私がWingmanというブルワリーに出会ったのは、本当に偶然のことでした。行きつけのパブで偶然話した人が、実はWingman Brewersのビールを日本に輸入するインポーターさんだったんです！彼のおかげで、Wingmanのビールが日本に入るようになりましたね。今回、紹介するビールは「P-51 PORTER」ですが、当時は別のビールを飲みました。そのビールについても後日レビューします。

Wingman Breweryはアメリカのワシントン州のタコマに2011年に開業しました。ブルワリーとしての歴史は短いですが、地元への愛と仕事への正直な信念を持ち、インパクトのあるビール造りに日々頑張っています。

そもそもWingmanとは、編隊飛行の先導機の両側と後ろに飛行機を配置するパイロットという意味ですが、その意味が広がり、助っ人という意味もあります。余談ですが、クラブやバーでナンパする時に、隣で助けてくれる友達のこともWingmanといいます。（笑）ビールとは関係ないかもしれませんが…。

さてと、ビールの話しに戻りまして、現在のラインアップは、「Ace IPA」「P-51 PORTER」「Miss-B-Haven Tripel」といった定番ビールと、シーズン限定で「Coconut P-51 PORTER」、スペシャルで「Stratofortress」「Pocket Aces 2x IPA」があります。これらのビールがホームページに紹介されたラインアップですが、日本向けの限定ビールとして「ゼロ戦IPA」もありました。そもそもなぜ戦闘機とビールなの？と気になりましたが、今回は疑問が解消されませんでした…。黒や赤の単色で描かれるラベルは極めてシンプル。しかし、シンプルだからこそ、頭に刻まれるほど印象的でした。（戦闘機それぞれの説明をすると、話しが長くなりますので、気になる方は検索してみてください！）

★P-51 PORTER★

ラベルがよく見えないため、ラベルデザインのみ下記にアップします。

（ブルワリーのFacebookより：https://www.facebook.com/WingmanBrewers/photos/pb.263478230417.-2207520000.1396168067./10151755694200418/?type=3&theater）

泡は、エスプレッソのクレマのような濃いクリーム色です。全体的に光を通さないほどの濃いブラックです。ロースティングしたモルトの香りが強く、食パンの耳をこんがりと焼いたように香ばしいです。また、ほんのりとキャラメルの香りもします。
最初、ドリップコーヒーを思い出す味わいですが、徐々に甘さ控えめのチョコレートの味が広がります。そんなに苦くもなく、酸味も少なめで飲みやすいです。まろやかなフィニッシュと共に、鼻から抜けるほんのりしたチョコレートとナッツの香りも気持ち良い。アルコール8%とは思えません。飲みやすいね〜と思いながら、ごくごく飲んでしまうと、いつのまにか酔ってしまうビールでした。

日本にはドラフトと缶しかないようですが、瓶も飲みたいですね。ポーター好きの自分にとっては、ドラフトと瓶、缶すべてを飲み比べたいビールでした。また、シーズン限定のCoconut P-51 PORTERも気になります！私は戦闘機にあんまり詳しくないですが、P-51と現役のStratofortress（B-52）がビールではどのように描かれているか、その飲み比べも面白いと思います。

◎生産地：アメリカ、ワシントン州、タコマ
◎醸造所：Wingman Brewers
◎品名：P-51 PORTER
◎ABV：8%