[テイスティング]2013.10.12

秋の夜長にカリフォルニアサンシャインIPA―ビアレポート(37)

夏は嫌いな私です。

夏は暑いし、冬は寒いし、春は花粉症だし、ということで、一番好きな季節である秋がやってまいりました。そんな私の手元にあるのは、デビルズキャニオンの「カリフォルニア・サンシャインIPA」。

California Sunshine IPA

California Sunshine IPA

この太陽と寒色系地色のコントラスト。まぶしいです。カリフォルニアには行ったことがないのですが、こんな太陽が空で輝いているのでしょうか。「カリフォルニア 太陽」で検索してみると、太陽光発電の記事ばかりが出てきます。カリフォルニアの太陽がこんな笑顔なのかという確認はとれませんでしたが、どうやら太陽がすごいということは間違いなさそうです。

さて。

デビルズキャニオンはカリフォルニア州サンカルロスにある醸造所。「カリフォルニア・サンシャインIPA」を含む7種類(ラガー、ブロンドエール、アンバーエールなど)を主に造っているようです。

この「カリフォルニア・サンシャインIPA」はイングリッシュIPAをベースにしており、大麦麦芽に加えてライ麦も使用しています。公式サイトを見ると、ラベルには「RYE IPA」と書いてあるのですが、今回購入したものは「RYE」の文字が消えています。どちらが最新のものかは不明ですが、ライ麦を使っていることには変わりない、と。

香りは、アメリカンIPAのようなバリバリ柑橘系のアロマではないですが、フルーティーです。しっかりしたボディにやや草っぽいホップの苦味がしっかり合っています。アルコール度数は7.1%あるのですが、そこまでは感じないと思います。473mlの缶でもスムーズに飲み終えることができました。

ちなみに、473mlはUSパイントと同じ量。パイントグラスに注ぎきれる量ですね。カリフォルニアの太陽がつまったパイントグラスを、秋の夜長にゆっくりと傾けるのもよいのでは。

【BEER DATA】
カリフォルニア・サンシャインIPA
生産地:アメリカ
醸造所:デビルズキャニオン
スタイル:イングリッシュIPA
アルコール度数:7.1%

IPAアメリカライIPA

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビールライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビールライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
和樂web(小学館)
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
金曜たまむすび(TBSラジオ)
ちきゅうラジオ(NHKラジオ第1)
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浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: 地域とビール
Weblog: 地域とビールとブログと

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