カボチャの種を使った「CORE Beer」―ビアレポート(44)
一度ハマるとなかなか抜け出せない私です。
台湾でビールを買い込んできてしまったので、しばらく台湾シリーズでレポートをお届けすることにしようかと。とはいえ、台湾ばかりではアレだろうということで、台湾で購入した日本では見たことがない海外ビールも合わせてレポートしたいと思います。
今回は、オーストリアの「CORE Beer」。インターネットで「core beer」で検索すると「Core Brewing Company」という醸造所が出てくるのですが、こちらはアメリカの「core beer」。紛らわしいことに、ウェブサイトのURLもcoreとbeerの間にハイフンが入るか入らないかの違いのみ。今回はオーストリアの「CORE Beer」です。
台湾の酒屋で見つけたビールですが、日本では見たことがなかったので購入。CORE Beerは醸造所名でもありブランド名でもあるようで、造っているのはブロンドとスタウトの2種類。その2種類とも、カボチャの種を使用しています。時期的にハロウィンだからかと思いましたが、どうやら通年でこのビールを造っている模様。台湾の酒屋では通年で仕入れているのか、ハロウィンで仕入れているのかは不明です。ちなみに、中国語では「南瓜籽啤酒」と表記していました。そのまんま「カボチャの種ビール」ですね。
今回購入してきたのはブロンドのみ。冷蔵庫でしっかり冷やしてから飲んでみると、あまりカボチャ感はありません。すっきりしていてドライな味わい。しばらく置いて温度を上げて飲んだら、後味にほんのりカボチャの風味が感じられました。アメリカのサザンティアでもカボチャを使った「PUMPKING」というビールをシーズナルで造っていますが、そちらはカボチャそのものを使用しているので、もっとカボチャの風味を感じます。「CORE Beer」で使っているのはカボチャそのものではなくカボチャの種。その分、風味は抑えめです。
日本よりもビールの種類は少ないだろうと思って台湾に行ったのですが、この「CORE Beer」のように日本には入ってきていない海外のビールがたくさんありました(種類の絶対数では日本のほうが多いと思います)。台湾に住んでもしばらくはビールに困らないだろうな…と。今まで知らなかったビールを見つけるのは楽しいものです。
【BEER DATA】
CORE Beer
生産地:オーストリア
醸造所:CORE Beer
スタイル:不明
アルコール度数:4.9%
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。