【シリーズ☆鳥取のビール事情】大山Gビールを1000円で飲み放題してきたのでレポート
指をくわえる側から、くわえさせる側へ。
鳥取在住のビアラバーがこのコペルニクス的転回を迎える期間がやって来た。鳥取県が誇る大山Gビールの醸造所併設のレストラン「ビアホフ ガンバリウス」の毎年恒例1000円(税別)飲み放題が始まったのである。
今年は10月4日から12月21日まで。通常は定番ビール一杯(300ml)450円のところ、この期間はわずか1000円で飲み放題となる(どちらも税別)。しかも、時間制限なし。普段なかなかビアバーやイベントに行けない鳥取在住ビアラバーが待ち望む、コスパ最強の「地ビール祭り」の到来だ。
というわけで、とある週末に家族で欧風レンガ造りの店を訪れた。注文は簡単。「飲み放題お願いします!」と元気よく伝えるのみ。すると、程なくして空のグラスが運ばれる。ここで打線の組み立てを考えている時間ほど至福の時間はそうない。
大山Gビールの定番はピルスナー、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトの4スタイル。それに限定ビールが加わる。今回はヴァイエンホップと琥珀ヴァイスの2種類が味わえた(ヴァイエンホップは11月中旬までとのこと)。
サーバーが並ぶカウンターにドリンクのメニューが置かれている。期間中は指定のソフトドリンクも400円(税別)で飲み放題。
打線の組み立ては、もちろん個人の自由。が、僕はトップバッターにはヴァイツェンを起用することを強くお勧めします。
大山Gビールのヴァイツェンは2011年、世界のベストビールを選ぶワールド・ビア・アワード(WBA)の「World’s Best Grain-only Wheat Beer」部門にて世界一を受賞。ヴァイツェンの故郷、ドイツの名立たる醸造所よりも高い評価を受けている。酵母の香り、舌への当たり、味わい。その全てが優しい出色のヴァイツェンである。
すぐに飲み干したので、次はペールエール。
ガツンとホップをきかせたペールエールではなく、苦過ぎず甘過ぎずこちらもバランスが取れた一杯。鮮やかな銅色と白い泡のコントラストも楽しめる。
さて、この後はダイジェストでご紹介。順にヴァイエンホップ、琥珀ヴァイス、スタウト、ピルスナーである。
限定ビールのヴァイエンホップはすぐ外に広がる畑で採れた、自家製のホップを使用した一杯。かと言ってホップの個性は強過ぎず、小麦も使用しているのでまろやかな味わい。
こちらの「ビアホフ ガンバリウス」、ビールに合う料理も豊富にラインナップしている。GBバスケット、大山鶏のハーブ焼きやピッツァ、おぼろ豆腐サラダなど全て絶品です。ぜひお試しあれ。
このレポートを作成するため写真を見続けていたところ、週末の自分に対して指をくわえていることに気付いてしまった。飲み放題期間終了まで、あと何回行けるだろうか…。鳥取在住ビアラバーの悩みは尽きないのである。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。