「ホッピークリスマス」でグリーンなクリスマスを―ビアレポート(57)
クリスマスに関係なくクリスマスビールを飲んでも全く問題ない私です。
恐らく皆さんもそうだと思います。確信しています。
クリスマスビールといえばベルギービールでしょうか。冬になると「ノエル」や「クリスマス」という名前が付いたクリスマスビールを見かけるようになりますね。一概には言えませんが、アルコール度数が高めで重めのボディのビールが多いようです。
が、今回はベルギービールではなくブリュードッグのクリスマスビール、「ホッピークリスマス」をご紹介。
ホップ好きはこの名前だけで飲んでしまうのではないでしょうか。「ホッピークリスマス」とはまたシンプルでわかりやすい名前ですが、ジョン・レノン&オノ・ヨーコの「Happy Xmas (War Is Over)」という曲にちなんでいるのでしょうか。そのあたりは不明です。
で、名前の通り、まず香りからホップ全開です。開栓した瞬間にホップの香りが漂います。ホップはシムコーだけを使っているようですが、柑橘系の香りよりも草っぽい香りのほうが強い印象です。アロマも同様、草っぽさとシトラス、パッションフルーツを思わせます。それをしっかりと苦味とボディが支えています。ラベルには「festive pale ale」と書かれていますが、シングルホップIPAという感じですね。
ブリュードッグのウェブサイトでは「ホワイトクリスマスではなくグリーンクリスマスを願っている」といったようなことが書いてありましたが、まさにホップ全開でグリーンな印象のビールでした。
【BEER DATA】
ホッピークリスマス
生産地:イギリス
醸造所:ブリュードッグ
スタイル:ペールエール
アルコール度数:7.2%
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