DATA】
ESG (EXTRA SPECIAL GOLDEN)
生産地:アメリカ
醸造所:ターミナルグラビティブリューイング
スタイル:アメリカンゴールデンエール
アルコール度数:5.4%
BJA1期生 富江弘幸
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