大人の社会科見学 サントリー武蔵野ビール工場
とある秋晴れの日に、
都内唯一のビール工場であるサントリーの武蔵野ビール工場に行ってきました。
目的はもちろん、注ぎたてのビールを飲むこと!
「大人の社会科見学」に胸が高鳴ります。
見学は年末年始や工場休業日をのぞく毎日開催。
60分の見学コースの最後にビールの試飲が3杯ついて無料とは、大人の社会科見学って素晴らしい!
予約をしておくのが理想ですが、空きがあれば当日でも参加できます。
武蔵野工場がある府中市矢崎町までは、南武線・武蔵野線「府中本町駅」から徒歩12分ほど。
無料シャトルバスは、京王線・南武線の「分倍河原駅」の南ロータリーから30分毎に出ています。
無精者の私は迷わずシャトルバスを利用しました。
10分ほどで到着。
受付で名前を告げ、人数がそろえば見学ツアーの始まりです。
見学は、案内係の説明もと進んでいきます。
巨大スクリーンで工場の概要を見てから、原料の展示コーナーへ。
ビールづくりに欠かせない水、麦芽、ホップがディスプレイされています。
麦芽をかじったり、ホップの香りをかいだりと、原料を体感していきます。
続いて、工程を見学していきます。
稼働しているアツアツの釜をのぞきこんだり
以前使用されていた貯酒タンクの中を通ってその大きさを実感したり
最後に、環境負荷を低減するための取り組みなども紹介されていました。
ビールは約9割が水。サントリービールは天然水100%です。
武蔵野ビール工場で使われる水も、関東山地の山々に由来する良質な深層地下水。
サントリーは安全で美味しい水を未来に残すために、水を育む森を育てる活動も行っています。
ビールから、環境問題まで考えさせてくれるとは思ってもみませんでした。
さて、40分間の見学にあとは広いホールに移動して、お待ちかねの試飲タイムです。
注ぎたてのザ・プレミア・モルツで乾杯。
黄金色に輝く液体にたっぷり盛り上がった泡。見るからに美味しそう。
口に含めば麦の旨味とホップの苦味がいっぱいに広がり、心地よい余韻が長く舌の上にとどまります。
これは美味しい!!
アッという間にグラスが空になってしまいました!
何杯でも飲めちゃいそう。
自宅で飲むザ・プレミアム・モルツも美味しいのですが、工場で飲むのはまた一味もふた味も違います。
ビール大国ドイツには「ビールは醸造所の煙突の影が落ちる範囲で飲め」という諺があるとおり、工場で飲むビールが一番美味しいのです!
この日は運よく期間限定ビールも試飲することができました。
「武蔵野ミニブルワリー限定醸造ビール 無濾過仕立て」です。
しっかりとした麦の旨みが感じられ、その奥からホップの華やかな香りと苦みが幾重にも押し寄せる深みのある味。
うん、これも美味い!! 通常メニューに加えてほしい!
武蔵野ビール工場には、他の工場にはないミニブルワリーが併設されており個性的なビールも造られています。この無濾過仕立てもそのひとつ。
数量限定で飲めるお店もあるも都内にあります。
より詳しくビールを知りたい方には金土日曜と祝日に開催されている「ザ・プレミアム・モルツ講座」がお勧め。
つくり手たちの熱い思いや、自宅で美味しく注ぐ方法、ビールに合うおつまみ等々を知れば
ますます好きになりそうです。
お勉強ができて美味しいビールも飲めちゃう武蔵野ビール工場。
次のお休みはお友達を誘って大人の社会科見学はいかがでしょうか?
工場のメンテナンスのためにお休みすることもあるので
開催カレンダーをWebページでご確認ください。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。