5月13日発売「サッポロ ホワイトベルグ」
皆さん、ごきげんよう。おいしいビールを飲んでいますか?
ベルギービールのストーカー、川端ジェーンです。
まず、断っておきます。この「サッポロ ホワイトベルグ」はベルジャンホワイトではありません。もちろん、ベルギービールでもありません。
商 品 名 : サッポロ ホワイトベルグ
容 量 : 350㎖缶、500㎖缶
区 分 : リキュール(発泡性)①
アルコール度数 : 5%
原 材 料 : 発泡酒(麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ・大麦・コリアンダーシード・オレンジピール)・スピリッツ(大麦)
ベルジャンと聞くとダボハゼもビックリなほどに喰いつくのこの私がこのビールに喰いつかないはずがありません。とりあえずCMでチューリップ型のグラスに注いでいたので、似たような形のピラートというベルギービールのグラスを使用することにしました。「それでね、このピラートのどこが美味しいかっていうとね…。」と続けたくてたまらないところですが、今回は涙を呑んで省略します。
味わい
泡はサッポロ黒ラベルに比べるときめが細やかですが、泡持ちはさほど変わらないような気がします。きれいな黄金色の液体は濁りも澱もない透明さで、こんなところにもベルジャンホワイトとの違いを感じます。ほんのりとベルガモットのような品の良い柑橘系の香りが鼻をくすぐります。口に含むと、柑橘系の香りの裏側に隠れていた花のような優しい香りが口の中に広がります。炭酸が少なめなのも飲みやすさを感じる一因です。
ただ、ベルギービール特有の味の奥行きは感じられません。繊細さ、というよりは線の細さを感じます。でも、それは仕方のないことではないでしょうか。冒頭に挙げた原材料を見ていただければお分かりになるかと思います。これは発泡酒とスピリッツの混ぜ物なのです。
でも、発泡酒とはいえ、上面発酵で作っています。そして、よく考えてみてください。近所のスーパーでは350㎖缶が105円(税別)、500㎖缶が148円(税別)で売られていました。これはベルギービールのおよそ1/5ほどの価格なのです。例えるなら同じ分譲地で1,000万円の家と5,000万円の家が区別がつかないほどに同一仕様、ということがあり得るでしょうか。むしろ、この価格差を考えたとき、この味わいは褒めるべきでしょう。実際に、ブリュッセルに本部があるという国際味覚審査機構(略称iTQi)では最高ランクの「優秀味覚賞 三ツ星」を受賞しています。
ペアリング
どんな料理と合わせてみようかと悩んだ挙句、砂肝のアヒージョ風を作りました。
みじん切りしたにんにくをごま油で炒め、香りが出てきたら砂肝をいれ、ごま油をたっぷりと注ぎます。これで砂肝に火が通れば出来上がりです。
カレーでも合わなくはないと思いますが、どちらかというとあまりスパイシー過ぎないものの方が良いかもしれません。
砂肝とホワイトベルグ、給料日前の強い味方になりそうです。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。