カスケードレイクス20周年記念「20th Anniversary IPA」―ビアレポート(84)
ビールにマイブームがある私です。
そのブームは半月くらいの短期間で変わるのですが、どうやら今はオレゴンブームのようです。
ということで、今回も引き続きオレゴン州の醸造所をご紹介。カスケードレイクス・ブリューイングの「20th Anniversary IPA」です。
カスケードレイク・ブリューイングは、1994年にオレゴン州レドモンドで設立された醸造所。名前は、カスケード湖という湖からとったのかと思ったのですが、そのカスケード湖はオレゴン州ではなくお隣のアイダホ州だったり。レドモンドの西にはカスケード山脈があり、そこには湖が点在しているのでそこからとったのかと思ったり。結局、名前の由来は調べても調べてもよくわからず。醸造しているビールは、定番が6種類とシーズナル9種類。今回のビールはその20周年の記念ビールでで、ホップはシトラ、リバティー、センテニアルを使用しています。
20周年の限定ってことでついつい買ってしまったのですが、実は定番の6種類のほうが個性的なラベルだったりします(ラベルはこちらからご確認ください)。「20th Anniversary IPA」のラベルデザインはシンプルでかっこよく、普段は奇抜な格好をしている人がビシッとスーツを着たような感じでしょうか。
飲んでみるとものすごくバランスの取れた味わい。まさにアメリカンIPAという感じです。IBUは82あるものの、苦味や柑橘系のフレーバーが突出しているわけではなく、甘味と酸味の間でバランスを取りつつしっかり主張している印象です。20周年の限定ビールですが、普段使いのIPAとして冷蔵庫に入れておきたい気分。限定ビールってなぜかそんなビールが多いのです。
【BEER DATA】
20th Anniversary IPA
生産地:アメリカ
醸造所:カスケードレイクス・ブリューイング
スタイル:アメリカンIPA
アルコール度数:6.4%
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。