羽田ブルワリー入門
「羽田ブルワリー」。皆さん聞いたことがありますか?
ご存じない方も多いでしょう。11月12日、酒造製造に関する営業許可が下りたばかりのブルワリーです。開業は12月の予定。
どんなブルワリーなのか、去る11月1日、代表者の鈴木祐一郎氏に聞いてきました。
【鈴木祐一郎氏プロフィール】
東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科を卒業
→プラント設備の会社に就職、銀河高原ビールの立ち上げに携わる
→その後ワインのインポーターで働く
→社労士資格取得
→銀座のブルーパブ居酒屋「八蛮」立ち上げに携わる
→行政書士資格を取得
→羽田ブルワリー立ち上げ 現在に至る。
こちらは11月12日現在の画像です。
【どんなブルワリーなのか】
ここでは小規模OEM(相手先ブランドによる受託)生産を行います。
通常だとオリジナルのビールをブルワリーに生産委託した場合、一度に500~数千L程度のロットを求められるケースがありますが、ここでは150L、10L樽なら15本程度で「自分のビール」をオーダーすることができます。
基本的に製造できるのはエール(上面発酵)。また申請している年間醸造量は15KL、つまり発泡酒免許ですが、最終的には100KLまで拡大可能なキャパシティを有します。
ちなみに、OEM生産専業のため、ブルワリーに来ても飲むことはできません。そんな事情で、周辺の写真は掲載しておりません。ご了承ください。
樽も到着(写真の樽は5ガロン(19L))。ここにあなたのビールが詰められて届けられます。
【システム】
基本的には会員制ですが、1回のみの醸造もOKです。
※会員制の場合:入会金・保証金・年会費が必要
1回のみの醸造の場合:委託醸造コンサルタント料・保証金が必要
一定額で醸造+数本分の保管スペースが提供されます。決まった本数以上保管したい場合はエクストラチャージが発生します。
原料は基本的にブルワリーが用意します。特殊な原料を使用する場合は要打ち合わせ。
【メリットとこんな使い方】
①設備コスト0で小規模製造→将来的なブルワリー設立に向けてレシピ研究に?
②許認可が不要→思い立ったら即できる!
③保管スペースあり→店内保管スペースのない店舗でもオリジナルビールが!
鈴木氏、自分でペンキも塗ります。
【スケジュール】
12月を目標に開業準備中。早ければ1月に1回目の製品をリリースできるのではないでしょうか。
詳しくは、直接相談してみてください。早ければ年明けに、あなただけのビールがあなたのパブに!いや、好きな方なら、あなただけのマイホーム・マイタップ・オリジナルビールが!
※1日2Lを2か月半飲み続けることによって消化することができます。
羽田ブルワリー
〒146-0095 東京都大田区多摩川1-23-12
TEL 03-6410-2653
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。